見出し画像

他人との約束は生きる上でのエネルギー

近頃、自分が学生である夢を見る。今日見た夢はおそらく我中学生であった。昼休み、図書館に本を返しに行き、授業開始のチャイムが鳴る寸前に図書館を後にする所までの夢だった。今日の夢は初めて見た内容の夢であったが、週末やテスト前の課題に追われるといった趣旨の夢は、3日に1回は見ている。

夢占いのサイトをチェックして、自分自身の深層心理を測ろうとはしてはいない。しかし思うに、おそらく私は、何かの期限や人との約束を求めているのであろう。図書館の夢も宿題の夢もそこには、返却、提出という対人の期限、約束が絡んでいる。また学生という身分で、こう言った期限、約束が絡んだ夢を見たのは、「人生で大人に縛られている時しか期限や約束を守ったことがないから」なのだと思う。

大人になればなるほど、自由が増える。もちろん結婚して家族を持つとまた減るのだろうけど。自分で判断、行動することが求められるようになって、期限や約束と言うものに出会っていない気がする。出会っていたとしても、その出会いを無視していたと思う。

最近は、締め切りがある仕事をしている中で、久々に他人と約束をして、それを遂行しようとした結果、自分自身が充実している気分を味わった。久々の感覚であった。

結局、なにか縛るものがないと人間は生きている心地がしないのだろう、と思った。

大多数の人間にとって縛るものとは組織であったり、家族であったり、または恋人であったり、何らかの束縛をうけて、人生に必要な選択肢を削って判断を行っているのだろう。

他人との関わりの中で、人間性は形成されるということを思い知らされた気がした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?