Antaaを卒業して

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2021.04.30 Antaaを卒業して

全く実感がないまま気づいたらもう、卒業してから2ヶ月近く経っていました。

卒業しても自然とAntaa使っているし、医学生インターンやご一緒させての皆さんとは必ずまたどこかでお会いする気がして私の中ではあまり変わらないなぁと思っていました。

でも最近、30分以上のzoomが苦ではなくなってきたなと感じて、Antaaのmtgは凄かったなぁと懐かしく思います。

Antaaに入るまで、最短30分、長いと2時間、3時間もmtgしていることがありました。それもひとつの議題についてmtg出席者全員で悩み込むこともしばしば。熟議することはもちろん大事なんですが、今から思うと切り上げ方を分かっていなかったです。

それが、Antaaに入ってからは時間感覚がかわりました。時間感覚とは、相手の時間一分一秒への配慮です。

基本、mtgは30分、どれだけ押しても40分でした。話し合う内容が少ないのではなく、むしろそれまで経験していたmtgより議題は多いのに、

なぜそれが成り立つかと言うと、95%が準備です。

・事前に自分の考えをまとめて議事録記入。
・mtgは1分でも遅れないぞという意識。むしろ数分早く入っておくのが理想。
・テキスト共有で済むことと、話し合うべきことを分ける。
・毎回のファシと議事録の人は事前に決めておく。

などなど、細かいことですが習慣化されると大きな時短になります。

短時間でパシパシ決まっていくmtgは爽快でした。

逆にそれに慣れてしまうと、Antaa以外の迷走mtgが苦痛になりました。zoomを開いて5分くらい誰も入ってこないmtgとか、この時間何？と思ってしまって。若干、短気になってました笑

卒業して2ヶ月弱経った今は、30分が全然苦痛ではないし、短く感じるようにまでなってきました。

このまま元の時間感覚に戻っていくんだろなぁと思うと、「あのスピード感を忘れたくないな」と思ってこれを書いています。

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Antaaで、学んだことは本当に沢山ありました。ここでは語りきれないくらいです。

その中で、特に忘れてはいけないAntaaの環境でしか味わえなかったことが、「30分で何が出来るのか」だったんだと思います。

スタートアップのスピード感は相手の時間へのリスペクトと、全員がVisionに向かう姿勢が最大化されているから為せるものなのだと学びました。それでいて、殺伐としている訳ではなく、あたりまえに時間感覚としてそういう文化がありました。

誰にでも時間は平等で、30分で10個決める人もいれば、30分で1個も決まらない人もいます。

その30分の裏側に10時間ある人もいれば、0秒の人もいます。

決して、私は急ぐことが大事だと言いたいのではなく、「あのスピード感」つまり「時間への配慮」を忘れずに意識的に使い分けられるようになりたいのです。もっと欲張れば、相手の時間感覚に合わせて動けるようになればいいなと思います。

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最近、山篭りにハマっていて笑
密にならないし、和歌山って山いっぱいあるし。
家の中にずっといて、社会課題ばかりに目がいくと、俗世ってなんだかんだしんどいよなぁっていう漠然とした嫌気がさして辿り着いた先が山でした😂

そしたら、ここの人たちと自然の中にいるのが好きだなっていうコミュニティを見つけたんですね。

川でパックラフトというゴムボートに乗って、川の流れに身を任せふらふらと漂流してみたり。

じつは金槌なのに、川にジャンプしたら陸に上がれなくなってパドルで助けて貰ったり笑

その日の夜、体は凄く疲れているはずなのに、凄く頭が回って作業が進んだんですね。

何も進まなくなった時は、全力で逃げて、ひたすらにぼーっとする時間も私には必要みたいです。(＊一緒に川に流されてみたい人、ゆるぼ。)

逆に、何かしらの締切に追われている時は、全力で「あと30分、まだまだいける、全然大丈夫」と言い聞かせて足掻いてやろうと思います。

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Antaaに1年間身を置き、(＋最近山に篭もっていたこともあり、)スピード感の振れ幅が広がったことは間違いなくプラスです。

あとは上限を忘れないために、たまに自分に圧をかけていきたいです。いや、そんなに馬力を出せるほど熱中できるものに、これからも出会っていきたい。そして思いっきりガス抜きできる場所も大切にしていきたいです。

それが、もっとしんどくなる前に逃げたり、ギリギリになる前に全力を出せたりしたら、自分に振り回されずに、周りも振り回さずに済むんだろなぁと思います。

ずっとセルフコントロールが上手くいかない時は気分の波が問題だと思ってました。感情ジェットコースター人間なので、まぁそれはそうなんですが、最近、気分の波をコントロールすることは諦めました。しんどい時はしんどいし、過集中で止まらない時は止まらないから。

どんな時でも自分の気分とは別に、無理しないペースで"やることをやる"が出来れば問題ないんじゃないかと思います。その割り切りもAntaaで鍛えられたような気がします。

今後しばらくの課題は、スピード感を自由自在にコントロールできるようになることです。

あと、山の人が「大切なことは全部自然が教えてくれる」って言ってたので、それを腑に落としたい。何十年もそこに暮らしてきた人の言葉を私はまだ理解出来ていないんだろうと思います。山に通う言い訳としても、この言葉を理解したいから、で十分です。

まぁそんな感じで腐らずマイペースにやっていきます。

以上、宣誓でした～！