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【画像生成AI】にじジャーニー公式サーバーの質問等で気になった、有用だと思ったやつまとめ(nijijourney)

追記

運営のほうで動いてくれて、公式サーバーのほうでよくある質問などがまとめられました。そちらを見てください。
気が向いたらこちらで重複している項目を削除し、プロンプト研究などの過去ログをまとめます。

※まだしてません。
最新のよくある質問は公式サーバーの「よくある質問」を確認してください。


nijijourneyクローズドβテスト参加してました。

使用感は正直すごかったですね。NobelAIいらないじゃんってなります。

まあ結局英語はあったほうが良いってことはこの後わかったんですが、日本語だけでもこれだけのことは出来ます。複雑な指定をしないなら割と十分な気もする。

画像の質感もあちらの感じよりだいぶ良い。ただユーザーのほうでチューニングができないので、手がまだ苦手とかその辺は開発頑張ってくださいって感じです。

で、時間があるときにまとめようと思っていましたが、正式サービス開始目前ということで急いでまとめていきます。

nijijourneyおよびMidjourneyユーザー向けの記事です。
タイトル通り、覚えておきたいことをほぼ質問チャンネルから抜粋していますが、筆者の独自の質問と回答も入っています。要は話をわかりやすくするためによくありそうな質問を勝手に作ったり似た質問を統合したりして、それに筆者が勝手に答えているものがあるので注意です。
知識だけまとめられたらいいと思ってるので原文が知りたい人は公式サーバーの過去ログを確認してくれさい。順番はバラバラ。あとでまとめるかも。

※12/2 11:12をもってクローズドβテストは終了し、最終テストとして課金サービスでの提供が行われています。
これによってMidjourneyのサブスクリプションに実質的に統合されました。加入者は誰でも使えるようになり、またプライベートモードの生成がデフォルトでできなくなり、高速生成の時間を消費するようになりました。

お試し無料生成はできますが、Midのほうで消費済みの人は統合されたので不可です。お金を払いましょう。その価値はあります。

※以下、
nijijourney→NJ
Midjourney→MJ
と略します。


質問と回答(日本語サーバー)

Q.seed値って直接入力できますか?
A.「--seed 777」のようにパラメータを追加して使えます。
また、生成した画像のシード値はリアクションの✉️ を送信することで確認できます。

コメント:生成はおおむねランダムに行われますが、その生成が行われた乱数を保存しておくことで似たような生成を再現することが可能になります。マイクラの「ランダムに生成されたマップ」を、マップの固有番号(seed値)を共有することで他者も生成できるようになるアレです。

Q.Uボタン押してアップスケーリングしたら出てくる他の種類のアップススケーラーって何?
A.MJ/NJで今搭載されているアップスケーラーをまとめると……
・Detailed MJ V4モデル前のデフォルト
・Light Detailedの簡易版ざっくり
・Beta グリッド画像に近い仕上げ、詳細が消える場合も
・Anime niji用のデフォルト、MJでは使えない
・V4(こういう名称にはなってない) MJ V4モデル用のデフォルト、nijiでは使えない
という感じだったと思います。
nijiでは基本はデフォルトの「Anime」のままで、グリッド時のイメージを優先したい時は「Beta」、もっとラフなかんじが欲しければ「Light」や「Detailed」も試してみる、というかんじでしょうかね。

コメント:近いうちに大きく変更される可能性があるので最新情報をチェック。

Q.プロンプトに;;;;;;;;って打ち込んでるの何?

