弾丸のような、手紙のような(第5回俺達の夢ソン生に寄せて)

「俺達の夢ソン生」という企画に参加させて頂きました。

説明が非常に難しい企画なんですが、かなり簡単に言うと、プロデューサーとアイドルがいて、その2人の「関係性」に対して曲を送るというもので、放送でその送られたプロデューサーの感情が動く様をみんなで見守ったり、そこからさらに問い詰めたり、それはまるで悪い金持ちが考えた遊びのようなもので、僕も過去に色々送られて相当ボコボコにされてきたのですが、今回は自分からも頑張って曲を送ってみたので、ここにその後書き的なものをまとめてみようと思います。曲を送った意図や、ここを聴いて欲しいポイントなどを、送った人への愛を込めて書きますので、届いてくれたらと思います。よろしくお願い致します。



モニパセル → 橘ありす

Re:START/SURFACE

僕の手を握れ 一緒に見ないかい
決して楽じゃないが最高の世界

コメントでも書いたんですが、この冒頭の歌詞1発で送ろうと決めました。モニパさんのプロデューサーとしての姿勢ってずっとカッコいいなと思っていて、少女Aに送った音源や、普段からの言動に現れていると思うんですけど、担当アイドルのことをバッチバチに信頼して、その上で猛然と引っ張っていく感じというか、アイドルを指して「こいつは最高じゃい!!!俺がこいつを上に連れて行くんじゃい!!!」と恥じらいなく言い切れる姿が、自分には真似できない…と思って尊敬の念を抱いています。

構わないって破り捨てた
過去も繋ぎ合わせて
無茶で無謀なその先の
夢を掴む地図を描け

Re:STARTはタイトルにもある通り「何度だって立ち上がっていく、やり直していく」という力強いメッセージに溢れた曲です。橘ありすはゆっくりですが、その歩みを確実に進めて来たアイドルで、簡単に誰かの手を取ったり、目を合わせたり、上手く歩けなかった「過去」もあるけれど、それでも一歩ずつ一歩ずつ、自分の未来という「地図」を描いてきました。ここから先、さらなる高みを目指すために、モニパさんには力強く「僕(俺)の手を握れ」と、ありすに宣言して欲しいです。そして、連れて行って欲しいです。「決して楽じゃないが最高の世界」へと。



キャロカゼ & 春日未来

LIFEイズ人生/スムルース

未来とイチャつくキャロカゼさんの、その背中をずっと見てきましたが、本人曰く「一つのゴールは迎えた」とのことで、それは本当におめでとうございますという感じなのですが、一つのゴールは、同時に一つのスタートでもあると思い、これを送りたいと思いました。

恋のルールは夢から覚めぬこと

恋をし続ける限り、恋は終わることはありません。それが「夢」と言えるほど楽しいものならば尚更で、また、それが楽しいものであればあるほど、終わりが怖くもなります。夢から覚めた瞬間、全てが無くなってしまうのではないかと。手品みたいに、全てが手から消えてしまうのではないかと。だから、その夢が覚めないことを人は祈ります。それは、いわば恋のルール。

恋のピークは夢から覚めてから

しかし、それが本当に強い恋であるならば、覚めてからこそが本番、現実の中で、その夢は、恋は、より強く輝いていくのです。夢かと思っていた恋が、圧倒的な現実に変わる。自分の手の中に残る確かな感触に、人は、いや、キャロカゼさんは永遠を感じます。終わらない恋は、最強です。繰り返しになりますが、一つのゴールは、同時の次のスタートでもあります。まだまだ、その背中を見せて下さい。永遠を誓いつくしたら、ほら。



夕凪 → 藤原肇

同じ月を見てた/GOING UNDER GROUND

アイドルに関して、一旦色んなことをお休みされるような旨の発言をされているのを見て、勝手ながら寂しく思い、でも同時にそれほどの強い意志があるのならばと、それを尊重する思いもあり、何か自分がかけられる言葉はないか、夢ソンの曲で伝えられることはないかと考え、この曲を送りました。

