『プルーストを読む生活』を読みながらプルーストを読む

『失われた時を求めて』を読んでnoteを書く決意をして後、ハッシュタグ検索で柿内正午さんのnoteに出くわした。
どうやら、柿内さんは、数年前に『失われた時を求めて』を読みながらnoteに日記を書かれていたようだ。

当該記事は本の出版後にクローズドになっていたが、本が出ているのならその方がいい。早速アマゾンから取り寄せた。それが、『プルーストを読む生活』である。

基本的には、柿内さんがタイトルにその日読んだ巻数とページ数(ここまで)を記し、内容として併読している本や、日常の趣味などの挿話が入り、そして時々軽く『失われた時を求めて』に触れてある。なんとも趣のある内容の本で、装丁も素晴らしい。

そして、この本を読むと『失われた時を求めて』へのモチベーションが高まるのである。柿内さんが読んでいるのも、ちくま文庫版である、ということも関係していると思う。
こんな嬉しい出会いはなく、喜んで大事に読み進めている。

加えて、今年は文学YouTuberであり文芸YouTuberであるムーさんが、『失われた時を求めて』第0回読書会を4月10日に開催されるようで。

これは…! 来てる! 本を読む波が来てる!

ずっと昔、古の頃、大学の講座で読書会に参加していた。課題図書を買ってきて期日までに必死に読み、当日は鼻の穴を膨らませていっぱしの発言をしようと気張って参加してダダ滑りして帰ってきたものだ。
滑るのはともかく、読書会そのものはいつだって楽しかった。本について、語り合えるのは喜びなのである。

今回のYouTubeの読書会はROMに徹するつもりだけれど、とても楽しみにしている。

あと9日ほど、頑張って読み進めたい所存。ワクワクするなあ!


(同じ作品を沢山の人と読めそうなのが嬉しいな、というお話でした。)

加筆訂正済み(読書会は第1回ではなく、第0回でした。)

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