1.5か月を費やして昇級面談を受けた話

文章力がアレなので意味わからなかったらごめんなさい。
へーこういうのがあるんだなあくらいに思ってもらえたら良いと思います。

要約

昇級面談受けた。
めっちゃ辛かった。

前提

自分について

・情報系院卒
・国内大手SIer入社4年目
・入社以降ずっと客先常駐
・現場の人みんなつよつよえんじにゃー
・アジャイルとかAWSとかそんな感じのクソデカプロダクト作ってる
・業務自体は結構楽しめてて不満はない

弊社の階級制度について

・全従業員に階級が割り当てられており、各階級によって求められる能力や給料が決まっている
・毎年昇級面談があり、合格すると階級が上がる
・業務実績で昇級候補者が決まり、本人に通達が来る
・候補者は与えられた課題に沿って発表内容を考え幹部社員数名の前で発表
・合否は幹部社員が決める

経緯

今年度、自分が昇級候補者に選ばれた旨の通達を受けた。

正直給料が増えることには興味はなかったけど、
・昇級面談ってのがどういうものなのかという興味
・昇級面談を経験することで何か得られるものがあるかもという期待
があったので受けることにした。

前述の通り、課題が与えられた。
課題の内容はざっくりいうとこんな感じ。

業務における何かしらの問題をテーマに定め、
その問題を解決する施策を提案せよ。

この時点ですでに抽象的で、自分に何が求められているのか分からなかったが、とりあえず今の業務で抱えている問題を取り上げることにした。

業務はアジャイル開発なのでスプリントごとに振り返りをしているわけで、問題点の指摘や具体的な施策の提案には慣れていたので淡々と進めていった。

ここから上司や幹部社員とのレビューを何度も繰り返すことになるが長くなるので割愛。

体力と精神力を削りながらもなんとか資料を完成させ発表、一応合格することはできた。

昇級面談を終えて

完走した感想
昇級面談ってどこの企業でもやってるものなの…?
めちゃくちゃ辛かったけど弊社の皆さんはこれを乗り越えてきたの…?
弊社はこの昇級面談をどういう目的で導入してるの…?

得られたもの・失ったもの一覧

得られたもの

・昇級面談の経験
・論理的思考力
・来年以降しばらく昇級面談をやらなくてよい権利
・忍耐力
・給料
・残業時間
・疲労

失ったもの

・体力
・精神力
・集中力
・休日

一応自分にとって得られたものはあるけれど、それよりも失ったもの(と本当は得たくなかったもの)が大きすぎて割に合わないと感じた。
ちなみに、増えた給料は大したことなかった。

何がダメだったか

いくつかダメだと感じたところはあったが、結局のところ課題が抽象的過ぎたのが一番ダメだった。

最終的に判明した求められていたことも含め、実際の課題を書くと次のようになる。

「顧客の抱える問題を解決する施策を解決する施策を、弊社から提案する幹部社員から承認を得る」というシチュエーションを想定し、今後の市場の動向を踏まえて顧客・弊社双方にメリットのある斬新なアイデアを発表せよ。

昇級面談の実態は、顧客提案の承認を得る社内会議のシミュレーションだったのだ。

いやわかるか!!!最初からそう言っとけ!!!!!

もちろん、たった1.5か月で完璧な内容を一人で準備できるわけがない、というのは想定されている。なので実際にはもう少しハードルは低かったのだが、それにしたって不親切じゃないですかね。
レビュー時には、まるでこの課題内容はすでに把握してるでしょ?と言わんばかりにダメ出しを食らい続けることになった。
自分からの視点だと結構不誠実だと感じたし、不信感が募ることになったた。

もしかすると、課題の要件定義を行うところからすでに課題は始まっていたのだろうか。

昇級面談の目的

この昇級面談によって弊社はどういうメンバーを優秀であると判断しているか、改めて実感した。

まあ当然リーダー層ですよね。

それは分かる。リーダー層は貴重な人材だと思う。
ただ、納得いかないのは「リーダーに向いていない人の評価の仕組みが皆無」であるということである。これは古い体質の大手SIerにありがちだと思うが、多様性だとかES向上だとかいろいろ言ってる割には一向に評価指標の変化はないので「そういうとこやぞ」と思ってしまう。

なお、この点に関しては社員側から意見が上がっているのをさんざん目撃している。自分の入社前から言われていることらしい。

終わりに

全体を通してネガティブな内容(これでもほんの一部)にはなったが、ここには書いてないことも含めて、まあ一応ためになることもあったのでそれは普通に活用していきたい。何も得られなかったって後悔するよりかは、無理にでも得られたものをひねり出して今後に生かしていった方が自分のためになりますしね。

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