見出し画像

『いきなり1on1』で仕事の悩みを解決してもらった話

ちまたで大流行中の『いきなり1on1』というものをご存じだろうか。https://engineers.connpass.com/
エンジニアの登壇を応援する会(以下ELT)という、とても素晴らしく尊い感じのコミュニティーがあり、このコミュニティーが管理しているslack上では、日々エンジニアの方々を中心に様々な情報交換、エモい話、酒の話が繰り広げられている。
その中でnitt-san(@nitt-san)という方が、先月くらいに以下のような発言をした(うろ覚え)
nitt-san「1on1を社外の人とか、もっといろいろな人とやりたい」
周り「いいぞー、俺もやってくれー」
nitt-san「明日からやる!」
周り「チャーシュー麺大盛り、あとライス」
bot「痩せてから説教しろ」
nitt-san「・・・」
こんな感じで私が第8回目の1on1の対象者となったわけです。
1か月で8人とかどんなスピードだ・・

nitt-sanは私が登壇したETLのイベントに参加してくれていたり、私がスタッフをやっていた別イベントに参加されていたり、slack上で絡んでもらっていたりと交流はあったのだが、リアルで会話をしたことがないという、最近私があらゆる人とやってるネット社会のコミュニケーションのみで繋がっていた方であった。
そんなこんなで、初対面のまま、品川駅の品川スキンクリニック広告前で19時に待ち合わせ。合流後、近くのファミレスを探すことに。
最初に感じたのが、リアルでは初対面なのに、すごく話しやすい人であったこと。
私は基本コミュ障で、酒でも入らない限りちゃんと会話できないタイプの人間だが、特に問題なく、コミュニケーションが最初からとれていたと思う。
ちゃんと分析しているわけでもないのだが、nitt-sanが意図的にそういう場を作っているのだと思われる。どういう話を振るか、相手の反応はどうか、繋げるか、別の話題にするか等々。
かなりのコミュニケーションスキルを保持していると思われる。移動中に若いねーちゃんから怪しい薬(酔い防止サプリ)を受け取る等、ネタの仕込みも欠かさない。
以下1on1の内容を記載するが、私は1on1というものを恐らくちゃんと受けたことがない、記憶がない。また、これまでに実施された1on1をnitt-sanと、相手側の人たちがブログの記事等を書いているが、変な先入観をつけたくなかったので、内容を深く読み込むことはしなかった。ありのままぶつかってみることにした。

ファミレスが満員のため、移動してマクドで行うことに。通常は食事は後に回すらしいが、今回は先に食事を済ませた。
食事の終わった後、5分間で簡単なヒアリングシートを記入する。その後、それをもとにnitt-sanから記載項目についての質問、掘り下げが始まった。
話の流れとしては、趣味について、今興味のある事柄、今問題と思っていることという流れだったと思う。時間は45分間で終わらせることが目標であった。

・趣味について
私の趣味は「アウトプットと、インプットを絶えず繰り返すことです。」
つまり変な人です。といういつもの話が、nitt-sanの深堀により、なんでこれらが趣味になったのかという原点の話をした。「中高時代にPCを買い与えられてオタク街道まっしぐら」がインプット大好き人間の原点になったかもしれないということは、普段考えてもいなかったが、流れるようにこの答えが自分から出てきたように思えた。

・今興味のある事柄
「人事:働きやすい環境つくり」
この話は1on1で話す内容ではなかったように思う。なぜかというと、副業でやっているコンサルタント業務について、今後どんな方針でやっていこうかという相談をするという、悩みの解決というよりかは、課題の解決法の相談であり。私の中では1on1でやるというかは、自分でちゃんと考えろよという内容であった。ただ、今ぼんやりと考えていたことをきれいに整理して貰えた。この話が終わるころに45分が過ぎようとしていた。

・今問題と思っていること
「雇用先の会社の人々との人間関係がうまくいってない」
簡単に背景を説明すると、私は今、転職してから1年と4か月くらいになるが、現在会社にとって最も大事な取引先の、かなり重要な案件のPMチームに常駐している。
周りはメンバーは業界に10年以上いる人たちであり、担当のシステムのスペシャリストである。そんな中に、この業界自体の経験が1年しかない状態で、いわば政治的な意図もあり、それ以上に私がやりたい仕事であったために、あらゆる手を使って潜り込んだような形となっている。
当然、基礎能力、知識が不足しているため、現状雑用レベルの仕事しかできない。
このようなことは、私が選ばれた時点で雇用先としても織り込み済みであったが、雇用先の会社の中でやりたいことがいろいろあったことが常駐によりできなくなる焦り、その近辺での直属の上司の対応に対するストレス等から、上層部に噛み付き、かなり生意気なことを言いまくった結果、1年かけて作り上げた人間関係が壊れた。個人的には会社の10年先を見越しての話をしていたつもりだったが、平社員の言うことではなかった模様。
1月上旬ころには、あまりにもパワハラまがいなことをしてくるので、本気で転職を考えた時期もあった。ただ、今やっている仕事を続けたいというのが、自分にとって一番大事だと考えをまとめ、どうやって修復するかということを悩んでいた。
この話に関しても、nitt-sanはうまく前後関係や、原因について分析をしてくれた。
細かい内容は省くが結論としては
・上司への対応は現状は関係修復が不可能なため諦めて、別の人とのコミュニケーションをとること
・メールでのやり取りについては、書く前に一呼吸、送る前に一呼吸置くこと
・議事録等の文章については信頼置ける人にチェックしてもらうこと
特に、文章については、私の書く文章は、受け取る側からみると攻撃的な文章に見えるらしく、直せ直せとよく言われるのだが、直し方がわからなかった。
今回の1on1を終えて、今考えていることは、そもそも文章というものに対する興味が薄い。自分が理系脳だと思っているとかの言い訳をして、ちゃんと向き合ってなかったように思える。
この話が終わった時点で88分ほどの時間が経過していた。先にこっちの相談をすべきだったねとの反省点が出た。

全体の感想として、nitt-sanの話を聞きだす力、まとめる力というものが非常に高い。初対面で会った時からそれができる。また、毎回の1on1の結果を分析して、課題、解決法を考えて実践をしている。特にすごいと思ったのが、グラフィックレコーディングの本を購入し、マーカーを用意し実践をしており、第一回からまとめたものを見せてもらったが、今回のものが一番見やすかったと感じたことである。向上心を持って、常に前進を続ける姿勢は見習おうと思った。
逆に、時間配分は苦手なのかもしれない。私みたいな頭の中がぐちゃぐちゃな人間に対してタイムマネジメントしろということのほうが酷な気もするが、どこかで、時間は気にしなくてもいいと考えているのかなと思ってしまう節があった。もしくは、2セットと考えて、45分、45分と分けていたのかもしれない。
1on1というものは、非常に難しいものである。明確な解答がない。人に対して対応を変えなくてはいけない。
そんな中で、いろいろな人との場数を踏んで幅を広げるという手段は正解のように思える。
もっといろんな人との1on1を重ねて、その内容、課題、解決法等のアウトプットをしていってほしいなと思いました。
それを、いろいろな人が見て、1on1という文化がもっと多くの会社に広がってほしい。結局会社は人で作られているから人を大事にしない会社は成長しない。私もその技術を学びたい。

長々と駄文を書きましたが、nitt-san 本当に、ありがとうございました。
悩んでいたことが結果として、整理され、前向きに考えられるようになったように思います。
また、数か月後に1on1をしてもらい、この1on1の結果どう変わったかを報告できればなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?