「責めることはあっても、否定はしないでいたい。」
これは『奇跡の地図』より。
震災後の石巻の成人式に参加した新聞記者。
でも予想に反して決して厳かな雰囲気ではなく、黙とうの時にも笑い声が聞こえる状況。
一瞬、イラッとする記者でしたが、震災時の状況を良く知る彼は少し思い直します。
もしかしたら、また震災と向き合うということが、フラッシュバックを招いてしまうのかも知れない。
だから、多少ふざけてでも過ごさないと心が平静を保てなくなるのかも知れない。
それは、彼の想像にすぎませんが、少なからずそういう人はいたのではないかと思います。
とはいえ態度が悪く式典にふさわしくないのは確かなわけで。そこで出た言葉が
「責めることはあっても、否定はしないでいたい。」
育成に関わる人間としてこの完成は必要だな、と思うのでした。
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