凍った水たまりを避けて歩く マフラーが声を奪う
憧れ夢を詰めたトランク2つ 引きずって僕らは街を出た
最終の窓に揺れる優しかった日々 隣で眠る君に
「今より強くなれたらまたこの場所に戻ろうな」小さな手を握る

夕凪さんと肇ちゃんの距離感が好きでした。その限りない信頼感が好きでした。夕凪さんが旅に出るのであれば、隣には肇ちゃんがいて欲しいと思いました。夕凪さん自身が自分をどう評価しているのかは分かりませんが、貴方は貴方が感じている以上に担当としてカッコ良くて、強い人なのだと思います。それでも満足が出来なくて、貴方が旅に出るのであれば「この場所」にまた戻って来て欲しいと思いました。それは例えば三日後でも、少し遠い先でも、いつでも大丈夫です。「おかえり」すらいらないくらいに、僕も、僕じゃない夕凪さんが好きな人も、迎え入れてくれるはずです。

出会ってしまった僕達へ「どんな未来を描く?」
出会ってくれてありがとう 君に会えてよかった

貴方は今、誰の手を握りますか?誰との未来を描きますか?
僕らは彼女らと出会って「しまった」これからの時間全てを使ってでも、お返しをしてきたいと思う、これは、貴方の話。僕の話。



ミノP & 小早川紗枝

Mr.PLAY BOY…♡/清竜人25

Yo Yo スケベ スケベ 電光石火のスケベ スケベ
Yo Yo スケベ スケベ 空前絶後のスケベ スケベ
Yo Yo スケベ スケベ 年中無休のスケベ スケベ
Yo Yo スケベ スケベ 前代未聞のスケベ スケベ

もう、ホントにごめんなさいって感じです、まず謝っておきます。開幕10割、は言い過ぎですが、かなりあります。正直ミノPさんに曲を送る予定は最初無かったんですが(そこまで絡んでいるわけでもないので)夢ソンの曲を探っているときにこの曲の前を通りがかったときに「ミノPさんじゃん」と直感的に思って、気づいたら速攻で送っていました。直近の少女Aを何回か拝見させて頂いて、そのテイストっていうかノリっていうかが、まさに曲の感じそのままというか「こんなピッタリなことある?」と自分で驚いたのを今も覚えています。あの紗枝と殴り合っている感じ、シティーハンターなのからんま1/2なのか、分かんないけど、昔のラブコメみたいにどつきあってる感じ(紗枝はん的に言うのなら「しばきあっている感じ」)他にこんな面白い関係性もないよなって思うし、でも、これも言ったら一つの信頼のなせる業で。この曲の描く「ダメだけど愛されるプレイボーイ像」みたいなものにもハマるなとも思いました。

女たるもの 愛嬌がなきゃほら 野良犬も抱いてくれないぜ
あんたのリボン解いてめちゃくちゃな夜にしてやるよ
Are you ready?

ちなみに清竜人25は「一夫多妻制」をコンセプトにしたアイドルユニットです。たくさん愛して、たくさん愛されて下さい。



AstonGT & 高橋礼子

刹那/Creepy Nuts

刹那という曲は、ラッパーのR-指定がUMBというフリースタイルの大会で優勝を重ねるごとに増えてくるプレッシャー、栄光を失うかもしれない恐怖、それでも闘い続ける強い気持ちを赤裸々に綴った曲で、これをAstonさんに送ろうと思ったのは、まさにAstonさんが闘い続けている人だからでした。高橋礼子さんという担当を背負い、ひたすらに前に前に歩き続けているその背中を、ずっとずっとカッコいいと思ってきました。確か本人にも伝えたと思うのですが、Astonさんの少女Aに実際に影響も受けたりもしました。しかし、その道は本当に険しい道で、最初の最初から知っているわけでないので、偉そうなことは言えないのですが、辛い瞬間もあったことと思います。諦めが過ぎったこともあるのかもしれません。

キャリア、立場、時代かしがらみか?
ちょうど良い言い訳は見つかりました?

