ダルコガイド

2024年7月11日 13:21

やあ。
今回は僕のメインキャラのダルコのガイドです。最近はちょっと落ち込み気味な彼ですが使っていて楽しいのともっと使用者が増えて欲しいので簡単なダルコの解説をつくります。
筆者はダイヤモンドの一般プレイヤーですので、入門程度に参考にしてください。
なお、ステータス、スキル数値に関しては執筆当時のver.1.25のものです。

はじめに

ダルコは敵実験体のステータスを盗みながら戦うという特徴を持った実験体です。
敵のステータスを下げながら自分のステータスは上昇させる、キャラクター性にとても似合った能力を持っています。ですがそれに反してプレイ自体はとてもシンプルで、比較的扱いやすいキャラクターになっています。
役割としては豊富なCC能力で敵陣を荒らしながら割合ダメージで体力を削っていくブロウラーになるでしょう。
また、象徴ともいえるRのスキルでイニシエーターにもフィニッシャーにもなりえます。
スキルのコンボよりは、戦闘のチャンスを窺ったり状況判断が求められる実験体です。

スキルセット

Ｑ：高利貸し

ダルコが敵実験体に向かって移動する時、2秒間移動速度が15%増加します。

ダルコの次の基本攻撃は20/40/60/80/100(＋攻撃力の45%)(＋対象の最大体力の1%/2%/3%/4%/5%)の追加スキルダメージを与えて5秒間刻印を残します。刻印が残った対象にこのスキルを再び使用すると、ダメージ量が10%/20%/30%/40%/50%増加します。

W：徴収

ダルコが50/75/100/125/150(＋攻撃力の40%)のダメージを吸収するシールドを獲得し、1秒間周りにいる敵実験体たちの移動速度を20%/22.5%/25%/27.5%/30%減少させます。
敵中させた敵実験体1人あたり最大体力の6%のシールドを追加で獲得し、3秒間敵の攻撃力を1/2/3/4/5盗みます。

E：取り立て

ダルコが突進してはジャンプし、地面を強く踏みつけて敵に80/130/180/230/280(＋攻撃力の85%)のスキルダメージを与えて0.5秒間空中に浮かせます。

R：強制執行

ダルコが敵の胸ぐらを掴んで制圧し、そのまま引きずって行った後、地面に投げつけます。
この時、周りにいる敵に75/150/225(攻撃力の40%)(捕まえた対象の最大体力の25%)のスキルダメージを与えて0.5秒間移動速度を80%減少させます。

T：差押

ダルコの基本攻撃は4秒間対象の防御力を4%/7%/10%盗み取ります。

D：フルスイング

前方すべての敵に110/220/330(＋追加攻撃力の150%)(スキル増幅の70%)のスキルダメージを与え、4mノックバックさせます。ノックバックされた敵が壁にぶつかった場合、0.8秒間気絶します。

スキル解説

Q：高利貸し

ダルコのダメージソース。次のAAが強化される。
対象の最大体力の割合ダメージが与えられるので、どんな相手にも一定数の火力が保証されている。
マーカスQのように、使用してから少しの間敵実験体に向かう速度が上がるため、ローヘルスの敵を追ったり、早めに戦闘を仕掛けたいときに有効。
ボットの頭当たりについているとげとげマークのようなものが刻印でこれが残っている対象にもういちどQのAAをするとダメージがさらに上がる。
通常のAAの後にQを入れるとモーションキャンセルが出来るのでAA→Qと使うとテンポが良い。

W：徴収

ダルコの耐久力を支えるスキルのひとつ。MSダウン＋シールド獲得＋APスティールと効果てんこ盛り。
敵陣に突っ込む際に耐久力を確保したり、AAが届きそうで届かない相手をチェイスしているときにスロウをかけたり、1vs1を仕掛ける時に相手のステータスを下げたりと地味なモーションとは裏腹にとても汎用性が高い。
最大4人分までシールド獲得と攻撃力を盗むことが出来ることも重要。
ABCの戦闘になった時などは、最大体力の24%のシールドを獲得しつつAPを20アップというトンデモスキルになる。
他のスキル中にも発動できるので、後述するコンボも含めて出来る限り多くの実験体が周りにいる状況で使用したい。

