cEDHの世界を見学！ 《宝石の睡蓮》争奪統率者戦レポ
【前回までのあらすじ】
いろいろなカードを買い足してついに「完成」した《原初の征服者、エターリ》のデッキ。しかしプライベートが忙しく、満足にcEDH環境での練習ができずにいた。
せっかく高いカードを買ったのに使わないともったいない……「それならいっそcEDHの世界を実戦で味わおう」と、晴れる屋渋谷店で開催された 《宝石の睡蓮》争奪統率者戦に勇気を出して参加してみたのだった。
（神決定戦とかのタイトルがかかってるイベントでもないし、前日夜に見たら参加枠の在庫が少し余っていたので、養分になりに行っても問題ないと判断した）
使ったデッキはマーシレスエターリ…に、MH3のカードをいろいろ試してみたもの。
エターリをサクりながらコピーを構えられる《重複の閃光》や、土地基盤になれる上にエターリをリソースに変換できる《フレイアリーズの信奉者》あたりは相性バツグンとして、スタックスを乗り越えられる《マダラの鉤爪門》、墓地に落ちたパーマネントになれてコンボの始動に役立ちそうな《変容する森林》、エターリをサクりつつ墓地からリアニもできる《ラゾテプの採石場》などを試してみたところ。
イベント前、ぞくぞくと（たぶん）noteやツイッターで見るような実力者が集まってきて盛り上がっているので、コミュニティのつながりの強さを感じた。話してる感じから相互フォローの人っぽい人もいたけどなんか声かけるタイミングもなかった……。声かけられ待ちをするなら何か目印でも持っていけばよかった。
そして大会が始まる！晴れる屋渋谷店の狭めのスペースは猛者の雰囲気をまとうプレイヤーでいっぱいに。
※ここから実戦のレポを書くけど、ちゃんとメモしてなかったのと緊張で記憶があいまいなので違うところがあるかも。
１戦目
エターリ→ティムクラ→ログテヴェ◯
初戦から３人卓。ティムクラは事前の練習で少し見ていたが、走り屋と噂のログテヴェがどんな動きをするのか楽しみ。
このあとの試合もだけど、「大会初参加なので、『ここで止めないと全員負ける』みたいなタイミングあったら教えて下さい」と言っておいたらみなさん快く了承してくれてありがたかった。グルールだからあんまし介入できるタイミングないんだけど……ただ、抱え落ちだけは避けたいので自分から手札をさらしてでも相談するようにしておこうというのは、以前cEDH勢に話を聞いて心がけようと思っていた。
対戦相手の皆さん本当にありがとうございました。
マリガンをしていると１マリで土地土地タリスマン《ウルザの物語》で、まあ初手ウルザセットから櫃もってきて３ｔエターリか、もっとマリガンして２ｔ着地目指すかと考えていたところお店から試合開始のアナウンスがあり、ビビってキープを宣言してしまう。これはよくなかった。
《ウルザの物語》→土地タリスマンと動いたところで２ｔ目にティムクラが《むかつき》！うおお、もう動くのか！これがcEDH！と思っていると、大量ハンド獲得からギリギリ終わらずにターンがまわり、さらに次のターンにログテヴェが《むかつき》！順当に大量ハンド獲得して《死の国からの脱出》コンボに入り勝っていった。
正直何もできなかったのは悔しかったが、マリガンを日和った結果なのと、cEDHらしい《むかつき》による大量ドローが見られて面白かった。洗礼を受けたね。
試合後、ログテヴェのしもっちさん（…のはず。記事が読みやすくて愛読）から「《忍耐》、《活性の力》あたりあるといいですよ」とアドバイスをもらう。
ハンドを抱えるタイプのデッキではないのでピッチスペルは少し敬遠していたのだが、両面土地が増えたこともあって打ちやすくなったし、《死の国からの脱出》コンボに何も干渉できないのもあれだなとおもってこんど買うことにした。
２戦目
順番覚えてない…他家はダーゴジェスカ・マル砕き・あと誰かだった気がする。
この試合はギリギリまで長引いたので内容をメモする時間がなくて、詳細は覚えていないんだけど、一番勝ち目があったはずなのにプレミでのがした試合なのを覚えている。
他家がマリガンがかさんだり、ダーゴジェスカの《月の大魔道士》がマル砕きと青絡みの他家を止めていたスキにエターリを着地させ、《フレイアリーズの信奉者》がめくれて大量アドバンテージを獲得できた。
（このとき《断れない提案》がめくれたのに唱えなかった。他の呪文打ち消して宝物２つ出せたのに……これがプレミ①）
また《法務官の掌握》を初めて自分で使い、ダーゴの山から《波止場の恐喝者》を抜く。
愚かなおれ「この《波止場》があれば《帝国の徴募兵》で《ティムールの剣歯虎》もってきてループや！この試合もろたで！！！」
これが本当に、あまりにも愚かなプレミで、まず《帝国の徴募兵》で《ティムールの剣歯虎》を持ってくることはできないし、他プレイヤーの《波止場の恐喝者》は《剣歯虎》で戻したらオーナーの手札に帰るのでループができない。これがプレミ②③。完全にお粗末だった。大人しくアドバイスに従ってくぎだいを抜けばよかった。
