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どうもこんにちは!エイジ(旧猫)です。思いついたことを、とにかく書き綴ることにしました。

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記事一覧

【SMAP解散の真実】SMAPは復活するのか

ある小説が話題になっている。 それはSMAPの「あの日」の出来事を当事者の視点から描いた作品だ。 「あの日」とは、SMAPの解散報道がでた直後の2016年1月18日、SMAP✖️SM…

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3週間前
4

【芸人vsYouTuber】粗品の「YouTuberは面白くない」は本当なのか。

霜降り明星の粗品は千鳥の大吾がMCをつとめる「酒のツマミになる話」で、ある問題提起をする。 「YouTuberは面白いのか」 粗品の答えは「YouTuberは全員面白くない」という…

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3週間前
4

すずめの戸締りの感想ー村上春樹、宮崎駿、ユーミンー

新海誠『すずめの戸締り』の感想です。 ほとんど、メモみたいにとりとめもない感じです。 ※ネタバレ全開で感想書きます。 冒頭の感想。 「村上春樹!?」 まさか、「み…

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1年前
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男が読んだ「夏物語」

川上未映子の『夏物語』を読んだ。 本編は二部構成になっていて、一部が2008年の夏で、二部はその8年後の夏が舞台となり、最後はその3年後の2019年の夏で終わる。 タイト…

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2年前
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桜庭一樹「少女を埋める」論争について

桜庭一樹の小説「少女を埋める」の批評をめぐって論争が起こっている。 翻訳家の鴻巣友季子の朝日新聞に掲載された文芸時評における、本作の解説が誤っているので訂正して…

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2年前
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炎上エンターテインメント社会

とある日常の一コマ YouTube「つまり、○○って必要あります?猫の命の方が大切ですよ」 Twitter「人権無視」「サイコパス」「あたおか」「常識ない」「お前はどんな風に…

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2年前
6

歌姫はひとりじゃない。ー「竜とそばかすの姫」が描くネットの可能性についてー

細田守の最新作「竜とそばかすの姫」(以下、そばかす姫)を観た。 最新の技術を使ったインターネット世界「U」の映像は「サマーウォーズ」の「OZ」の時よりもさらに進化…

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2年前
7

ユーチューバーを叩く気持ち悪さについて

ユーチューバーの誕生日会の件。 多くの人が彼らを責めるのは、「なぜ、みんなが我慢しているのにあなたたちは我慢しないのですか?」という怒りからだろう。 まさに、「…

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2年前
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今度の小栗旬は一味違うのさー映画「キャラクター」ー

映画「キャラクター」を観た。 猟奇殺人犯と偶然その殺人現場に居合わせた漫画家。漫画家はその殺人犯の圧倒的なキャラクターに惹かれて漫画を描く。 やがて、殺人犯は漫…

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2年前
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5月が気がつけば終わりを迎えようとしている。もう、2021年が半分終わろうとしているのだ。月日の流れの速さについていけていない。20年前と今はかなり違っているかもしれないが、10年前と今はそんなに違いがあるかわからない。つくづく歳をとってきたのだと、思う。。。

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3年前
7

ライバルに恋する少年たちー「ブルーピリオド」ー

「ブルーピリオド」はリア充高校生の八虎がある日、美術に目覚め、東京藝大を目指す物語だ。 友だちと渋谷でオールし、髪は派手に染めている。一見、不良の八虎は、成績が…

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3年前
7

ヒカルの「泥酔旅行」がめちゃくちゃ面白い。48時間寝ないでミニゲームに負けたら飲酒。シンプルなのにこんなに過酷なゲームはない。一方、中田敦彦YouTube大学で「酒は毒」という大きなスポンサーのいるテレビでは考えられない動画。すでに磐石の地位を築いている2人の新しい挑戦だ。

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3年前
7

NHK「100分de名著」で、三島由紀夫の「金閣寺」がとりあげられた。もう何年も前に読んで、当時は正直さっぱりわからなかった。平野啓一郎さんの解説を聞いて、やっと三島が何を語りたかったのかわかるような気がしてきた。もう一度、再読してみたい。

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3年前
6

「大豆田とわ子と三人の元夫」を一気に観たが、タイトルからは想像がつかない豪華な作品だった。毎回変わるエンディング。豪華な演者。豪華なセット。映像は美しく、その全てが洒落ている。子どもでい続ける元夫たちを少し離れたところから見守るとわ子の優しさ。ラストまで目が離せない。