E：取り立て

移動兼CCスキル。壁抜け可能。
ダルコのメイン機動力。前方に少し進んでかかと落としをし、かかと落としにヒットした敵は短い時間エアボーン状態になる。
このエアボーンをした状態から様々なコンボへつなげられるので絶対に当てたいスキル。敵チーム3人にヒットさせられればＷで3人分のシールドとステータスを獲得できるし、Rをほぼ確実に決めることが出来る。壁際で使えばDの気絶も狙える。
こう記述すると最強スキルのように思えるが、やや移動距離が短いこと、着地後に若干スキがあること、戦術スキルをブリンクにしていない場合これ以外移動スキルがないこと、ややクールダウンが長いこと、と考慮しなければならない要素も多い。
それでも充分強いスキルなので状況を見極めて上手く使っていきたい。

R：強制執行

ダルコを象徴するド迫力のアルティメットスキル。
対象を制圧状態にし、掴んだ方向へ加速しながら地面へ叩きつけ、ダメージを発生させる。ちなみに、引きずっている最中に壁にぶつかると即時ダメージが発生する。
スキルの係数自体はそこそこだが、捕まえた対象の最大体力の25%ダメージがミソである。
わかりやすい例だと、高体力のタンクを掴み、後衛のADCやマークスマンにのいるエリアで叩きつけると大きな被害を生み出せる。上手く決められればそれだけでファイトに勝利したり、逆転することもできるロマンスキル。
チームファイトで見るのであれば前述したタンクを後衛に投げつけるのが理想だが、大きく移動することを利用して後衛を掴んでタイマンを強要することも可能。使い方ひとつで戦況が大きく変わるのでチームに被害を出すのか、1人を確実に落とし切るかを慎重に判断したい。
また、このスキルはCC無効の対象に使用するとモーションだけ発生し、ダメージがないままダルコが虚無を叩きつける。
ヒョヌWやアロンソTなどの状態でRを使用すると悲しいことになるので、これらのスキル持ちに対してはRを使わないか効果が終了、ないしは効果発動前に確実に決めたい。
一応逃げにも使えなくはない。

T：差押

AAが防御力を盗むパッシブスキル。シンプルながらとても強い。
タンクに入れて耐久を奪ってもよし、キャリーにいれて瞬殺してもよし。

D：フルスイング

バットの武器スキル。
ヒットした対象を大きく突き飛ばし、壁に当たると気絶を付与する。EやRのあとに使用してCCチェインをしたり、甘えた位置にいるマークスマンにブリンクDで一気に仕留めたり、味方を守るために敵を追い払うなど便利なスキル。

立ち回り

基本的な動き

まず、ここから先の内容は筆者の主観も混じっていることをご了承ください。

ダルコは敵のステータスを盗むのと、本人の硬さも相まって敵陣に飛び込んで場を荒らすキャラクターのように見えますが、脳死で敵陣に突っ込んでもあっさりフルフォーカスされて死にます。
よくすぐ敵陣にEWで飛び込むダルコがいますが、あれをしていいのはもっとタンキーなやつだけです。やめましょう。

