Papermoon♯1

何もない自分は
何もない場所が相応しくて
何もないまま生きて死ぬのが相応しい。
とそう思ってた。
誰かの人生のエキストラで、
終わる、終われば良いって。

学校にも行ってない
普通に生きられない
中卒で仕事をしても
バイトを転々としてた。

実家でニートだった時もあるし
1人暮らしを始めてからも
ニート期間がある。
余裕で、ある。

そんな自分は
サブヒューマンでしかなくて
嫌いだったし、いつも消えたかったよ。

だから今、何故か東京まで来て
ライブにたくさん行って
楽しく過ごして
お金がかかるから仕事も出来る様になって
欲しいものも買えて
何となくまともな大人になったと思えてた。
人生で、初めてちゃんと、出来た。
と思ってた。

ライトに群がる蛾だとしても、
それでも触っていたいものに
触って生きてたら
幸せに生きていける、と思ってた。
笑える事がある、なら
それを幸せな人生と
呼べば良いのかな、って。

『泳いでるフリが上手になったね』
って言われて混乱した。

一瞬で自信が、無くなったよ。

疑った。
今の生活が気に入ってるフリを
してただけなのかなって。

ずっと、まともな大人になりたくて
なんか、それが出来てるようで
嬉しかったから。

でもちゃんとしてる風の
泳いでるフリだって。

本質なんて変わって無いんだから。

✮✮✮

ずっと昔に
ウェブログが流行した時代に
文章を褒めてくれる人が居た。

書くのは好きだったし
自分で読み返しても、好きだし笑

何となく
何にもならなくても
ちょっとまた
書いてみようかなって思った。んだ。

(´-`).。oO

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