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一体、何者だよ!? リコ・ルイス/シティが求める偽SBの動き方とは?

スーパールーキーって華ありますよね。

華のあるルーキーって誰がいますかね?
大谷翔平とか、昔なら斎藤佑樹とか。

でもここで言いたいのは、ポッと出の突然変異型ルーキー。ロマンあるタイプ。高校野球なら県予選ではそれほど注目されてなかったけど彗星のごとく甲子園でヒーローになっちゃうような。金足農業の吉田輝星(日ハム)のようなタイプ。



急に出てきたけど、一体何者?

■シティスタイルのSB

ペップ・グアルディオラのマンチェスターシティは、非常にシステマチックなサッカーです。特にSBの動き方は特殊で、インナーラップ自体はそんな特別でもないんですけど、ボランチ化したりトップ下になったりと、状況的に判断して適切なポジションでその場に応じたプレーする。技術はもちろんですけど知性も必要ですよね。

そんな難しいシティのSBに新生現る!ということで、年明けに1人現れました。リコ・ルイス。18歳です。


まずは、リコ・ルイスとシティが求めるSBから整理していきましょう。

丁度いい動画見つけたので紹介します。

右SBの位置にいますけど、偽SB「中盤化」するので、果たしてどんなポジションを獲るのか。

この動画ホンマありがたい!!
このトライアングル内に入りたいんですよ。実際入ります。

ハイ、入りましたからの、ボールを受けるルベン・ディアスにプレスに行く選手いるじゃないですか。この選手のポジションがどこか。コレ、すごく重要です。

一旦GKに戻す。その後のルベン・ディアスなんですが、

外開くんですよ。ここにめっちゃスペース広がってるじゃないですか。何故に?なんですけど、これこそ偽SBやる狙いで、ディアスにプレスした選手のポジションは左ウイングです。仮に右SBのリコ・ルイスがポジション厳守して右にいたとすると、当然マッチアップするのは対面の選手なんでサイドにマークしに来ますよね。

これが、SBが内側に入るだけで世界観変わります。はいどうぞ!!

どうでしょう!!まるで東京駅から乗って舞浜で降りたときのような夢の世界が広がります!!
つまり必然としてここのスペースが生まれるので、CBが開いて受けることができると。

はい、オープンにボールを受けることができた。これが偽SB。基本的な動きです。では実際にリコ・ルイスの動きを見ていきましょう。



■リコ・ルイスのビルドアップ

ではではリコ・ルイス本人の登場です。

この位置からのビルドアップ。

ここで正面に来た相手DFと正対。ここで相手の動きが止まるので牽制できていますね。

中にドリブルします。中選んだ理由は単純で、外行くと運んだ先でプレーの選択肢が減るから。

かわしきって中を突撃。

中を突撃されそうになれば、当然相手は警戒心高めますよね。これに対してのリコ・ルイスの解答は

相手3人も引きつけて、オープンな状態にして味方に預ける。ビルドアップとしては完璧じゃないか!!



リコ・ルイスとシティ版SBの親和性

シティの偽SBは、最近まではカンセロロールといって、ボランチにIHにウイングにトップ下までもを兼任するアタオカなことやっていて、それを見事に完遂してました。カンセロは守備がアカンので、リコ・ルイスの登場によって「おやおや?」となり、なんやかんやあってバイエルン移籍しましたけど。その後はベルナルド・シウバをまさかのSB。というか、左サイドエリアは全て担当範囲やボケぇ~!!とペップに扱かれてますけど、他のチームのSBとは一線を画しているのは確かです。そこに生粋のSBボーイでありながら中央でのプレーも自在に出来ちゃうという恐ろしい18歳。まだまだ進化していくでしょう。



次回予告

マジでちょっと迷っていて、やりたい企画が何個かあんのよ。1番はナポリやりたいんだけど、3月中旬にクラシコやるじゃん。このプレビューはやりたいし、バルサもバルサでクンデとかガビちゃんのプレー紹介したいなと思いつつ、レアルを見てみるのもアリだと思うし。タイミングと僕の気分次第で。


Thanks for watching!!

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