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3年前
6

「善悪の屑」「外道の歌」は、現代の水戸黄門だ。被害者家族の依頼があれば、必ず復讐を代行する2人の男たち。グロテスクな描写が多いのに、なぜか読後はスッキリする。やられたらやり返すの原理がそこにはあり、勧善懲悪の世界観だからだろう。「ウシジマくん」の理不尽な不幸とは違った面白さだ。

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3年前
7

「太陽の王子ホルスの大冒険」。宮崎駿の超絶格好いいレイアウト。高畑勲のリアリティを極限まで追及した演出。冒頭、唐突に描かれる何匹ものオオカミに斧で立ち向かう勇ましい少年。しゃべる動物。しゃべる巨大な岩男。善悪に苦悩するヒロイン。ここにアニメの全てがある。

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3年前
5
【SMAP解散の真実】SMAPは復活するのか

【SMAP解散の真実】SMAPは復活するのか

ある小説が話題になっている。

それはSMAPの「あの日」の出来事を当事者の視点から描いた作品だ。
「あの日」とは、SMAPの解散報道がでた直後の2016年1月18日、SMAP✖️SMAPの生放送があった日だ。
番組の瞬間最高視聴率は37.2%
SMAPは解散するのかしないのか。
生放送で五人が何を言うのか。
この国民的アイドルグループが解散するかいなかを全国民が固唾を飲んで見守っていた。
そして

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【芸人vsYouTuber】粗品の「YouTuberは面白くない」は本当なのか。

【芸人vsYouTuber】粗品の「YouTuberは面白くない」は本当なのか。

霜降り明星の粗品は千鳥の大吾がMCをつとめる「酒のツマミになる話」で、ある問題提起をする。
「YouTuberは面白いのか」
粗品の答えは「YouTuberは全員面白くない」というものだ。
この問題提起に「自分が見た動画では」という注釈付きではあるが千鳥の2人も概ね同意した。
公然とは言わないが、おそらく、このように思っている芸人は多いだろう。
芸人たちが言う「YouTuberは面白くない」は本当

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すずめの戸締りの感想ー村上春樹、宮崎駿、ユーミンー

すずめの戸締りの感想ー村上春樹、宮崎駿、ユーミンー

新海誠『すずめの戸締り』の感想です。
ほとんど、メモみたいにとりとめもない感じです。
※ネタバレ全開で感想書きます。

冒頭の感想。
「村上春樹!?」

まさか、「みみずくん」が出てくるとは。
村上春樹の『かえるくん、東京を救う』に登場する震災の原因、「みみずくん」である。そして今作の震災の原因となるのも「みみずくん」である。
いやいや、まんまかいなと思ったが、村上春樹の小説は、たしか『秒速5セン

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男が読んだ「夏物語」

男が読んだ「夏物語」

川上未映子の『夏物語』を読んだ。

本編は二部構成になっていて、一部が2008年の夏で、二部はその8年後の夏が舞台となり、最後はその3年後の2019年の夏で終わる。

タイトルは夏の物語ということと、夏目夏子という、主人公の名前からきているのだろう。

本作の一部と二部はだいぶ印象が違う小説だ。元々、一部は「乳と卵」という一つの独立した小説であったことも関係しているだろう。第二部は、「乳と卵」の続

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桜庭一樹「少女を埋める」論争について

桜庭一樹「少女を埋める」論争について

桜庭一樹の小説「少女を埋める」の批評をめぐって論争が起こっている。

翻訳家の鴻巣友季子の朝日新聞に掲載された文芸時評における、本作の解説が誤っているので訂正してほしいと著者の桜庭本人から苦情が入ったのだ。

桜庭が問題にしたのは本作のあらすじ紹介とも言える箇所だ。鴻巣は、本作に登場する主人公冬子の母親が父親を介護中に虐待した、としている。桜庭の主張は、本作にそのような描写はないので、それは誤読で

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炎上エンターテインメント社会

炎上エンターテインメント社会

とある日常の一コマ

YouTube「つまり、○○って必要あります?猫の命の方が大切ですよ」

Twitter「人権無視」「サイコパス」「あたおか」「常識ない」「お前はどんな風に育てられたんだ」「優生思想」「差別主義者」「こうしてまた日本はナチスに近づく」

YouTube「すみません。謝罪します。もっと勉強します。気分を害された方申し訳ありませんでした」

Twitter「誠心誠意謝ってない」「

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歌姫はひとりじゃない。ー「竜とそばかすの姫」が描くネットの可能性についてー

