「TAKEOFF〜ライト三兄弟〜」の好きポイントを語りたい

小林賢太郎さんの舞台作品「TAKEOFF~ライト三兄弟~」を自分なりに語りたい。YouTubeの動画貼っておきます。是非観てから読んでいただければと思います。

「TAKEOFF〜ライト三兄弟〜」


役と演者

オリベ(久ヶ沢 徹)
シノダ(小林 賢太郎)
アビル(辻本 耕志)


あらすじ

1人で自分探しの旅に出たアビルは、寝床を求め飛行機が見えるビルの屋上へ。そこで偶然飛行機オタクのシノダと、大工のオリベに出会う。アビルはオリベに世話になり、一緒に学校の解体現場を手伝いに行った。
ライト兄弟の幻の図面かもしれない物を手に入れた2人は、シノダをオリベの倉庫に呼び出す。シノダは2人をバカにするが、2人は何とか説得し、図面の飛行機をつくることに。見事ライト三兄弟は結成された。幻の図面を元に、ライトフライヤーをつくる3人。果たしてライトフライヤーは完成するのか?


※ここから先は感想とネタバレです。


これはもう、感動以外の言葉が出てこない。しかし、仲がいいだけではない。人間味溢れる舞台だ。
シノダは旅行会社に務めていたが、クビになった。夢は世界一周旅行。それを叶えるためには、大量の資金が必要だ。ある日、ライトフライヤーを売ろうと思っていたシノダに、アビルが怒り奮闘し3人に亀裂が走る。
最年少アビルを演じる、辻本さんの怒りの演技。もう、これ以上無いくらい怒って怒って、暴れる。演技なのに本心から怒っているように見えて、演技泣きなのに、本心から泣いているように見えて、震える。ふざける所はふざけまくって。全部、演技に見えないのだ。
シノダを演じる賢太郎さんは泣いていて、1秒1秒の演技が全部綺麗に見える。

あのシーン、何度観ても毎回泣ける。最強。賢太郎さんの舞台作品の中でも1番好きなんです。何が好きって、その裏切りがバレてアビルに怒られるシノダが。怒ってるアビルが。
最高です。あのアビル。そこに仲介役として入ってくるオリベが、登場時にふざける。抜かりないな〜キャラが立ってるな〜!最高の演技。

いや〜いいですよね。最高の作品。


喧嘩をした次の日の朝、最終的に無事飛行機は飛びます。3人の中で1番体重の軽いアビルが操縦役となり、海に向かってテイクオフします。最高。舞台に構える巨大な飛行機。顔はないけど、かっこいい顔してる。嬉しそう。

旅人のアビルは清々しくみえるし、勇ましくもみえる。覚悟が決まったような、そんな感じ。シノダも飛行機を売ろうとしていたが、そんな考えはどっかに吹き飛び、ライト三兄弟の一員として胸を張って、とても大きな存在に感じる。オリベはオリベでくだらない事を喋ってるけど、それはそれで、ちょうどよく感じる。バランスめちゃめちゃいいですよね。

長々と書いちゃったし、まとまってないですけど、言いたいことは言えた気がします。好きすぎて何時間でも話せる。生で見たかったな〜。2007年。まだ6歳。6歳か〜〜〜!もっとはやく産まれたかった。関係ないか。

次は何について書こうかな〜。

……決めた。『ノケモノノケモノ』にします。ではまたどこかで。

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