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バイデン氏、中国での冬季オリンピックの外交的ボイコットを「検討中」と発言

ジョン・ワグナー、クリーブ・R・ウーツン・ジュニア

2021年11月19日

 バイデン大統領は木曜日、中国で開催される冬季オリンピックの外交的ボイコットを「検討している」と述べた。これは、米国の選手の出場は認めるものの、中国の人権侵害に抗議するために政府関係者が北京で開催される大会に参加しないようにするというものだ。

 こうしたボイコットは、ナンシー・ペロシ下院議長(民主党・カリフォルニア州選出)をはじめとする、民主・共和両党の議員達が提唱していたものだ。

 バイデン氏はカナダのジャスティン・トルドー首相との会談中に、記者団からの質問に答えつつ、外交的ボイコットについては「検討中だ」と述べている。

 中国の習近平国家主席は世界最大級のスポーツイベントにおいて、世界の指導者をもてなすことにより威信を得ようとしている。バイデン氏は、これを否定すべきだという圧力にさらされているという。なお、大会は2月初旬に開幕される。

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