特に僕が引っかかったのはこの歌詞です。道が険しければ険しいほど、辞めたくなる数は増えます。そして、辞めることは簡単です。何故なら、別に誰に頼まれた仕事ではないのだから。自分にとって丁度いい、周りから見て丁度いい「言い訳」を見つければ、それで終わりにすることはできます。でも、Astonさんも、そして礼子さんも、それをしてこなかった。この先も、することはないのだろう、と僕は思います。半分以上は勝手な期待かもしれません、願いと言い換えてもいいかもしれない。簡単に「大丈夫ですよ」と言えるような話じゃないのも分かるし、言うつもりは無いですけれど、せめてその背中が確かに輝いていることだけは、貴方の後ろに確かに道が出来ていることだけは、この曲を送ることで伝えたいと思いました。

Still かけ出し Still なけなし
信用できるのは Still だけらしい
この山見渡し もう負けなし
いやむしろ そこからの方が道は険しい
Next Stage 次の山
次の修羅場へ 走り出した後ろ姿へ

神様は越えられない試練を与えない、って言います。貴方の目の前に次にやってくるかもしれない修羅場は、貴方が越えられるもののはずです。



J@Q ⇔ 本田未央、矢口美羽、松山久美子

風の日/ELLEGARDEN

J@Qさんってカッコいいですよね、僕はホントにずっとそう思ってます。真っすぐで、熱くて、でも何だか不器用で。そこが好きなんだよなあと思って、それで、ふとサンセットノスタルジーの3人を見たときに、何でしょうね、同じようなものを感じたんですよね。アイドルとして真っすぐで、アツくて、でも何だか不器用で、めちゃくちゃ強い部分がある反面、めちゃくちゃ弱い部分もあるというか、でもその弱いところはあまり見せないようにしてる感じというか、そうあるべきじゃない、と思っているところ。J@Qさんも、そうなんですよね。

こんな顔を見せるのは
ほんとは好きじゃないけど
僕だっていつも ピエロみたいに
笑えるわけじゃないから

担当として、自分は全然やれていないと、自分以外にこそ出来ることがあると、そんなことを零していたりもしていたと思うのですが、活動を続けてきたことだけでも本当に価値のあることだと僕は思います。その中で、弱さはあまり見せないように、涙なんて見せないように、ただ真っすぐ走り続けてきたこと。「サンセットノスタルジー」という旗を掲げ続けて来たこと。その歴史には意味があります、これからも意味が生まれ続けます。J@Qさんとサンノスが歩んできた道のりは、燦然と輝いています。

雪の日には凍えて 雷には怯えて
月の日には辺りがよく見えたりもしてて
次の日には忘れて 風の日には飛ぼうとしてみる
そんなもんさ 僕らはそんなもんさ

色んな日があります、雨の日があって晴れの日があって、幸せな日があればダメダメな日もある。ときに思いっきり泣きながら、ときにバカみたいに笑いながら。ときにカッコつけながら、ときに弱さを全部晒しながら。J@Qさんとサンノスの3人は、せーので一斉に走って行って欲しいです。



プリンゴ → 神谷奈緒

夢で逢えたら/銀杏BOYZ

キスしちまえよ。あ、すいません、いきなり本題から入ってしまいました。いや、プリンゴさんのアイドルのことになると急に男子中学生みたいになる感じが最高で、それが自分の中で銀杏BOYZとめちゃくちゃ重なってこの曲を送りました。どストレートな恋愛ソングというか、泥臭くて、汗まみれになりながら爆走していくような、その感じがもう、プリンゴさんだなと。

君の胸にキスをしたら君はどんな声だすだろう
白い塩素ナトリウム 水色の水着を溶かすなよ
君に彼氏がいたら悲しいけど
「君が好き」だという それだけで僕は嬉しいのさ

あと、僕が思ってることなんですけど、神谷奈緒っていうのがすごく正統派のヒロインというか、同級生にいたらめちゃくちゃヤバいなこいつ、ってのをずっと思ってて、プリンゴと神谷奈緒同級生概念じゃないけど、関係性として考えたときにすごくイメージが出来て、その2人の恋愛には銀杏BOYZであり「夢で逢えたら」だなと思いました。めちゃくちゃ好きなくせに、人に言われたら「そうじゃねえよ」と否定しちゃったり、でもその夜は彼女のことが頭から離れなくて眠れなくなったり。学校で会うのが楽しみで仕方なくて自転車を爆走させたり、夏はずっとその唇のことを考えちゃったり。そんな夜を何度も超えた先に、やっと手を繋いだり。

