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ネタバレが爆発する黄金レビュー
夏休み終わりました。
個人的な拡張全体の総括としては「う~~~ん」って感じでしょうか。
紅蓮の時と似たような印象だけど、今回はゾディハイ明けの新章ということで期待半分不安半分というところはあったのだけれど正直なところ思ったよりも良くなかった…
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グラフィックアップデートの恩恵でイベントカットシーンなんかは(内容はともかく)見応えあって良かったしマップも綺麗で、特にオルコ・パチャは雰囲気出ててすごく良かった。逆に言うとそこだけだった。
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■ストーリー前半:継承の儀編
前半は目的もゴールも明確でウクラマトの成長を見守る視点で未知の多民族文化を紐解いていくという構成は面白かったと思う。マムークにおけるバクージャジャのかなり強引な描写もまぁ前半終了間際ということを考えて大目にみるわ。
でも同じ内容の会話が何度もカットシーンで出てくるのはかなりダルかった。暁メンバーの別行動が多く、各メンバーに対する説明という演出は理解できてもプレイヤーは体験済みの事柄をボイス付きカットシーンでたらたら再確認(しかも2~3度ではない)させられて気分が良いものではない。ウクラマトの変化のない心象描写もちょっとクドいな…と感じられるくらいには多かった。
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ただクエスト・マップ・BGMは個人的にGoodなものが多く好印象だった。
前半ID3つも面白かったしセノーテの雰囲気はキタンナとモロかぶりだったけどまぁ200近いダンジョンでかぶりが出てくるのはしょうがないかなと…BGM良かったし許せる!!
前半通して「夏休みの自由研究」って感じで変に肩に力入らず楽しめたと思う。登場人物も魅力的だったしマイヒロシは黒子に徹していたけれど、たまにはええやんな?って感じで楽しめてた。
■ストーリー後半:アレクサンドリア編
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『旧国じゃんこれ!!』ってずっと思いながらプレイしてましたね。
進展しない会話シーンの連続、かと思えばプレイヤー置いてけぼりの急展開、呆然としているプレイヤーを尻目にみんな笑顔で大☆団☆円。グラフィックスの方向性も相まって完全に旧国のストーリーを追体験してるようで…脚本クエスト担当がドヤ顔で作った自己満ストーリーまで真似しなくて良かったんだが。
スフェーンとウクラマトのやりとりでお互いの譲れない想いを表現したかったのかもしれない、ラストへの壮大な伏線だったのかもしれない。でも同じ内容の問答を「今それ必要ですか????」なシチュエーションで繰り返されるのが本当にウンザリだった…しかも状況変わらねぇし。これはエレンヴィルとカフキワのシーンもそう。同じ問答を何回もボイスカットシーンでちょいちょい挟まれてもなんの感情移入もできねぇんだが…ってなってた。
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また主要人物であり全編通してのキーマンであるゾラージャの描写があまりにも無く(『何を考えているのかわからない』という点では狙い通りなのだろうが)そこにきてなんの説明もなしにグルージャ(カワイイ)というサプライズが現れ親子関係の説明も大して語られる訳でもなく最後は権限だけ残して死んでいくという。「はぁ?」って感情以外出てこないでしょ…。最初から最後までゲーム内外でぞんざいに扱われる敵役に同情さえ感じたよわたしゃ…
シャーローニでのクエストもメインサブ共に地域的な掘り下げが殆どなく「お前ただ西部劇やりたかっただけちゃうんか?」と思わせる内容だったし、列車イベもグルグ火山と丸かぶりだし…「もう見た」としか思わんかった。リビングメモリーの連続お別れイベントも「やっとかよ…」的な帳尻合わせに感じて正直微妙でしたね…。前半はNPCのセリフとかfate見ながら楽しめてたけど後半はそれもしなくなってしまったくらいにはスカスカだった。
後半IDはバトルはまぁまぁ面白かったんだけど、前半と比べて全体的に演出過多かなと…感じてしまった。細かいところなんだけど変身シーンを2~3秒詰めたり敵の配置変えたりしてくれるだけでだいぶ印象変わったと思うけど…ボスのギミックも大げさに実装済みの技出してくるだけだでそんなに新鮮味がなかったなぁ討滅は面白かったけど。BGMもちょっと”狙いすぎ”な感じであんま没入感なかったかなぁというお気持ち。
黄金のレガシーさん継承の儀だけできっちりやってくれたら個人的には楽しめた内容だったんですけど、取ってつけたような後半で全体的に印象悪くなってしまった。漆黒暁月ブースト終了を加味してもマジで後半の評価できるポイント一つもなかったのは拡張史上で初めてだったかもしれん。
エキルレいってきます。
■追記
一晩寝て冷静になって振り返ってみるとプレイヤーが求める「ここの描写が欲しい」ところで制作側からお出しされた「これ見て!!!!」が全く嚙み合ってなかったのが全編通じて没入への阻害要因だったと思った。
プレイヤーは世界を救った英雄なワケで正直ゾラージャなんか「1ボスにもならんわw」的な描写は欲しかったし、それでも手は出せないみたいなもどかしさを何処かで(まぁラストは必然)発散できると思ってたけどもそれが殆ど無くってフラストレーション溜まってたってのはあるかもしれない。後半はそれが如実だった。
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振り返ってみるとアレクサンドリアのストーリー設定自体は面白くはあった。殆ど言いがかりになってしまうが、どうしても旧国テイストが終始頭から抜けず前述の描写不足も相まって個人的に全然感情移入できなかったのは残念だった。後半の進行がほぼウェルリトと同じだったのでまぁその担当さんだったのだろうとは思うけど…物語単体としてカッチリ作ってれば面白かったんかな?とは思う。まぁ7.xシリーズはどちらかというとアレクサンドリアにスポットを当てて掘り下げが行われるんだと勝手に解釈してる。
ラスボスはウクラマトが強い意志を持って挑みに行ったけど、結局危険因子扱いされたヒロシが強制的にタイマンさせられるって強烈な肩透かし食らったし、かと思えば履行で「あたしがスフェーンを止める!!!!!」って猛アピールしてくる演出も支離滅裂というか、制作サイドの押しつけがましさだけが強調される印象だったのも残念だった。ウクラマト好きだけどなぁ。
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一番のウリのハズだったストーリーテリングがズタボロだったけど今後の可能性というか、何か新しいものがお出しされるんじゃないかっていう期待感は随所にあったのでそこはポジティブな要素だったとは思う。
『世界を繋ぐ鍵』という新しいアゼムアーティファクトも手に入れた事だし、残りの鏡像世界の実態も後々明かされていくのだろう…ヤシュトラはブチギレそうだが。
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