IDOL ILLMATIC

続けることを選び続けてくれたから、ようやくワンマンに行くことができるんだということを、最後の最後に実感している。
ティーンエイジャー、って感じの時に好きだったアイドルのかたちが次々と宝箱に仕舞われていって、これからどうすればいいのか分からない気もする。自分のそういう感覚は5年前で止まってしまっているのかもしれない。
形にも誰かの記憶にも残っていない、自分だけが大切にしていたことが積み重なってゆくのを、ぼんやりと書き残すことぐらいしかできないでいる。
同じように年を重ねていくのを一番長く見ることになった一生にひとりみたいなアイドルが、一番最初に見始めたグループにいたんだなあ、と思うと、なんだか不思議な気持ちになる。

必死にbounce読んでタワレコ通ってた日々が今に繋がってるの、やっぱり悪くなくて、そう思えるのが嬉しい。
荷物を持ってライブをして写真を取ってサインを書く日の積み重ねの、ほんの一瞬でも見られて良かったな。無事に夏まで走り切れますように。

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