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ずっとみている

野口雨情による童謡、赤い靴。

 赤いくつはいてた女の子
 異人さんに連れられて行っちゃった
 横浜の 波止場から船に乗って
 異人さんに 連れられて行っちゃった


悲しげなこの歌の女の子は、
山下公園から、ずっと横浜の海を見ている。

晴れの日も、雨の日も、
いい日も、悪い日も、

ずっとみている。


沈んだ表情に見えるときもあれば、
少し微笑んでいるように見えることもある。

心を映す鏡のように。


時折り訪ねて、
聞いてみるといい。

ずっとみているその目には、
何が映っているのかを。



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