夢で逢えたらいいな 君の笑顔にときめいて
夢で逢えたらいいな 夜の波をこえてゆくよ

大好きなんだから。キスしちまえよ。



みくも → 辻野あかり

花束/buck number

みくもさんには前、颯で曲を送らせてもらったんですが、最近のみくもさんを見てると辻野あかり過ぎないか?っていうか、めっちゃあかり好き過ぎないか?って思ってあかりで送ろうと思いました。コメントでは「軽率にイチャついていけ」と書きましたが、それが全てです、めちゃくちゃイチャついて、めちゃくちゃダメになってしまえよという想いです。

どう思う?これから2人でやっていけると思う?
んんどうかなぁでもとりあえずは
一緒にいたいと思ってるけど
そうだねだけどさ最後は私がフラれると思うな
んんどうかなぁでもとりあえずは
一緒にいてみようよ

「んん」←ここめっちゃみくもさんじゃないですか?
花束は男女の始まりを歌った曲で、まだお互い不安だけどこれからやっていこうと誓い合う歌詞が素敵なんですが、みくもとあかり、まだまだ始まったばかりだけれど、まるでカレンダーの日付を1個ずつ埋めていくように、やっていって欲しいなと思います。みくもさんは人を殴るときは容赦ないロボットみたいだけど、自分が殴られたときは一転、プスプスと音を立てて弱っていくし、エラーを起こしたように感情を零す。そんなところが好きです。残念ながら放送をリアルタイムで見ることが出来なかったんですが、この曲によって何かしらのエラーを発症させていればいいなと思います。

今までの僕は
曲がった事ばっかだった気がするんだよ
だからせめて君のとこには
まっすぐにまっすぐに走ってくよ

横によれてもいいよ、弱ってもいい。過去に何があってもいい、それを引きずってもいい。今ここからまっすぐ、向かって行って下さい。



権藤 ← 的場梨沙

吾輩は虎である/MOSHIMO

権藤さんは最近めっきりちとせに夢中というか、実際他に送られた曲はほとんどちとせ(しかも 権藤←ちとせ)でかなり笑ったんですが、それ以前を知る身としては梨沙のイメージが強くて、そんな梨沙が権藤さんに送るとしたらどんな曲がいいかなと考えてこれを送りました。とにかく相手からボコされたり、振り回されたり、でもなんだかんだ互いに意識してるじゃん、みたいな、そんな関係性としてかなりしっくり来る曲だなと。

全然タイプじゃない
それなのにカッコいいの
急に名前で呼ばれた
イメチェン気づいてくれた
適当に見えるのに
意外としっかり者
ギャップにやられたよ
単純バカな私

ここですよね、特に。権藤さん、気づいたらめちゃくちゃ色々動いてるっていうか、放送に呼ばれたり、今回の下請け放送でも率先的に動いてくれて「しっかり者」なわけです。加えて、気づいたらめちゃくちゃ感情を出して、そこを突かれたり、弱いところもガンガン出したりして、そういうところが梨沙からしてもグッとくるものがあるんじゃないでしょうか。キバを立てるのは、一種の信頼の証とも言えます。でも、さっき書きましたけど、権藤さんはちとせにお熱で。さて、それをどう思っているのやら。

寂しくたって寂しいと言えない
ダーリン ダーリン

イルカの夏はまだこれからみたいのようです。



羊狩り ← 三峰結華

長い夢/YUKI

羊狩りさんに送る曲はかなり迷いました。羊狩りさん、というか、羊狩りさんと結華の関係性ってのがちょっと難しいというか、お互い一歩強く踏み出せてないみたいな感じで、それは結華が何というか自分を曝け出すのに臆病な人で、でも羊狩りさんも似たようなところがある気がして、結果じりじりと動かない感じになっている、そんな2人の状態を変えるような1曲をということで、これを選びました。

