ネットの情報は偏っている!!!

今朝のNHKで、「ネットの陰謀論にハマった親子の溝」を特集していました。

テレビ側が正しくてネットを見てる側が怪しい情報を信じるせいで家族の溝が深まる…という、相変わらずな内容。
(´・ω・`)

またかぁ〜…(怒りというより呆れ)、国民から巻き上げた金でまたこんな番組作って…と、思っていたのですが、一部だけ非常に重要なことを言っていたので記事にしました。

それは、ツイッターやYouTubeなどそれぞれのプラットフォームが、その人の関心に応じて情報を意図的に偏らせて出しているという点。
YouTubeなんかでも、一度動画を見ると似たような動画がおすすめされるアレです。

NHKの番組では、これを元に
「だからネットを情報源にしてる人はダメなんだよね〜」みたいな流れに持っていっているのでその論調には当然賛成できませんが、それでもこの情報偏重の傾向は確かに事実で、非常に危険な部分です。

Twitterなんかやってても、よく見る情報を元にTLにおすすめが出てくるので公平にみようと思うと意図的に反対意見の人をフォローしたり、議論内容を精査したり、別の手段で調べたり、意識と行動が必要になってきます。

それでもネットは、嘘ばかりを受動的に受け取るテレビ・新聞よりはマシなのですが、注意していないとテレビ見てるのとなんら変わりのない状況に陥ります。

自分は、今のアカウントを持つ前に別のアカウントで政治界隈の情報を見ていました。そのせいで、今は間違ってると断言できるような内容のことも、完全に信じ込んでいたことがあります。

また、これはTwitterだけではなく、特定の発信者の動画や情報元(ネットニュース、雑誌など)にも言えることです。

その時は色々あって精神的にキツくなっててそのアカウントを削除してやり直したのですが、今思えば怪我の功名だったなと思います。

それからは、情報収集目的の場合はあまり特定の人と絡まず、一つだけ意見が違うからってすぐフォローを外したりしないとか、色々工夫するようになりました。
あと、常に今信じてる情報は本当に正しいのか?今の考えが本当に正しいのか?、常に考えるようになりました。
議論がツリー内でやり取りされている場合、客観的な立場でその議論内容を見ようとするのも大事です。

見てると、特定界隈の情報しか見てないのか、昔の自分のように凝り固まっている人がたくさんいます。
実際、そういう人と議論したこともありますが、レッテル貼りされて攻撃されるような感じで、かなり公平性に欠けるなという印象をよく受けます。
あとやっぱり最初からレッテル貼りしてくる人は攻撃的で聞く耳持たないです。

人間、自分がこうだろうと思いたい部分もやはりあって、それを否定されると「そんなことはないはずだ!」と拒絶してしまうことも人情としてあります。人によっては、入れ込みすぎててカルト宗教のようになっていることもあります。

自分はネットで調べて真実を知ったつもりでも、それがドツボにハマって工作員に誘導されていることもあります。
発信者自身はいい人で工作員でなくても、工作員の情報をまんまと信じ込んで真面目に拡散活動している人だってたくさんいます。
そして、それが自分ではないとは決して言い切れないということです。

この辺の自覚を持って情報を取捨選択できるかどうかが分かれ道かなと思います。
常に自分の情報や考えが正しいとは限らないと謙虚になることはかなり重要です。そして、自分の頭で本当は何が正しいのかと思考すること。

これらができてないと、結局受動的にテレビ見て信じてる人と同じです。

以下は、自分が情報を得るにあたって注意していることです。
・一つの情報源やグループに固執しない
・複数の情報源を持つ
・複数のアカウントを持つ
・一部の考えの違いでフォローを外したりしない
・あえて逆の意見の人もフォローする
・討論内容を読んで自分なりにも考えてみる
・SNSプラットフォームや、検索エンジンを複数使い分ける
・常に謙虚になる
・よく分からない時は「保留」する
・ネットでも情報はシステム上偏るんだという問題点を意識する
・誰かが言ったから、ではなく自分がどう思うのか常に思考する
・真実を知りたいという意欲を持つこと
・疲れたら時々休むこと

自分の尊敬する、もふにゃんさん(マッカーサーJrさん)は、誰もが舌を巻くような頭脳の持ち主でしたが、そんな人でも常にそれで良いのかと謙虚になる姿勢が大事だと言われていました。
自分から見れば、この人レベルでも謙虚になる必要があるのか…と思ったものですが、今思えばその謙虚な姿勢が大事だし、傲慢さは大敵だなと実感しています。

プライドが高い人ほど、この罠に陥りやすいと思います。

メジャーリーグの大谷選手なんかも、かなり謙虚で落ち着いていますよね。
まぁ、あのレベルになるには元々備わった素質も重要ですが、さらなる高みを目指そうと思うとやはりそういった自身に対する謙虚さって必要不可欠だと思います。
これでいいやって思ったら、それ以上成長しないですから。

自信を持つことも大事なんですが、自信も間違った持ち方すると傲慢になってしまいます。逆に、卑屈になりすぎてもよくない。
この辺のバランスでしょうか。

「真実」はポンと目の前に与えられたら楽なんですが、世の中そんなに甘くない。
目の前の薄っぺらい情報や誰かが言った言葉を、無思考に捉えてきたからこその今のこの酷い世の中とも言えます。
真実が与えられたって、結局そこから自分が思考できなきゃ道も誤りますし、真実も主観での捉え方でコロコロ変わるので多面的な性質を持っています。

結局、面倒臭いけど調べて、行動して、考えて、考えて、考え抜かないとダメになるようになってるんですよね。
世の中そんなに甘くないかぁ〜…。
(´;ω;`)

真実は何か、きっと一生その探究は続くんだと思います。それが生きることなんだろうなと思ったりします。


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