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マンハッタン

 僕はマンハッタンというゲームがとても好きで、ボードゲームを始めたばかりの人にお薦めのゲームは何ですか?と聞かれたときには、このゲームを挙げてることが多い。

残念ながら同じ意見の人は少ないのだけれど、ゲーム会に行く際に事前に分かっているときは、できるだけカバンに持っていくようにしている。(実はもう一つ遊んで欲しいゲームがあるのだけど、それについてはまた別の機会に)

なぜマンハッタンを薦めるのか?正直言ってこのゲームは、ドイツ年間ゲーム大賞を取ってはいるものの、そこまで大作といった感じはないと思う。やりこみ要素もそんなにあるわけではないし、例えばカタンの開拓者やドミニオンといったゲームと比べると見劣りするかもしれない。

それでも僕がこのゲームを薦める理由は、なんと言ってもいかにもボードゲームらしいボードゲームだから。バカみたいな理由で申し訳ないけれど、本当にそう思ってるんです。大きいボードがあって、カードがあって、コマがある。これぞボードゲーム。とても分かりやすい。

もちろん内容も素晴らしくて、分かりやすいルールと、それなりのプレイ時間(ルールの説明を含めても60分ぐらいで終わる)、ゲームとしての面白さは十分だ。カードを使ってビルを建ててその所有権を奪い合う。限られた選択肢の中でいかに上手に立ち回れるかが問われるし、上手くやろうと思ってもカードの引き次第でどうにもならなく悔しい思いをすることもある。戦略的には低いビルをたくさん建てて、とにかく数を増やすことが最善らしい。しかし、ビルがどんどん伸びて成長していく様子を見ていると、どうしても世界一のビルを目指したくなってくる。

やった!世界一のビルになったぞ!とか言いながらワイワイ遊んでもらえると、ゲーム会に持ってきた甲斐があるってもんです。

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