階層別研修も目的別研修も機能しなくなってきたから発達期別研修っていうのを考えてみた
臨床家=専門家が一人前になるまでの職業的発達のプロセスとして
「6期発達モデル」があります。最近ちょっとこれを応用して遊んでみることにしました。
まずはこのモデルがどんなもんか見てみましょう。
第1期:素人援助期
心理援助の訓練を受ける前の状態
第2期:初学者期
訓練をうけることへの熱意はあるが、自信に乏しく不安が強い。
学ぶ対象の情報量に圧倒される
第3期:上級生期(博士課程相当)1人前になろうと完ぺき主義的になりがち。
臨床家を理想として学ぶ
第4期:初心者専門家期(経験5年程度)
受けた訓練を見直す。クライエントとの関係性を重視し始める
第5期:経験を積んだ専門家期(経験15年程度)
自己の価値観・特性を反映させていく。柔軟で粘り強いアプローチがとれる
第6期:熟練した専門家期(経験20年以上)
職業的人生を振り返り、満足を感じる一方、知識の発展に冷めた見方や
職業への関心が薄れる
基本的に研修っていうのは、人事評価階層別や入社年別の階層別研修が主流です。
ところが、現代は当社に限らず、いろんな年代のいろんなスキル、新卒・中途、
多様な契約形態の人が入り乱れて、従来のような階層別研修が通用しなくなってきてるんですね。
じゃあなにかしらテーマ決めて、それに即してやっていこうぜってなるんですけど、
これでも、結局スキル経験がバラバラだからとにかく設計がしずらい。
じゃあもうそういう切り口やめよう、と。じゃあどうしよう、と。
ここ半年考えていきついたのが発達期別研修体系。
入社とか人事評価階層とかじゃなくって、現担当業務における発達期別に
社員を分類。そこに対して研修を行っていく。
入社年別と違うの?と思われるかも知れませんが、人の成長速度は様々です。
ですから、その成長度に合わせていきます。
ということで、ちょっとこれを管理職研修でまずは実験してみようと思います。
ああ、ウキウキが止まらない。
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