A.元ネタはおそらく

(複数の会話にまたがっていたので、筆者解釈)「;」は意味がない「いち単語」です。
認識される単語は70語とかそのぐらい(正確には75トークン。記号などもカウント)らしいので、使っている単語以外のトークンの枠を;;;;;;;;60文字や70文字などで埋めることで、単語の純粋な効果が反映されます。例えば、純粋な人物画像を出したいのに謎の光エフェクトが出てくるときなどにつけるとエフェクトが消える・または減ります。

コメント:単語の純粋な効果を調べるのにも使えるそうで、1単語ずつ単語のもつ魔力を調査している猛者もいます。
さらに詳しくはこの記事の「75トークンの呪い」の項目をチェックしてください。
※他の内容もめちゃくちゃ参考になります。


Q.日本語で生成できる?
A.自動で翻訳されるので日本語で入力できます。ちなみに日本語多めの中に英語を入れるのは大丈夫ですが、英語多めの中に日本語を入れると、翻訳処理がスキップされるようです。

コメント:最初は日本語が通じてると思いましたが、WEBのマイページで自分の生成物を確認してみると英語プロンプトで生成されていることがわかります。どのように翻訳されているかチェックするのにも公式サイトは有効です。
またリアクション(✉) は生成した4枚の画像を分割してDMで送ってくれる機能ですが(Uボタンガチャを回さずにフィニッシュしたいときなどに使う)、「日本語」でプロンプトを書いた場合に、どう英語に翻訳されたかを確認することもできます。返ってきたDMの一番上に英訳プロンプトが表示されます。

有識者コメント:日本語の場合は、一度Google翻訳を通って英語に翻訳されるため、たまにガバ翻訳のせいで変な伝わり方をすることがあります。なので、正確に指示をしたい場合は英語のほうがおすすめです。でも殆どの場合日本語で指示しても問題なく通じるので、困ったら英語で指示するという程度でいいと思います。キャラクター名の場合は間違った綴りになることが多いので、アルファベットにしたほうがいいです。

追記コメント:現在、意図しない自動翻訳でBANワードが出てしまう問題が頻発しています。一発BANは無いですが、気づかずに連打してると一定時間の利用停止を食らいます。繰り返すと永久BANもあります。

例としてシマエナガの自動翻訳に乳首を意味する「tit」が含まれたり、ぽっちゃりの翻訳で「chubby 」が出ればセーフですが「bbw」が出るとポルノ用語なのでアウトだったりします。
BANワードは繰り返し使わなければ大丈夫なので、落ち着いてBANワードの部分を確認しましょう。

titは禁止されている。違う言回しで乳首を描写しようとしてもBANするからな。入力したプロンプトは
/imagine シマエナガ(理不尽)

この例では日本語でシマエナガと入力している限りは一生titのBANから抜け出せないので、titが含まれないシマエナガの英語名を「英語プロンプトで」入力するしか回避方法はありません。今のところは。

Q.単語の重みづけできる?
A.(複数の情報を筆者が統合して記載)
単語のあとに「::数字」を入力することで可能です。デフォルトの値は1です。マイナス(ネガティブプロンプト)にもできますがプロンプト全体の合計でプラスになる必要があります。

(筆者解釈)「::」は複数の単語に反映できます。重みづけしたいプロンプトを区切るときは数字を入力しない「::」が必要になります。

※例 hot, dog, animal, run, food,という5単語について、前から重みを2、2、1(重みなし)、0.5、-1にしたいとき
hot, dog::2 animal:: run::0.5 food::-1
というプロンプトになります。animalで一度::または::1を入れておかないと、animalも0.5の重みになります。MJサイト上ではプロンプトが+で区切られて表示されます。実際どの程度の重みにされたかはプロンプトのコピーを行うとわかります。

--no 単語は-0.5の重みがあります(アップデートによっては-0.25など違うときもあるので、最新情報を要確認)。
また日本語プロンプトの場合は翻訳がうまく働かないため、現在は重みづけは適切に反映されません。

重みづけ前は普通にサメの魚人が出ていたのに、下2つを--no指定をしたら突然ぐちゃぐちゃな画像が出てきて驚く。サイトを見ると翻訳されていないことがわかる。

また、それとは別にマイナスの重みづけを使用した際に画像がぐちゃぐちゃになるバグが11/30アップデートで解消されました(最新情報を要確認)。
過去にマイナスの重みづけを諦めていた人は再度テストしてみるといいかもしれません。

