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蒼穹のファフナービヨンド7.8.9話公開を待ちながら

「ファフナーYouTube公開によせて」というタイトルで投稿しようと思っていたのに、もう7.8.9話の公開がそこまで来てしまいました。ファフナーはこの先どこにいくんだろう。ビヨンドを見て勝手に切なくなった人の勝手な想いです。

本当に本当に遠いところに来てしまったんだなぁ。
一騎が祝福されて、まだファフナーに乗っていて、でも暮らしているところは竜宮島じゃなくて、乗っている機体もザインじゃない。下の世代も随分成長していて…
たった数ヶ月の平和を得るために何人もの子ども達を犠牲にしてきたRoLから考えたら、ものすごい進歩で、ファフナーそのものがまず進化した。一期の初め、一騎しかファフナーに乗れなくて、沢山の人を犠牲にしながらここまで来たけれど、まだ平和は訪れていない。

子ども達に移植されたフェストゥムの因子。日野洋治は生きるための因子が育つ可能性もある、と言った。これは彼が想像していたものとは大分違うかもしれないけれど、生きる可能性は少しずつ開かれている。

おそらくもうフェストゥムを人類が全滅させることはできないだろうけれど、共存の可能性は開かれているのかもしれない。人がフェストゥムに近づいていって、フェストゥムが人に近づいてきている。これからもっと、人であることの定義が曖昧になる気がする。人類軍は一期の一騎達のことをフェストゥムの因子を組み込まれた人間というだけで驚愕していたけれど、その頃に比べたら今のエスペラントやエレメントはフェストゥムにかなり近づいた。beyondの総士がbeyondの一騎を人間じゃないと言ったけれど、それはある意味では普通の感覚かもしれない。何となく、一期の一騎を見てきた自分からすると、エレメントとなった一騎を見ていると切なくなる。これが共存の、人類の生存の可能性だとしても、理解はできてもなかなか納得しきれない。人であるままではいけなかったのかと、人のまま生きることはできなかったのかと、どうしようもないことを考えてしまう。でもどこかでまだ一騎は人間なんだと思う気持ちもある。美羽ちゃんは一騎は人間だと言ったし、多分島の人達も人間だと思ってる。それなのに、どこかすごく切ない。人のまま生きて死ぬのが望みだと言った皆城総士は案外、「自分が人であること」が自分にとって大切だったのかもしれない。

沢山の人が死んでいって、その度に辛かった。こういう物語だからこそ、キャラクターに対する思い入れが深くなった。どうか皆んな生きてほしい、できれば幸せに生きていてほしいと思うのにどんどん死んでいく。それがただただ辛い。もう誰が死ぬのも見たくないけど、きっとbeyondでもまた誰ががいなくなるのだろう。そう思うと、続きを知りたいけど続きをもう観たくない。でもそれでも、彼らの行く末を、たどり着く先を見届けたい。平和に行き着くと信じながら、きっと最後まで観ると思う。

だからどうか、ハッピーエンドになりますように。

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