歌姫はひとりじゃない。ー「竜とそばかすの姫」が描くネットの可能性についてー

細田守の最新作「竜とそばかすの姫」(以下、そばかす姫)を観た。

最新の技術を使ったインターネット世界「U」の映像は「サマーウォーズ」の「OZ」の時よりもさらに進化していたし、主役である中村佳穂演じる鈴(ベル)の歌声も素晴らしかった。ただ、現段階でも多くの批評で述べられているように、シナリオには疑問が残る点が多かったように感じる。

この映画で描かれる「U」は50億のアカウントがいるにも関わらず、

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ユーチューバーを叩く気持ち悪さについて

ユーチューバーを叩く気持ち悪さについて

ユーチューバーの誕生日会の件。

多くの人が彼らを責めるのは、「なぜ、みんなが我慢しているのにあなたたちは我慢しないのですか?」という怒りからだろう。

まさに、「欲しがりません勝つまでは」の精神。ご立派なことだ。しかし、人間とは、皆そんなに立派なのだろうか。

あらゆる軽犯罪を一度も犯したことのない人間、犯罪でなくとも道義的にしていけないことを一度もしたことをない人間。そんなご立派な人間は、どれ

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今度の小栗旬は一味違うのさー映画「キャラクター」ー

今度の小栗旬は一味違うのさー映画「キャラクター」ー

映画「キャラクター」を観た。

猟奇殺人犯と偶然その殺人現場に居合わせた漫画家。漫画家はその殺人犯の圧倒的なキャラクターに惹かれて漫画を描く。

やがて、殺人犯は漫画の存在に気がつき、漫画の殺人を模倣した殺人を繰り返す。

漫画原作で有名な長崎尚志の原案だからか、まるで漫画のようなストーリーだ。漫画家と編集者のやりとりにもリアリティがある。「絵が上手くてもキャラクターが描けないなら面白くならない」

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5月が気がつけば終わりを迎えようとしている。もう、2021年が半分終わろうとしているのだ。月日の流れの速さについていけていない。20年前と今はかなり違っているかもしれないが、10年前と今はそんなに違いがあるかわからない。つくづく歳をとってきたのだと、思う。。。

ライバルに恋する少年たちー「ブルーピリオド」ー

ライバルに恋する少年たちー「ブルーピリオド」ー

「ブルーピリオド」はリア充高校生の八虎がある日、美術に目覚め、東京藝大を目指す物語だ。

友だちと渋谷でオールし、髪は派手に染めている。一見、不良の八虎は、成績が良くまじめに勉強する優等生でもある。

しかし、どんなことでもある程度人よりできてしまうことから、逆に何かに夢中になることができなかった。そんな時、初めて、絵と向き合う楽しさを覚え、それから毎日、とんでもない量の絵を描き始める。

そして

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ヒカルの「泥酔旅行」がめちゃくちゃ面白い。48時間寝ないでミニゲームに負けたら飲酒。シンプルなのにこんなに過酷なゲームはない。一方、中田敦彦YouTube大学で「酒は毒」という大きなスポンサーのいるテレビでは考えられない動画。すでに磐石の地位を築いている2人の新しい挑戦だ。

NHK「100分de名著」で、三島由紀夫の「金閣寺」がとりあげられた。もう何年も前に読んで、当時は正直さっぱりわからなかった。平野啓一郎さんの解説を聞いて、やっと三島が何を語りたかったのかわかるような気がしてきた。もう一度、再読してみたい。

「大豆田とわ子と三人の元夫」を一気に観たが、タイトルからは想像がつかない豪華な作品だった。毎回変わるエンディング。豪華な演者。豪華なセット。映像は美しく、その全てが洒落ている。子どもでい続ける元夫たちを少し離れたところから見守るとわ子の優しさ。ラストまで目が離せない。

「善悪の屑」「外道の歌」は、現代の水戸黄門だ。被害者家族の依頼があれば、必ず復讐を代行する2人の男たち。グロテスクな描写が多いのに、なぜか読後はスッキリする。やられたらやり返すの原理がそこにはあり、勧善懲悪の世界観だからだろう。「ウシジマくん」の理不尽な不幸とは違った面白さだ。

「太陽の王子ホルスの大冒険」。宮崎駿の超絶格好いいレイアウト。高畑勲のリアリティを極限まで追及した演出。冒頭、唐突に描かれる何匹ものオオカミに斧で立ち向かう勇ましい少年。しゃべる動物。しゃべる巨大な岩男。善悪に苦悩するヒロイン。ここにアニメの全てがある。