ゲーム開発にRTX3070Tiはあまり良くなかった話

私はWindows でゲーム開発しています。
理由は、Mac高いのと、Windows は自作スキル身につけば驚くほど安くパソコン作ってアップデートし続けられるから。
 
とは言え、私が自作スキル身につけたのは持ってるPC(AMD Ryzen 2500G)がWindows 11非対応とMicrosoft発表した2021年ごろからです。

当時、そろそろ20年ぶりにゲーム開発をしようと準備を進めていて、仮想通貨ブームで2万程度だったGPUが4万になったり、AIと仮想通貨マイニングブームで世の中がめちゃくちゃになりはじめていた頃でした。

仮想通貨ブームはそれまで安価なBTOパソコンを一気に高騰させました。GPUが高いからAPU(CPUにGPU内蔵したやつ)も高騰する地獄のような状況でWindows 11にアップグレードできないのは強制買い換え?と焦りました。

そこで、マザーボードのケーブルやネジの規格から調べて、1つ1つの規格、それを扱うのに必要な工具(基本的にはドライバーで足りますが、サーマルパッドやグリス、ヒートパイプの扱いやヒートシンクの意味は知らないとエアフローの設計ができません)あるいは、代表的な組み合わせ(とりあえずCPUはIntelは高い、AMDは安い。そしてGPUは事実上NVIDEA独占状態)など覚えて、手持ちのパソコンを何十回もバラバラして組み立て直すことを始めました。

私は運動オンチです。しかし、物語としての軍事モノが大好きです。自分がひ弱なので強靭な兵士になれる人に憧れもあるのかも知れません。とりあえず、軍事モノでは、銃の扱いを覚えるのに組み立てを死ぬほど繰り返すというのがあります。

それを真似して死ぬほど組み立て直しました。人は反復練習が最も学習として効率的とも聞いた事があるからです。

それで気がつけば市場なら定価3〜40万するようなゲーミングPCも、ガラクタとジャンクからのほとんど材料かき集め、GPUとCPUも下手したらジャンクでも組み立てられるぐらいにはなりました。Linux生みの親はそういうのをフランケンシュタインとか言うらしいです。彼もGPU高騰でフランケンシュタイン始めたと聞いた気がするけどどうなんでしょうね。

とにかくそれで、たまたま安く手に入った(仮想通貨バブル期においては。ただし、入手3ヶ月後に仮想通貨は暴落し、私のRTX3070Tiも40%安くなり…涙)RTX3070Tiを使ってましたがとにかく電力消費高いので、今回手放すことにしました。

ゲーム開発される方でWindows の方は、ハイエンドな3Dゴリゴリなものでない限りゲーミングGPUより業務用GPUをオススメします。

業務用(ワークステーション用)は割高ですが耐久性や長時間作業がそもそも前提に設計されてます。

ゲーミングGPUは例えるならスポーツカーです。カッコいいし楽しいけど、とにかく見た目以上にメンテナンスや最適化やチューニング、そして稼働させるたびにいちいちコスト(エネルギー)がかかります。

業務用GPUは高いけど堅実です。例えるなら長距離輸送車です。なるほど、開発とかしない人には退屈かもしれません。が、マジで長く使うならスポーツカーはやめた方がいいかも?です。ゲームは作るけど遊ぶのメインならそれでも良いかもしれませんが。

この話は色々続きなどいつか書く予定ですが、マジで開発始めたらクーラーつけっぱなしだったかな?ぐらい電気代上がってGPUだと分かってビビりました。※我が家は非常に電気代抑えてるため、千円跳ね上がるだけで、家族で何で?って調べてる

というジジくさいケチな話でした。
最近、更新滞ってる理由の一つはPC組み立て直しててブログとかSNSやってる暇もないからです。
安く作れるとこだわって作れます。

しかし、家を自分で建てた人はそれで終わることはなく、次々と拡張工事し始めてお城を作るように、自作PCはコスト削減になるのですが、こだわりが何でも実現でき初めて結局はバケモノを作り始めます。

バケモノは作るのは楽しいですが遊び終わったら解体も大変です。沢山ゴミが出るし量産機と違い互換性もないから一台ごとがロマン機なので何するにも工数かかるのですね。

そんな自分の作ったバケモノ退治に追われています。いや楽しいんだけど、私、いつから開発者ではなくてDIYおじさんになったの?とか思いながらドリル回してます。

以上です。


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