【ミニ絵本】猫山伏、真夜中の荒野で秘密の修行!!!
人里離れた猫砂の荒野、
空には無数の星が煌めき大地は昼間の熱を失い眠りについていました。
ここに一人の猫の山伏がおりました。
猫の山伏は眼をつむり両の手を合わせておりました。
それはそれは長い時間、そうしておりました。
頬のヒゲがちょっとばかり伸び始めた頃でしょうか、彼はヒゲをゆらし静かに呪文を唱え始めました。
ゴゴゴゴゴゴゴ
やがて大地を揺るがすような響きとともに、
モクモク雲のように厚い煙と、キーンと星よりも明るい光が彼を包み込みました。
空と大地と猫の山伏。
彼らは一体