自炊を副業と考える
YouTubeで「がまぐち夫婦の節約チャンネル」を見た。まだ20代のご夫婦は、節約に関して意見が一致していて、若いのに意識が高いと感心した。その中で食費を抑えるのが一番効果がある。自炊は立派な副業であると宣言していた。
私はこの言葉に励まされた。炊事洗濯掃除もろもろの家事を頑張っても、やって当たり前の無償労働である。努力してもお金を生み出さない。家事専従者は、稼ぎがないとみなされる。でも、代わりに家政婦を頼んだら何万円か支払わなければいけないわけで、その分見えないお金を節約しているのに、理解を得られない。
自炊をして、節約できた分を自分が働いて得たお金と考えると家事を頑張れる。統計では、ひとり分の1ヶ月の食費平均は38,000円程度。1日当たり1,267円、1食422円だ。コンビニで600円毎食買うと、54,000円になる。自炊なら1日千円でおつりがくる。多く使っている人ほど、効果が大きい。
洗濯もそう。高価な乾燥機付洗濯機でも機械だからいずれ壊れる。お手頃な洗濯機を買って、天気のいい日に干せば、乾燥分の電気代がかからない。
掃除機もロボットやコードレスは高価だ。安い商品も出てきているが、充電式よりもコンセントのある掃除機の方が長持ちする。吸引力は高い方がまさるが、私は、目に見える大きなゴミはほうきとちり取りを使って取り除いてから、掃除機をかけている。
家事を工夫して、電化製品と電気代にお金をかけない。たくさんの便利家電を使っていると、壊れたら困るし、再購入しないといけない。普段から、便利すぎない生活をすると、多少の不便も許容できるし購入機会も減る。立ち仕事はカロリー消費にもなる。
もちろん多忙な人は、お金を払って自分の時間を買えばいい。でも、働いても貯金が増えない人は、節約するしかない。子供の頃から、食事はできた物を買って食べる習慣のある人は、自分で作る発想がないとニュース記事で読んだ。親から与えられた菓子パンやインスタント食品を食べたり、お金を渡されて店で買ってすませる人たちは、大人になって貧困化しやすいとも書かれていた。
自炊できないのは、子供の時からの食習慣に原因があると、実行できない人も多いかもしれない。食料品の値上げが続く厳しい状況下、今までと同じ行動をしていたら、支出は増える一方だ。買う量を減らすか安い物を買う。真剣に考えれば、副業効果てきめんだ。
といいつつ、今日は銀のさらのお寿司をテイクアウトして食べた。たま~にの贅沢におなかも心も満足した。田舎に住んでいるので出前館もウーバーイーツも頼めない。近くに配達してくれる飲食店もない。誘惑が少ないから2ヶ月に1回くらいケンタッキーフライドチキンやお寿司を買いに行く。家族共通の好きな食べ物だから、みんなが笑顔になれる、買ってきて良かったと思う。