Q.nijijourneyはimg2imgは可能なのでしょうか?
A.img2imgはサポートされていません。image promptsという機能がありますが、img2imgと違う仕組みになっています。

コメント:画像プロンプトは、指定された形式の画像URLをプロンプトの先頭に張り付けることで機能します。一番やりやすいのはnijijourneyかMidjourneyのボットとのDMに画像を送信して、その画像のURLを使うことですね。
画像のURLは末尾に.pngがつくはずなので、ついてなければそれは画像のURLではなくチャット文章のURLになっています。

Q.商用利用できる?
A.クローズドベータテスト中は商業利用禁止の形になっていますが、オープンしたらMidjourney と同じライセンスでクローズドベータ中の画像も利用可能です。

Q.やっぱり手ってちゃんとした感じで描かれない感じなんですかね
A.手指は今後のモデルの進化に期待というところですね。
現モデルだと生成画像がデフォルトの 1:1 正方形以外では指が増える傾向とのことです。

コメント:現状Uボタンによるアップスケーリングは「元画像を参照した綺麗な書き直し」なので、指が4~6本の範囲だったり不鮮明だったり、リテイク出せばちゃんとした手が出る予感がする生成画像であれば、U連打ガチャでどうにかなることが多いです。もちろん激レアで5本指の綺麗な手も出ますが、それをアップスケーリングすると指が増えたり減ったりするので結局ガチャです。

Q.偶然翻訳されたNGワードを使い続けていたら〇分後にBANするって出たんだけど…
A.〇分後にBANではなく、〇分間BANだと思われます。警告の出るワードを短時間で繰り返し使用するとBANされます。危なそうな単語は一度生成して、NGワードにならないか様子を見るのがコツですね。連続なのか短期間中かで引っかからなければ、BANにはならないようです。
最初は数分間のBANですが、さらに連続しちゃうと時間がどんどん加算されていくようです。

Q.BANワード多くない? ロリってダメ?
A.米国ではロリは未成年のポルノという意味が強くあります。日本で使われる特に幼い少女という意味と異なるので、今後国別のBANワードリストを作ることを検討しています。

Q.((())) {{{}}} がいたるところにあるのはなぜですか?
A.それらは実際には何もしませんが、人々はそう思っているので、ここにいます。

コメント:StablDiffusionやNobelAIのほうで使われているプロンプトの強化と弱化(ネガティブ化)のマークですね。NJやMJでは意味ないそうです。

Q.--q 2の生成クオリティ変更ってどのぐらい変わる?
A. v4 / nijiモデルでは --q 2 の効果ほぼないと思います。計算時間が長くなるだけ。--q 0.5 --q 0.25 でも結果あんまり変わらないかも・・・
v4 / nijiモデルはMidjourneyのほかのモデルと比べて収束がすごくはやいので、個人的には--q 2 意味ないと思う、そのうち --q 2 を無効化するつもりです。

コメント:個人的には衝撃的。アップスケーリングが面倒だったので全てクオリティ2倍で生成して4分割のままの画像で満足していたんですが、確かにクオリティハーフ(0.5)に設定してもほとんど変化ありませんでした。有料化した今となっては0.25推奨、少なくとも0.5は必須かもしれません。コストも拘束時間も段違いに変わります。

追記コメント:12月上旬にアップデートが来て、NJではクオリティ設定ができなくなりました。コマンドを入れたら効くのかもですが、少なくとも運営の人が言っていたように/settingでいじれる一覧の中からは消えたので、運営的にはクオリティいじらず使ってくれという意図がありそうです。


プロンプト研究チャンネルの過去質問はまだ読み切れていないのですが、とりあえずいったんここまでにしておきます。気が向いたら追記するか、もしくはプロンプトについては別記事にするかもです。
中々過去ログを漁るのって大変なので(特にスマホでは無理ゲー)、自分用にもいったんまとめておきたいです。

それではまた。

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