嘔吐に対する恐怖


生々しい話なのでご飯中の方などは自己責任でお願いします.

体調不良による嘔吐はまだ許せる.酒飲みの生産物としての吐瀉物がとにかく許せない,そんな思いで日々過ごしている大学生の嘔吐に対する掃き溜めです.体調不良に対する嘔吐は仕方ないと思っているし,嘔吐を一括りにしてdisっているわけではないのでご了解ください.

嘔吐・吐瀉物が怖い

私はとにかく嘔吐に対して敏感だ.
周りにも公言している.「とにかく嘔吐が怖いです」「夜の電車が怖いので飲み会は早めに帰ります」などと.2次会も殆ど行かず帰宅するので「ノリが悪い」と友人に言われたことも複数回あるが,吐瀉物との遭遇率を減らすことに全力を注いでいるこちらとしてはそれどころではない.世の中「華金」という言葉があるが,私からしたら「ゲロ金」である.
大学の進路も一瞬医学部を考えたこともあったが,ゲロが脳裏を横切りその考えは一瞬にして消え去った.

吐くのが怖い

そもそも吐くことがとても苦手だ.例えば病気の時に吐きそうになっても「吐きたいけど怖くて吐けない」と自分の中でストッパーがかかってしまう.「吐いたら楽になる」というのは過去の経験から百も承知だが,とにかく吐けない.結局,背中をさすってもらってようやく,号泣しながら目を瞑って袋ないしはトイレに吐く.
そして,自分が吐いたものを見ることができない.
袋に吐いたら,その袋の中を見ることなく,その場で見守ってくれた人たちに「捨ててほしい」と言って渡す.
トイレだったら,目を瞑ったまま蓋を閉めてそのまま流す.とてもじゃないけど掃除はできない.
数秒前まで自分の身体の一部だった吐瀉物を見ることもできず,処理を他の人にお願いしてしまう.大人としてどうなんだ…


他人の嘔吐現場(現在進行形)

他人が吐いている現場なんてもってのほかだ.袋に吐いているのは1000歩譲って良いとして,飲酒による場ゲロ,アレだけは許せない.遭遇した回数こそは両手に数える程度だが,動悸が止まらなくなってしまうし,足がすくんで歩けなくなり,その場で目と耳を塞ぎ息を止めてしゃがみ込んでしまう.
飲み会があって,飲むことがわかっているならば,せめて袋を持ってきてくれ〜,と切実に思ってしまう.

他人の嘔吐現場(過去形)

日常生活で一番遭遇するのがこれ.道端,駅のホーム.地獄だ.
飲み会があって,飲むことがわかっているならば,せめて(以下略)と思ってしまう.(勿論,公共の場のゲロが100%酒飲みによる生産物ではないことくらいわかっている)
夜に電車に乗る時は「ゲロと遭遇する覚悟」を持つ.
「乗る車両にゲロが落ちてませんように」と祈り,電車に足を踏み入れ,吐瀉物が落ちてないか・酔っ払って顔が白い人がいないか,など,見える範囲で念入りに確認してから座る.
電車を降りて改札に向かう時も下を見ながら「ゲロ踏みませんように」と祈って歩く.

吐瀉物があんな見た目じゃなくて,マシュマロみたいに可愛かったらな!!て人生何度思ったことか.

なんでそんなに拒絶するのか

決定的な出来事があったわけではない.
そもそもゲロにプラスの感情を抱いている人なんて相当マイナーだと思うが,友人と話す限り「ゲロは嫌だけど,そこまで拒絶するほどではない/仕方ないものだ」という人も一定数いそうだ.
私も昔は「ゲロ嫌だけど拒絶するほどではない」という感じだった記憶がある.体調を崩すととにかく吐く体質だったからだろうか…?
でも,気づいたら拒絶するようになっていた.高校1,2年くらいの時だろうか.

吐瀉物を避けるためにやっていること

その場しのぎにはなってしまうが,それなりに対策をしている.そのおかげでゲロを見る機会も,以前は週1だったものが月に2,3くらいに減った.(繁華街の近くに住んでいるため,他の人より目撃頻度が高いかも)

電車・駅では

  • 多少遠回りでも利用者の少ない路線に乗る

  • ターミナル駅での乗り換えは避ける

  • 山手線はなるべく避ける

  • 車内ではとにかく終始うるさい曲を大音量で聴く

  • 座る時は,本を読んでいる人,PCいじっている人の近くに

  • 座っている時に前に人が立ったら,顔色,匂い,足取りチェック

  • 万が一トイレに行きたくなったら,絶対に蓋が開いてるトイレに行く

  • とにかく22時までに電車から降りる

道では

  • 音楽は大音量で聴く

  • 繁華街はなるべく通らない

  • 草むらの方に目線はやらない

  • 前に千鳥足がいたら走って抜かす

結論

ゲロに慣れたい.自分もお酒で失敗して場ゲロしたら慣れるのだろうか.でもきっとそれは,羞恥心が許さない…
粗治療で「ゲロ吐く現場を見まくったら慣れる」というのもあるかもしれないが,当然そんな覚悟はない.
ゲロとの戦い,まだまだ続く!!







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