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梅田の外れで探しものをする夢

遠い駅から梅田駅まで帰ってきた。このまま電車に乗り続けるとルームシェアの最寄り駅まで行けるが、梅田に用があったので同居友人と別れてひとり降途中下車した。
Tバックを履く女性のアダルトビデオを探すために梅田を歩く。マイナージャンルな作品だから、きっと街の中心部から少し外れた場所にあるだろうと目星をつけ中崎町?みたいな雰囲気のエリアを目指す。
道脇に草が生い茂っていて、ピラメキーノ系のビジュアルの人達が出没する道を進んでいく。
夢特有の労力の割に前に進まん…という足取りの重さを感じる。
怪しいビルの地下にビデオ屋があったので階段を降りる。お目当てのビデオを発見する。
視聴するとTバックを履いた女性が水中カメラを持って海の浅瀬で遊んでいて、その女性が水中カメラで撮影した映像がメインで収録されてるビデオだった。しょーもな!!期待外れ!!
先にルームシェアに帰ったハズの同居友人といつの間にか合流していた。
わざわざ街外れでマイナービデオを探さなくても街の中心部にもまだ知られていない名作がきっとあるよ、という気持ちになって、友人を引っ張って梅田駅の方に走った。行きしなは足取りが重たかったが、帰りはスイスイ走れた。

梅田駅に着く前にここで目が覚める。

こんな夢を見た原因に心当たりがある。
Tバックもアダルトビデオも興味ないけど、ビデオの内容が重要なのではなく、探し物の探し方が重要なのだと思う。

この夢を見た時期は絵のステートメントが上手く書けなくて悩んでた。文章化が難しいというよりも、結局自分は何のために何の絵を描きたいのかがわからなくなっていた。絵の題材は独自性の強い方が良いと思うが、私は独自性の意味を若干履き違えていたのかもしれない。
他の人と比べて変わっていること、奇をてらうことイコール独自性なのだと解釈をして、他の人と被らないような題材を探して迷走気味だったのかもしれない。人間の思考なんて人間の数だけあるのだから他の人とまるっきり被らない題材なんてないのに。
他の人と違っていることよりも、その人の中で芽生えた心情に基づいているのか、たくさんの人生経験を通して思考が洗練されてるか、ということの方が重要なのだと気がついた。
だから、マイナージャンルのビデオ(独自性のある題材)を街(自分)の中心部から離れた場所で模索してもなかなか見つからないし、歩く速さも遅くなる。宝物も見つからない。街の中心部で隅々まで潜って探した方が早く良いものが見つかるのかもしれない。

以上、ゆる・夢分析でした。


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