値上げについて考えた
しばらくnoteをさぼっていた。毎日書かなくていいと言うのは、悩まなくて済んでストレスなく過ごすことができた。代わりに、これからのことを色々考える時間ができた。
あまりと言うか、全然儲からない副業をやめることにした。仕事を探すイコール待つという作業を続けるより、毎日の生活の中でやれることを自分でやった方が、ストレスも少なく結果的に収入はなくとも支出を減らすことになると考えるようになった。
そして、昨今の小売商品値上げの波の中で、今までと同じ買物では支出が増える一方なので、できることはないかと考えた。まず缶ジュースを買うのをやめた。夏はサイダーや果物ジュースを冷やして飲むのが好きだったが、糖質取りすぎ防止もかねての決断。そして、緑茶の茶葉単価を安くしてみよう。今までは100グラム800円の狭山茶を購入していたが、もっと安い茶葉が棚に並んでいるので試してみる価値はある。他の食品は、肉は量を減らして買い、魚は時期により安いものを買うしかない。
昨日、通帳で電気代を確認したら、去年よりも月3千円高くなっていて驚いた。2年前スマートメーター導入により、検針のおじさんが来なくなり毎月の使用料が紙でチェックできなくなった。代わりにネットで見られるようになったが面倒なのでほとんど開かない。
今年の冬は寒かったので、使用量が多かったのかもしれないが、それでも額が増えすぎておかしいと思い、保存してあった2年前の紙を引っ張り出してネットの料金と見比べてみた。
燃料費調整がマイナス千円くらいだったのが、プラス千円に増え、再エネ発電賦課金も増えていた。単純に使用量が増えていたのではなかった。日々節約に努めているから、娯楽としてのテレビやパソコンを見るのをやめるしか手段はないのだが、楽しみをなくしてまで節約はできない。
うちは、オール電化で電化上手というプランを利用しているが、現在は新規ではこのプランに加入できない。エコキュートという安い夜間電力を利用してお湯を沸かしタンクに保存する給湯システムはとてもお得と思っていた。しかし10月から夜間電力を値上げして、昼間との差を減らす実質値上げが行われる。試算してみたら年間5千円ほど増えると出た。
今でさえヒーヒー言ってるのに、まだ上がるのか?とため息がでそうになる。以前は料理はプロパンガス、給湯は灯油だったから、それらをすべて電気にまとめたからトータルではだいぶ安くなり、灯油を買いに行く手間もなくなった。まあその分、IHやエコキュートにお金がかかってはいるのだが。
節約の基本は、食費と公共料金を見直すことが一番と思っていたが、そうではなくなった。我が家は、井戸水の蛇口があって無料と有料の水を使い分けていた。しかし、水道管の経年劣化で井戸水が出なくなった。近所の数軒で利用しているので、交換するには大工事が必要になる。月額千円足らずの無料井戸水のために何十万円も出せないので、あきらめて水道局の水だけになった。
考えてみれば、今までが恵まれていた。数十年前に未舗装の道路に自力で水道を引いてくれた人たちには感謝しかない。当時どのくらいの手間とお金がかかったかは知らないが、外回りの水は無料だからとても助かった。
時代は変わる、同じではない。便利になることは、コストを負担することに他ならないとしたら、多少不便でも安い方が私はいい。
クレジットカードの利用明細も郵送が有料になり、固定電話料金もフレッツ光を使用している場合はネット明細にしないと有料になる。それぞれIDとPWがあり、手帳にメモしているが、何度も間違えて再発行したり確認するのはとても面倒。口座振替で使いっぱなしにしているのが楽ちんでいいのだが、それでは家計管理はできない。
今日、フレッツ光メンバーズクラブのポイントを確認したら17,000円貯まっていた。これを毎月5千円ずつ電話代に当てることにした。危うくポイントを失効させずに済んで、今日はなんだかへそくりが見つかった気分になった。
こうやっていろんなポイントがたまっても、店に行かなかったり、忘れて失効しているのだろう。紀伊国屋書店のポイントカードも行かなくなったから財布から追い出した。カードの管理が大変だと感じるのは、年をとったからなのだろうか。店で、全然違うカードを出して気付かず店員から指摘されて恥ずかしい思いをしてから、こういうことがスマートにできないのはドンくさいのではなく、老化なのだ。節約をポイントでするのは、余裕のある人か才能のある人にしかできないと私は思う。