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初参戦SATANIC CARNIVAL2023

6/17(土)~18(日)  SATANIC CARNIVAL初参戦してきました。

あ、勿論演者側では無いです。

PIZZA OF DEATH主催のフェスという事で、
20年来のハイスタ・ken yokoyamaファン、ピザファンとしては遅すぎたくらいの初参戦ですが今回初参戦を決めたのは勿論Hi-standard。


先日、Hi-standardのドラマー、ツネこと恒岡章が亡くなりました。

今のピザキッズ、パンクス同様私も1990年代ハイスタに脳をやられた一人です。
GROWING UPでハイスタを知ってから、今まで何百回何千回と聴いてきました。
しかし、ピーク当時私はまだ学生~20歳前後。ハイスタを生で観る事は一度もありませんでした。

あれから20年以上、今では数え切れないくらい色々なアーティストのライブを観て、フェスも参加してきました。しかしハイスタは一度も生で観る事はありませんでした。


人気絶頂の2000年代に活動休止、それから
突然の活動再開、一切の告知無く新曲リリース。
(あれは本当に驚いた。当時CDショップで働いていて発注もしていた側なのにマジで当日まで何の情報も無く突然入荷されました、笑)

そして復活のAIR JAM2011。
見事に落選し、爪噛みながら後日DVDを観た思い出が蘇ります。
2012年は仕事で参戦出来ず、そのまま月日は流れます。いつか自分が参加するフェスにハイスタが来てくれたらいいなぁ~…と。

3人組のHi-standardはずっと存在し続けると信じて疑っていませんでした。


ツネの訃報を聞いた時の感覚は表現するのが非常に難しいです。何を見たのか理解するのに時間がかかりました。

同時に、自分の今の音楽観を構成する最も大きな役割を担ったHi-standardがこれで本当に終わるんじゃないか…と、少し経ってから色んな感情が襲いかかってきました。

ツネの訃報から今日まで、Hi-standardのCDやサブスク、所謂音源を自らの意思で聴く事は一度もありませんでした。
Hi-standardは元気をくれるバンド。自分が元気を無くした時に元気を貰えるバンド、それが自分の愛するHi-standardであって、聴いて悲しくなりたくなかったからです。


少し経って、横山健、難波章浩両名から
SATANIC CARNIVAL2023のHi-standardとしての参戦が発表されました。

正直、少しの迷いも無く自分も初めての
SATANIC CARNIVAL参戦を決めました。

ツネが亡くなって、Hi-standardは今後どうなるかわからない。これを逃したら本当に今後ハイスタを生で観る機会は無くなってしまうんじゃないか…今までしてきた後悔を今回だけは絶対に繰り返してはいけない…!!


久々幕張メッセでのSATANIC CARNIVAL。
しかも色んな事がありながらHi-standardの参戦で倍率は非常に高かったらしいですが、運良く当選し初参戦してきました。


前置きがめちゃくちゃ長くなりましたが、
ここからSATANIC CARNIVAL2023の感想です。


~ SATANIC CARNIVAL 2023 ~

自身の体力的な問題もあり、全時間参戦は
無理でした(笑)

6/17(土)  Day1
WANIMA⇒モンパチ⇒Hawaiian6⇒DragonAsh
⇒ken yokoyama

先述の通り、ハイスタが学生~20歳前後でドンピシャの私は当然モンパチ、Hawaiian、DragonAshもド世代です。

WANIMAは本当に久々にライブ観ました。
初めて観たのが忘れもしない、ken bandの
対バンでまだデビュー前の頃。
当たり前だけどまだ本当に9割の人は知らない頃、自分も当然知らずに初めて聴きました。

曲は1stミニアルバムからが多かった記憶ですが、何よりKENTAのMCが当時から面白くてライブ終わってすぐに自分の働く店でアルバム発注したのを覚えています(笑)

今ではWANIMAも超大人気バンド。
ステージを埋め尽くす人気っぷりに圧倒されました。
正直、WANIMAは途中からあまり聴いていなかったので新しめの曲は知らないと思い、セーフティエリアで聴いていました。

