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競争心がなくても、足が速くなる方法を教えよう。

小学生の子供たちが、今日から二人ともお弁当を持って学校に行きました。下の子は小一。上の子出産から苦節9年、いろんなところに子供たちを預けながらフンフン鼻息荒くやってきましたが、ようやく堂々と!義務教育ですから!というかんじで8時間くらい子供と別々の時間ができます。嬉しすぎるう・・・。

専業主婦からフリーランス主婦として歩んだ託児の歴史はまたにして、今日は唐突に足が速くなる方法を書こうと思います。


まず、私は足が遅い未就学児でした。そして競争心が足りないので、小学校に入っても低学年のうちはマラソン大会も徒競走も真ん中の位置をキープしていました。キープしようとしていたのではなく、運動能力としては平均的な子供だったのでしょう。今も昔も、私は「1位になりたい」なんて思ったことはなく、でも1位になってしまうこともあるのですがそんな時は「ふーんそうかあ」とあまり感動がありません。それは謎の努力がもたらしたもので、やはり私にとってはプロセスだけが全てなので結果はどうでもいいことなのです。結果を求めてしまうと「1位にならないと誰かが困る」とストレスが付きまとい、精神的に死にます。ええ、何度か死んでいます。子供の頃の自分にとって、心から自分を楽しめる時間が走ったり跳んだりする時間だったのだとおもいます。誰かのためではなく、自分のための数少ない時間。
どうか、身の回りのお子さんが足が速くなってしまったとしても期待をかけないであげてくださいませね。努力と能力の掛け算がうまくいけば、期待を口に出さずとも勝手に伸びていきます。口に出した途端、伸びなくなる子もおりますわよ。

さてさてそんな競争心のない私が、中学生の時には学校で一番速い短・長距離走者となり、そして中距離では200m走柏市女子6位(微妙!)となったのですが、なぜそれが可能となったか、その凄すぎるトレーニング方法について、ここまで辛抱強く読んでくださったあなたにだけ特別にお教えします。


小学校中学年の頃のトレーニング?
・脳内縄跳び選手権を開催
(放課後を家族に管理されていたため、遊ぶ友達がいなかったので一人きりで過ごす。寂しいので脳内にて縄跳び全国大会を開催。見えないライバルと二重跳び連続記録更新を競い合う。めっちゃ跳べるようになる)
・脳内グランパドシャ全国大会
(モダンバレエ を3歳から11年間習っていました。本部の先生に「跳ぶ力があるねえ」と褒められたのが嬉しくて、脳内全国大会をこちらも開催。駐車場をとにかく跳び回っていた。採点基準は謎だけど、高さと美しさ??)

小学校高学年の頃のトレーニング
・ちゃんと腿上げ
(毎日あれだけ跳び回っていたらさすがに嫌でも跳躍力がついてきてしまったので、小学校の陸上クラブの先生に走り幅跳びに誘われる。市内大会の記録は大したことなかったと思うが、練習の腿上げが好きすぎて家でも腿上げをしまくる。)
・妙な自信
(流石にどう考えても鍛えまくっているので、校内マラソン大会の順位がぐんぐん上がる。上位入賞が当たり前になってくると「私は足が速くないとは言えないのでは」という天邪鬼ならではの遠回しな自信を得る)

中学生の頃のトレーニング 
・走る際のフォーム研究
(中学校では陸上部に所属。毎日跳びまくってた私に、他にできることは無かった。最初は短距離選手だった。「フォームが大事では?」(バレエやってたからだろう)と思い、フォームの研究のため部室にあった月刊陸上バックナンバーを読み漁る。今だったら気軽に動画が撮れるから、自分のフォームも撮影できていいかもね・・・私が中学生だった800年くらい前にはまだ学生個人でビデオも持てなかったので、鏡に写しながらひたすら美しいフォームの研究。)
・とにかく走りこむ。1日10キロ走れば速くなる
(途中から駅伝部にも入ることになってしまった。これは実は本意でなかった。というのもやっぱり競争が苦手なので「頑張ったら、結果として勝てたよー⭐︎」というものじゃなくなってしまう。みんなのために勝つために頑張らなくてはいけないというのがちょっと苦しかった。これはリレーにも言えたことなんだが。放課後まずは短距離の練習を合計3キロ分くらいやって、部活終了後各部から集まったなんか長距離が速い人たちで駅伝の練習。ここで7キロくらい毎日走る。くたくた)

中学生2年生の時あたりから「顧問の権威のために」走るプレッシャーを感じたり、「学校の順位のために」走らなければならない機会が増えてきて、少女時代の走って跳んで身も心も解き放たれた時間は終わりました。こういうプレッシャーを原動力に変えられる人というのが、競争できる人なんだと思います。私は競争社会に悉く向いていない。今思うと私は全くそういう人間だわ。三つ子の魂百まで。

というわけで、競争心のない人間でも学校で1番速くなるためのトレーニングを紹介しました!では

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