カナリヤ

(紫晞) 何度だって 思い出して
     僕が歌うこの歌を


(つゆり)静かに消えてく街の色が
     切り取られた空の青に染まってく

(まりん)繰り返すような日々の中で
     聞き飽きる程に こびり付いたメロディ

(紫晞) 普通の未来を 望んだ未来を
     どれだけ探してみても


(つゆり・レイ)
     果てのない空に星が降る夜を 
     今もまだ覚えている 怖くなって ただ震えて
     涙を流しているなら

(紫晞・まりん)
     いつか君と交わした約束を
     あの空へ届けるから 何度だって 思い出して
     僕が歌うこの歌を


(紫晞) 窓辺に浮かべたこの心は
     愛を知った分だけ 痣だらけになってた

(レイ) 噎せ返るような日々の中で 
     搔き毟る程に こぼれ落ちたエレジー

(つゆり)誰もいないの?声がしないよ
     どうか僕を騙してよ

(紫晞・まりん)
     今も微かに残る体温に 泳ぎきれない祈りを
     掠れたって 声をからして
     そこに君がいるなら

(つゆり・レイ)
     寄せては返すような喧騒に 搔き消されそうな声が
     聴こえるなら 手が届くなら
     夜に飲み込まれる前に

(紫晞) 手を伸ばしてよ 名前を呼んでよ
     思い出してよ 僕の声を
     色の消えた街に響く歌を

(つゆり)果てのない空に星が降る夜を 今もまだ覚えている
(つゆり・レイ)
     怖くなってただ震えて 涙を流してるなら

(紫晞・まりん)
     いつか君と交わした約束を あの空へ届けるから
     何度だって 思い出して
     僕が歌うこの歌を

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