その後もギリギリゲームが続き、エターリから《イーオスのレンジャー長》を手に入れる。
愚かなおれ「マナも十分、《レインジャー長》も生きてターンが帰ってきた！ここは《イコリアへの侵攻》X=５で《山賊の頭、梧桐》から《多勢の兜》で勝ちや！！こんどこそもろたで！！」
《梧桐》は６マナだし、そもそも人間なので《イコリア》で持ってこれない。プレミ④。もうだめ。
時間ギリギリまで試合して、マル砕きかだれかがコンボに入ってそのまま負け……。プレミしまくった上に時間を食いすぎて本当に申し訳なかった。反省。
何から何がサーチできるのかは絶対に次までに覚えておこう。
あとダーゴとジェスカがスっとでていて２１点とかいってたのヤバかったな。
《オークの弓使い》が出ると、処理デキない限りドローを咎めてくるので、あれは制限時間なんだな。
３戦目
ログテヴェ◯→マル砕き→エターリ→マル砕き
土地１だけど《睡蓮の花びら》と《森の知恵》があって、１ｔ森知恵ができるからキープ。各人がマナファクトを展開してかなり強い動きをするも、４家のマル砕きが１ｔ《波止場の恐喝者》で一気にマナを獲得、そのまま《むかつき》！ワンキルが見られるのか！？と盛り上がるも、ギリギリまで追加のマナ源をひかずむかつき死……一瞬の輝きを見た。これがcEDH……むかつきも大変なんだなあ。
その後巡目が回ってきたログテヴェがこちらも《むかつき》を打って勝っていった。すごいぜ。
４戦目
マル砕き→エターリ→ティムクラ→ティヴィット◯
以前cEDH勢に話を聞きに行ったときにいろいろ教えていただいたうめこさんと同卓。スリーブでわかるのありがたすぎる。
１ｔ《オークの木こり》→２ｔ《ドライアドの東屋》セットから即《木こり》で伐採、《宝石の睡蓮》から２ｔエターリを決めると、《金属モックス》《悪魔の教示者》《吸血の教示者》がめくれ脳汁爆発！！！……最初《吸血》→《悪魔》の順で唱えようとするとうめこさんからアドバイスいただいて順番を修正するという恥ずかしいミス。《悪魔》が《否定の力》で消され、《吸血》の効果で《食物連鎖》を積み込んでターンを返すと、その順目のティヴィットがエターリをコピーし、トップの《食物連鎖》がティヴィットのもとへ……その前に出ていた《最高工廠卿、ウルザ》と絡めて大量のマナを手に入れ《時の篩》までつながって勝ち。
エターリの悪いところがでたね……コピーまでケアすべきだったとも思ったが、「あれはティヴィットが強かった」と同卓の皆さんにフォローしていただいた。ありがとうございました。
ここまで当然のように0-4だったのでもう帰宅の構えだったのだが、なぜか１６位以内に入っていてSE進出。よくわからないがうれしい。せっかくなら勝ちたいぜ！
５戦目
マル砕き◯→ティムクラ→ログティム→エターリ
１マリしたところ土地と《喜ぶハーフリング》《宝石の睡蓮》がありキープ。１ｔハーフリングから、１マナでも伸びるカードが引ければ２ターン目に、できなくても３ｔ打ち消されないエターリだったので十分と判断。
（マナが単純に増えるカードはそれなりに当たり牌があるので、これは間違いでなかったと思う）
すると２ｔ目にマル砕きが《むかつき》！そのまま通ってしまい、なんやかんやコンボして勝ってた。だいたい毎回むかつきが通ってからの記憶がない……。
３ｔエターリはさすがに悠長だったか。ティムクラがいたので誰かが走ったら止めてくれるかなーとかボンヤリしていたが、よく考えたらティムクラも７枚キープしていたので２キルの構えなのだった。
マル砕きの人（ここまでマル砕きに３人あたっている…人気だな）から《災難の輪》というカードを紹介してもらって、帰りに買った。
総括：cEDH楽しいぞ！！
正直、２戦目以外は全部２ｔで終わってるので、「できるだけ早く走って、あとはミッドレンジが妨害をあてあったときにコンボを決める」というプランはなかった……むかつきの処理を眺めているだけの試合も多かったが、それでもハイパワーで豪快なカードと、練習を重ねたカード処理が見られるcEDHという場は面白かった。
何より自分の好きなエターリのデッキである程度「試合になる」ところまではいけたのがとても良かった。（つまり、２ｔエターリが決まれば多少は遊べた、ということ）
正直処理を間違ったりプレミしたりで迷惑をかけてしまったと思うが、周囲のプレイヤーもけっこう和やかに対応してくれて、緊張感はあったものの楽しくプレイすることができてありがたかった。
エターリはかなり厳しいが、それでもフルパワーで好きなカードを使うことができる環境は楽しかったので、次回はもっと上手くなって、また大会に参加したい！
サウナに行きたいです！