ねむの木

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最近の記事

機動戦士ガンダムSEEDにおける人間の『もの』化と自己を巡る戦い

ひとつ前に、ガンダムSEED世界で描かれた「愛」と「存在の肯定」に関する記事を投稿しました。 本記事では、前の記事をまとめるにあたり後回しにしたもう半分、本作における人間の『もの』化に関して現時点での考えをまとめたいと思います。 人間の『もの』化については、映画FREEDOMの小説版(下巻)と特典小説『二人の逃避行』で言及があるものです。 それが一体何を意味するのか、どんな状態を指すのか。先の記事で提示した「いる」=存在、「する」=役割、のモデルを用いて考えてみます。 今回

    • 機動戦士ガンダムSEEDにおける「愛」と「存在の肯定」について

      2か月前に機動戦士ガンダムSEED FREEDOMについての記事を投稿しました。 劇場版で受けた衝撃のまま、インタビューの追っかけもTVシリーズの振り返りも出来ていない頃に書いているので、今読み返すとやはりだいぶ浅いところがあるのですが、当たらずとも遠からずの部分もあり。 勢いで書いてしまった自戒も込めて手は入れないまま載せておこうと思います。当時の疑問に対しては、舞台挨拶等の発言で既にアンサーが出ているものも多くありますね。 先の記事では、「愛」とはなんたるかを掘り下げな

      • 『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』2・3巻 彷徨海の魔人 に関する 空の境界関連の感想など

        本記事は、2022/8/19にTwitter @nem_shp のふせったーに公開した文章を、改題、修正し再掲したものです。 ※ロード・エルメロイⅡ世の冒険2・3巻 彷徨海の魔人 と 空の境界 の内容に触れています。 ※文中では、『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』を『事件簿』、『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』を『冒険』と表記しています。 ※あくまで私見ですのでTYPE-MOON的に見た場合に的外れな内容でもご容赦頂けると幸いです。 神や神秘との別れ、人間として生きること

        • 空の境界 未来福音で語られる未来視と生きづらさについて、その他雑感

          ※本文書は2018/6/17にTwitter @nem_shp のアカウントでふせったーに投稿したものを改題、一部修正して再投稿したものです。 2018年当時、5月には池袋で劇場版空の境界公開10周年の特別上映が開催、6月にはabemaTVで劇場版空の境界が初放送されましたので、それを受けて書いた文章です。 街の話、としての断章空の境界はきのこ先生が書くところの「街の話」に分類されるものなのですが、未来福音は番外でありながらその側面が一番濃い話です。 橙子さんの居た伽藍の

        機動戦士ガンダムSEEDにおける人間の『もの』化と自己を巡る戦い

        • 機動戦士ガンダムSEEDにおける「愛」と「存在の肯定」について

        • 『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』2・3巻 彷徨海の魔人 に関する 空の境界関連の感想など

        • 空の境界 未来福音で語られる未来視と生きづらさについて、その他雑感

          機動戦士ガンダムSEED FREEDOMで描かれる「愛」について。その他雑感色々

          ※本記事は2024/2/12に X(Twitter)@nem_shp のふせったーに投稿したものと同内容です。 今回のSEED映画とTVシリーズでは、ラクス・クライン コンパス総裁の描かれ方、特に内面描写が大きな相違点となっている印象ですので、その点や、作中で語られる「愛」に関連する雑感等々をまとめています。 約20年前にほぼリアルタイムでSEEDを浴び、沼り、拗らせ果てて疲弊し封印したオタクは、劇場版で頭を殴られた結果全ての泥が浄化され、そして超長文をしたためています。

          機動戦士ガンダムSEED FREEDOMで描かれる「愛」について。その他雑感色々