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連作短編小説「次元潜水士」のまとめ

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連作短編小説「次元潜水士」をマガジンにまとめました。次元潜水士たちが色んな次元を旅する様子をお届けします。創作大賞2024のファンタジー小説部門に応募する際に加筆修正しました。 …
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#小説

連作短編小説「次元潜水士」第10話「白鳥の歌」

西くんの潜水 次元潜水研究を手伝ってくれている境井さんと加納ちゃんとスイカを食べていた時…

水月suigetu
1か月前
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連作短編小説「次元潜水士」第9話「ブラックホール・スパゲッティ」

地図描き師の姉妹の潜水 やっと実現する冒険旅行と、これから来るお客さんに胸を踊らせながら…

水月suigetu
4か月前
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連作短編小説「次元潜水士」第8話「四次元プリンター」

未来の西君の潜水 旧式の超立方体型四次元プリンターの充電が完了した。電源ボタンを押すと懐…

水月suigetu
6か月前
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連作短編小説「次元潜水士」第7話「エウロパの海へ潜降」

冬休み中の藤野君の潜水 窓辺の猫は、窓の外を覗くようにプログラムされている。おお、ちょっ…

水月suigetu
8か月前
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連作短編小説「次元潜水士」第6話「喧嘩潜水士」

加納ちゃんの潜水 にらみ合う二人を前にして、私はおろおろしているばかりだった。研究所の門…

水月suigetu
11か月前
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連作短編小説「次元潜水士」第5話「揺らぐ海と次元」

藤野君の潜水 小刻みに息を吐いて吸う。肺とお腹に少しずつ空気を溜めるのだ。こうすれば長く…

水月suigetu
1年前
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連作短編小説「次元潜水士」第4話「カラビヤウな折り鶴」

西君の潜水 座標の計算という重要かつ面倒な作業を放り出し、折り紙で遊んでいるとインターホンが鳴った。そういえば、あの2人がそろそろ来る頃合いだ。 僕は次元潜水という技術で異次元の調査研究をしている。孤独な研究活動に限界を感じていた時に、助手になってくれたのが境井さんと加納ちゃんだ。しっかり者の境井さんだったらやばい。絶対に怒られる。折り紙を素早く片付けドアを開けた。加納ちゃんだった。胸を撫でおろす。 「いらっしゃーい。今日はね、また新しい次元潜水のルートをね……あれ?加

連作短編小説「次元潜水士」第3話「地図描き師のパラレル」

地図描き師の姉妹の潜水 カーテンを開けたら、庭の素晴らしい眺めで目が覚めた。白猫の短いし…

水月suigetu
1年前
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連作短編小説「次元潜水士」第2話「屋上にて門出」

加納ちゃんの潜水 週末のバイトが終わった翌日の昼。ゆっくり身支度を整えて、誰もいないリビ…

水月suigetu
1年前
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連作短編小説「次元潜水士」第1話「次元潜水士」

【あらすじ】 「五次元世界まで、ちょっと潜ってみない?」 夢がないことに悩んでいるフリー…

水月suigetu
1年前
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