鍵はいつでも すぐに失くした
淋しがりやは 誰だ?
手を叩いては 喜んでた
私達の間には 壁はもう 無いのよ

均衡した関係を切り崩すには、どうしてもどちらかの一歩が必要で、最近の三峰のコミュを終えていないので分からない部分はありますけれど、三峰は手を差し出しているような気がして、あとはそれをグッと取るだけなのではないか、羊狩りさんが手を伸ばすだけなのではないか。「壁」はもう目の前には無いのではないか、と思うわけです。そして、失くしたと思っていた「鍵」は、実はポケットの底に隠れているのではないかとも思います。

バイバイ暗い雨
夢で逢えたなら何を話そう
気が付けば 棘だらけだ

外の世界は棘だらけ、生身の体ではすぐ傷も付きます。雨が降れば、びしょ濡れになってしまいます。でも、何度も夢で逢ってきた二人なら大丈夫。手を取り合い、駆け抜けて行って下さい。



星野流人 & 向井拓海

キャッチボール/BUMP OF CHICKEN

コメントにも書いた通り、流人さんと拓海の親友のような距離感が好きで、その関係性に何か曲を贈れないか考えた先で、この曲に辿り着きました。キャッチボールは、すごく距離の近い関係の「僕」と「君」を歌った曲で、その関係性については明言されていませんが、親友とか恋人とか、そういった言葉を使わないで2人の距離の近さを描いているのがすごく好きな部分で、その絶妙な距離感こそ流人さんと拓海だなと強く感じました。

「とれるわけないだろう!」 呆れながらも 慌てて追う
「とれなくてもいい」と 君は微笑んでた
「とれるわけないだろう!」 呆れながらも 必死でとる
「とれないと思った」と 君は驚いてた

放送中のコメントで、どちらが流人さんでどちらか拓海でも想像できるというものがありましたが、本当にその通りで、流人さんがぶん投げて拓海が取りに行くのも見えるし、拓海がぶん投げて流人さんがギリ取るのも見えるし。自分で送っておいてなんですが、こんなピッタリとハマることあるんだと思いました。プロデューサーとアイドルの関係性というのは色々あると思います、イチャついてもいいし、あえて遠くから見守ってもいい。その中で、やはり流人さんと拓海の親友みたいな距離感は美しいなと感じます。

上手くなって 距離を置く
心は近付いていく
君の声は遠くなり
君のコエが近くなる

この先、あるいはそれが変化するのか、次の展開があるのか、それは今の僕にはとても分かりませんが、今の2人の「キャッチボール」が続いていくことを、とりあえずは願ってやみません。



【エンディング曲】
ひとりで生きていたならば/SUPER BEAVER

最後に。本放送のエンディングとして送って採用された曲についても。
夢ソン生は「プロデューサーと担当アイドルの企画」です。でも、一つ付け加えるならば「プロデューサーと担当アイドル、それを見ている別のプロデューサーの企画」です。今回曲を真剣に選んで分かったのですが、その人のことを知らなければ、その人とアイドルの間のことを知らなければ、曲は送れなくて。もっと言うなら、恥ずかしいことを言うならば、その人のことを好きじゃなければ、曲は送れなくて。そういう、プロデューサーとプロデューサーの間の信頼関係としての企画でもあるのだなと思いました。

僕ひとりの話ならば こんな気持ちにならなかった
僕ひとりの話ならば いくつ誤魔化しても良かった
ひとりで生きていたならば ひとりで生きていないから
予想を遥か超えていく 嬉しさを知っているのさ

自分一人で生きていたのならば、アイドルとも出会わず、他のプロデューサーとも出会わずにいたのならば、僕は今ここにはいなくて、放送なんかにも出ていなくて、泣いてもいないんだけど、でも、笑ってもいなくて。一人で生きていたならば、曲を贈られてボコボコにされることもなかっただろうけど、急に不安になる夜にタイムラインで誰かを見つけて安心することもきっとなくて。今回夢ソン生を通して「一人ではないこと」「一人にはならないこと」を実感したから、感謝を込めてこの曲を贈りました。夢ソンに関わった「全員」に贈りました。

原動力はずっと ひとりで生きていないこと


それでは、また手紙を送る日が来たらお会いしましょう

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