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スランプの在り方 

最近、絵を描こうとするが
納得がいかないまま焦りが日々募る。


なぜ描けなくなってしまったのか。
逆に
なぜ今まで描けていたのか、
どうやって描いていたのか。

絵を描くのを諦めてしまったりするのは
きっとこの感覚に阻まれて途方にくれてしまうのだろう。

過去に描いた絵を振り返りながら、
絵を描き続けることの凄さに改めて
驚かされた。

過去の私は
今の私にこうして
エールをおくっている。

そうか。
今やっている事は
確実に未来に繋がっていくんだ。

さらに
366枚連続で龍を描くなんて、
私は
本当に凄い事に挑戦していたんだ。



消してしまうと
迷いも苦しみも
無かった事になってしまうのが
悲しかった。

 
今描けない理由は
「雑であること」と「丁寧さ」の違いに向き合っているからだ。

「雑」とは一体何なのか。
「丁寧」とは一体何なのか。

直ぐに描くのが雑で
時間を掛ける事が丁寧なのか?

悩んでいても解決できることでもなく。
自分が描いてきた龍達に
どうかヒントをください、と願った。

そして
近くに用事があったので
四柱神社に参拝に行った。


目を閉じて祈ると、
鈴の音がシャンシャンと響いた。
ハッと目を開くと
若い夫婦が御祈祷を受けていた。

おそらく
安産祈願だろう。

私の意識は自然と「無事に生まれてきますように」という祈りに変わっていた。

笑顔がこぼれる。

あれ、私何に悩んでたかしら、と一瞬忘れてしまった。

不思議なことに、
全ては過ぎ去ったかのように
心が軽やかになっていた。

その後、伊勢神宮の遥拝所で精神統一をし、
三峯神社の祠で「絵を描き、心を救い、心を癒し、心を許します。どうぞ私の背中を押してください」と願った。

すると、ひと風がぶほーうと音を立てて吹き抜けた。

まるで暖かく優しい掌で
私の背中を押してくれたように感じた。

本当に、信じられないことだった!

頑張ります、と
お辞儀をした。


その後、
天気雨が降り、
松本に大きくてはっきりと
ダブルレインボーがかかった。


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わくわく特攻隊長日記

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