蓋をあけたら演奏した曲はほとんどがPIZZA OF DEATH時代の懐かしい曲ばかり。
MC無しでピザ時代の曲を鳴らし続ける様に最大限のリスペクトを感じました。

Hawaiian6もハイスタのコピーから始まって
PIZZA OF DEATHでハイスタと共にシーンを盛り上げてきたバンド。自分も当時からずっと聴いてきました。
そんなHawaiianも当たり前だろ、と言わんばかりにPIZZA OF DEATH時代の曲を連発。
今はkenさんのアコースティックカバーでも有名なTiny Soulや代名詞Magicが流れた時は我慢出来ず久々にモッシュ・ダイブしました。

モンパチとDragonAshはフェスでもよく聴いているのですが、SATANIC CARNIVALという場で懐かしい曲を聴くと改めて当時を思い出してきましたね。
いつだって懐かしさがフラッシュバックしてくるモンパチの「あなたに」「小さな恋のうた」、そして大合唱はDragonAsh「FANTASISTA」。

初日の大トリ、ken yokoyama。
単独ライブ、ツアー、フェス全て合わせて50回以上は確実に観てます(笑)
ライブTシャツも合わせて50枚以上所持しています。

新しめの曲も織り交ぜながら、ようやく声を出せる環境での4Wheels 9Livesは本当に喉が切れるんじゃねーか?ってくらい歌いました。
初めて4Wheels 9Lives聴いた時、いつかみんなで歌いたいと思っていたのでやっとロックが帰ってきたんだな…って思いました。
また、今まで重要な役割を担ってきたMaybe Maybeを演らなかった事で本当にまた一つ流れたんだな、というのも感じましたね。
コロナ流行もあってSentimental Trashは長くライブを盛り上げてきましたからね。

そしてやはり一番印象深かったのは
ハイスタカバーのThe Sound Of Secret Minds
ですよね。
昨年の立川2マンライブでも演っていました。
今年のツアー中もやり続けていましたね。

ツネへの追悼として演奏するのは今日で最後とし、また気が向いたらやるかも!
kenさんはいつだって自由でいい。自由なkenさんに自分たちがついて行くだけなんでね!


6/18(日)  Day2
マキシマムザホルモン⇒SiM⇒LOW iQ 01
⇒HEY-SMITH⇒10-FEET⇒Hi-standard

初日もそうですが、昼過ぎに悠々到着(笑)
物販はハナから諦めているので、初日はWANIMA、2日目はホルモンに間に合うよう動いてました。
(coldrain、2曲くらい間に合いましたww)

マキシマムザホルモンはフェスでもライブでも、もう何度も観てます。
登場SEは個人的に日本一盛り上がるんじゃないかなって思ってます。
(あのSEからの一発目「F」は毎回反則だと思ってますww)
マキシマムザホルモンのハイスタ愛はファンなら誰もが知るところ。ナヲちゃんは涙ぐみながらドラム叩いてたみたいですね。
ホルモンメンバーみたいに感情を出すバンド、いつも通りこなすバンド、色んなバンドはいたけれどこの
SATANIC CARNIVALに参加したアーティストは多かれ少なかれみんながHi-standardに、PIZZA OF DEATHに影響を受けた者たち。
後述のHEY-SMITHも大きな影響を受けた一人。

みんなハイスタが、PIZZA OF DEATHが好きなんだなって思いながら2日目が始まりました。

SiMはコロナ禍で本当に真面目に、愚直にルールを守るよう声を上げ続けたバンドの一人です。でもMAHもみんなも、本当はずっと一緒に歌いたかったんですよね。
やっとみんなで歌えたな!「ONANANA!」
あと、SiMと言えばライブ中会場内のギター弾ける人をステージに上げて一緒に演奏をするあのパフォーマンス。コロナ明けて久々に観たけど相変わらず盛り上がるよね。

LOW iQではまさかのTOSHI-LOWが登場!!
TOSHI-LOW率いるBRAHMANもHi-standard、PIZZA OF DEATHを語る上では欠かせないバンドですからね。MCだけでも姿が見れてよかった。(ちなみにこの時間私は休憩してました)

そしてHEY-SMITHはヴォーカル猪狩の男泣き。会場にいるみんなが何らかの形でハイスタに人生を変えられた一人。胸に来るものもあったんじゃないかな。

10-FEETもハイスタ愛を公言し続けているのは誰もが知るところ。でもそれを前に出さずハイスタに繋げる為最大限盛り上げる!そんな魂こもったライブを観て、10-FEETの大きさを改めて感じた次第です。TAKUMAの涙、京都で健さん、難波とやったSTAY GOLDの涙は何度も観てます。ハイスタ前を務めるって並大抵の事じゃないですよね、あっぱれ。