話を戻して、ダルコを使う上で意識したいことが大きく3つあります。

1.実験体にAAを入れてデバフを入れつつ自分の耐久力を上げてから戦闘すること

2.敵チームの実験体誰かが倒せるラインになったらすぐに飛び込める距離感にいること

3.Rをどのタイミング、どの対象に使用するか

ひとつずつ解説していきます。

1.実験体にAAを入れてデバフを入れつつ自分の耐久力を上げてから戦闘すること

ダルコのT、基本攻撃が相手の防御力を盗むという効果を覚えていますでしょうか。この効果、地味ながらもとても大切でこれを誰に入れるかでダルコの耐久力、ひいてはチームのダメージが変わってきます。
ここで大事なのは盗むというところです。ただ自分の防御力を上げるだけではなく、相手の防御力を下げる効果もあるわけです。
なので理想としては、相手チームの一番防御力が高い実験体の防御力を下げながら自分のステータスを一時的に伸ばすということになります。
終盤のキャラクターの防御力は付与効果を除けばおおよそ110~140辺りになるので、大体11～14当たり防御力を盗むことが出来ます。10の防御力はそれなりに大きな差になるので、ダルコのこのパッシブを如何に美味しい奴から奪えるか、というのも大事になってくるわけです。
また、耐久力を上げるのも大事ですが、元々身体が脆い奴をさらに脆くして速攻で倒すという運用もできます。マークスマンなどに奇襲出来た時はこの効果を実感できると思います。それくらい防御力10の差は大きいです。

2.敵チームの実験体誰かが倒せるラインになったらすぐに飛び込める距離感にいること

昨今のエターナルリターンはとにかく1ピック、誰かを落とすことが大切になっています。
にらみ合いの時点で互いのチームのキャリーがフロントを8割消し飛ばしているのはザラです。そんな大火力時代のエタリタで、その残りを削り切ることもとても大切です。
ダルコはそんな残りを削り切る力も高い。Qの割合ダメージ、Rの確実性、この2つを活かす為に、Eやブリンクを駆使して削られた対象をすぐ倒しにむかえる位置取りも重要です。
自分が2レンジのチームとかだとこの意識を持つことが大切になってきますね。チェイス性能も高いのでちょっと奥に逃げられても、Qの加速やWのスロウも組み合わせて自慢の耐久力で耐えながら仕留めにいくのもいいでしょう。勿論無理は禁物、1↔1交換はよっぽどのことがない限り負けですからね。
もちろん、敵と戦いながらHP状況を見てバックラインとの距離を調整するのは難しいです。ぼくもあんまできません。
なので、この意識は睨みあい中などに意識してみましょう。最初はハイド気味でもいいと思います。

3.Rをどのタイミング、どの対象に使用するか

正直一番大事なことです。
ダルコのRは戦況を大きく左右するスキルで、これひとつでひっくり返ることも決めることも可能です。
解説でも記述しましたが、ダルコのRは高耐久を後衛に投げて相手チームに被害をもたらすと後衛を連れ去って確実にしばくのふたつの使い方があります。
前者は全滅を狙うことが出来るパーフェクトなプレイですが、そこまできれいに決められる状況がなかなか難しい。
なので、基本的には後者の動きをすることが多いと思います。ダルコのスキルはわかりやすいので野良も結構意識してくれます。「あ、ダルコ、こっちに脆いやつ持ってきた」って思ってフォーカスしてくれたりします。

後衛をしばくの一例。ただ、この数秒前にバイクで突っ込んできたマグヌスがもう9割持っていかれているのが今の火力を物語ってる。

野良で遊ぶ場合には、チーム全体にダメージを与えることより、確実にひとりしばくためにRを使いましょう。勿論、ケースバイケースにはなってしまいますがそれでも、ダルコがひとり落とすチャンスをつくる、ひとり落としにいくということはファイトに勝つためにとても重要な要素です。
ここでもう一つ大切なこと、Rをすぐに切らないということです。（上の動画は開幕切ってるって？そういうときもあるんだよ）
最大HPの25%の割合ダメージは確かに保証された火力ですが、敵の防御力、逃げスキルも考慮するとHPマックスの状態からいきなりぶち込んでも意外と対処出来てしまう事の方が多いです。R中のダルコは意外と隙だらけで、投げている最中に意外とダメージ貰って投げ終わった後が苦しい…なんて場面も出てくると思います。
なのでRはRのダメージ、R後の残っているスキルや自分の耐久状況を鑑みて倒せるラインまで削れるという時に使いましょう。
ひとりしばいて生きて帰ってこれたら勝ちです。