個人的に、HEY-SMITHくらいから上の空。
10-FEETはセーフティエリアで聴きながらもどこか地に足がついていない感じ。

目の前に、あの憧れ続けたHi-standardが、
学生の頃音楽の概念を変えられてパンクスに目覚めてずっと聴き続けたあのハイスタが出てくると思うと、ライブを観るというただそれだけの事なのに信じられないくらい緊張しましたね(笑)

ハイスタのライブが始まると、ツネの笑顔でお出迎え。ツネを中心に昔のメンバーのスライドショーで会場はピークに。
オープニング曲「Start Today」で色んな記憶がフラッシュバック、Stay Goldで気付いたらモッシュしてるわダイブしてるわで途中記憶抜けてますwwww
サポートドラマーでken bandのえっくんは当然想定内だったので驚きは無かったけど、えっくんは想像を絶するくらい緊張したと思うよ(笑)本当にナイスファイトだった。

AIR JAM2011でも観ていて憧れた、
「ずっと傍にいてくれよな」⇒Close To Me!
これがめちゃくちゃカッコよくてな。
12年越しの念願叶った感じがしましたね。

この後のBrand New Sunsetでも涙腺ヤバくなりかけてたんだけど、一番キタのはナヲちゃん登場からだな。
ナヲちゃん、出てきた傍から泣いてんだもん!wwあんなんつられるってww
泣きながらNew Life叩いてるの観て、さすがに感極まっちゃいましたね。

最後にDear My Friend。
いや多分みんな予想してたと思うよ。最後は多分これなんだろうって。
でもこれ聴いた瞬間もう我慢出来なかったよね。周りもみんな泣きながら歌ってたよ(笑)

アンコール無しの13曲。
まぁ、2曲ほどカウントすべきか悩むのあるけどそれ入れたら15曲(笑)


ハイスタはこれからも続くらしいです。

ドラマーは新メンバーかサポートかはわからないけど、専念出来る人を見つけてから再始動。

正直、ハイスタはここで一区切りでもおかしくないと思っていたので、難波のハイスタ続ける宣言は本当に嬉しかったですね。

難波「ハイスタやりたいもん!健くんとやりたいもん!」

難波章浩、横山健、恒岡章のスリーピースがHi-standard。これは紛れもない事実。
でも恒岡章を失って、それでも灯を消さず2人が続ける新生Hi-standardも間違いなくHi-standardそのもの。
今まで20数年間、ハイスタに数え切れないくらいの元気を貰ってきて、我々パンクスはここまで育ってきました。
今はそのパンクスの中心と言える3人が一番苦しい時期だと思います。恩返しするなら今なんじゃないかと思っています。
数え切れないくらい元気や勇気を貰ってきた我々だから、今こそ我々が元気をお返しする時が来たんじゃないかなって。


私はこのライブで一区切り付けました。

ツネの訃報からどうしても聴けなかった
ハイスタの曲。明日からは笑顔で聴けそうです。いや、聴きます。

我々パンクスがハイスタをこれからもこれまで通り聴く事が最大の恩返しだと思うので。


SATANIC CARNIVAL2023、初参戦だったけど
メンツや内容その他どこを取っても歴史に残る素晴らしいフェスだったと思います。

「サタニックは他のフェスとは一線を画す」

フェス好きは聞いた事あると思うけど、初めて参加してみて納得。

あんなにデカい幕張メッセがあんなに狭く感じる程の迫力、熱気。サタニックはどデカいハコをライブハウスにしてしまうフェスだったんですね。あんなどデカいキャパのハコでライブハウス同様のパフォーマンスをするんだから、そりゃあ危険なわけです。

だからこそ、参加者みんなが助け合って良いライブを創っていく必要があるんですよね。

正に今のパンクシーンを作り上げたPIZZA OF DEATHを象徴するフェス。今まで何故参加してなかったのか疑問に思います、私はアホなんですかね?笑

でも、来年以降も参加したいと強く思いました。


めちゃくちゃ長くなって、ここまで読んだ勇者は多分いないでしょう(笑)

2日間のSATANIC CARNIVAL。

本当に楽しかったです。

PIZZA OF DEATH、Hi-standard、健さん、難波くん、ツネちゃん、他参加された全てのバンド

本当にありがとうございました。


一生Hi-standardと共にパンクロックしていきます!

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