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海外ドラマ「キリング」シーズン4を観た

まず、ネタバレです!今楽しんでいる所、という方は絶対見ないでください。責任は負いかねます。

Ntflixでずっと見ていたキリング。
私はアメリカのリメイク版を観ています。
最近新着でシーズン4が出ていて、待ちに待っていたので観た!
その感想です。


キリング シーズン4を観終わった

あれ、前どうなったんだっけ?!
まず、血まみれになったのを洗い流すリンデン…
えぇ?前なんだったっけ、何が起こった?!前のシーズン3とだい〜ぶ間が空いてしまって記憶がすっぽり抜けていた。

急いで、シーズン3の最後に戻る…。

あぁ〜!リンデン、スキナー撃っちゃったんだった。

何人もの少女を殺害した笛吹事件の犯人でもあり、リンデンの不倫相手でもあったスキナー。リンデンがこの真相に気がつき、スキナーを殺害してしまった。


そして、シーズン4がその後始末をする様子から。

湖に車ごと沈める。ホールダーが協力して殺害の隠蔽を図るのだ。正直、もうこの時点でこれあっという間に見つかっちゃうよなって…。だって、現場近くのしかもスキナーの別荘の近くにある湖に沈めるって…遺体もそのままで…。ちょっと雑だなと。

それは置いといて、リンデンとホールダーは新たな事件へと。

裕福なスタンバリー家で起こった一家殺害事件。両親と娘2人、息子1人。陸軍士官学校に通う息子カイルは、重症を負ったが一命を取り留めた。自殺未遂か。しかも、悲惨な事件のせいで事件の記憶がすっぽりと抜けてしまっているらしい。生き残ったカイル含め、近隣住民からカイルの法廷後継人となった士官学校校長のマーガレット、生徒までに疑いの目がかかる。そして、幸せな完璧な一家と思われていたスタンバリー家の秘密も暴かれる。

そんな中、父親が長い間帰って来ない、連絡が取れないとスキナーの娘がリンデンの家を訪れる。動揺するリンデン。そしてまだ処分していなかった2つの薬莢のうち、1つを無くしてしまう。

一家の秘密が暴かれていく一方、肝心のカイルのプライベートが全く見えなくてもやもや。彼と密会していたというカトリーナとの関係も中途半端、なぜカイルが彼女の事を知らないと警察に嘘をついたのかもよくわからず…。

リンデンからスキナーの娘が父を探しに来た事をホールダーに伝える。怯えるリンデンをしっかりしろと叱咤するホールダー。そんな中帰宅したホールダーは彼女から妊娠を告げられ…


私、妊娠を告げてあんなリアクションされたらもう、えらいショックで立ち直れない。でも、殺害の隠蔽を手伝って、それが明るみになってしまうかもしれないなんていう恐怖を持ちながら父親になるなんて、そら恐ろしい事。

決心して、彼女に結婚しようとプロポーズをするが、スキナーの一件の不安から再びドラッグに手を出してしまうホールダー。彼女にも家に訪れた妹や子供たちにもつらくあたってしまう。一歩リンデンも息子ジャックが休みで帰省するも心ここにあらず。

スキナーの娘を今にも轢きそうに車で追いかけて、結局他の車と事故りそうになり、思い留まったリンデンですが、一体あの時どうしようとしたのでしょうか…。もやもや。

レディックはスキナーと連絡が全くとれないことを怪しんで、彼の足取りを辿っていく。

この嫌味なおっちゃんが笛吹事件とスキナーのことを一挙に暴いてしまうのかー…それも時間の問題だなと、なんとなくこのレディック親父にバレたくないというか、手柄を取らせたくない気持ちがこみ上げてくる。個人的にですよ。

そんな中、父親から連絡があったとスキナーの娘が署へレディックに伝えに来て、ホールダーはえらく動揺する。

私もえぇー!!ですよ。ありがちな落とし穴に自分から落ちちゃったというか。リンデンがまだスキナーの携帯を持っていて、娘に連絡を取ったのだ。もうダメだ。そろそろ逮捕か…。しかも、その携帯をスキナーの別荘へ行って、湖に投げた!スキナーの妻が別荘に来ていて、目撃されていた!展開早すぎ、さっくりしすぎとかなりイライラしてしまいました。犯人が犯行現場に戻るのは定番ですよね。それを警察であるリンデンがやってしまうんですね。やっぱり人間は人間。そういう風にできているんでしょうか。

そして、遂にスキナーの娘の指輪にレディックが気がつき、笛吹事件の真犯人がスキナーだと確信する。スキナーの妻からもリンデンが湖に来ていて何かを投げるのを見た、と告げられる。

ここから一気に捜査が加速。湖の捜索でほぼ形の残っていない少女たちの無数の遺体があがり、スキナーの車、スキナーの遺体もあがってしまった。
呆然と立ち尽くすリンデンとホールダー。

一方、一家殺人事件がまだまだ解決にはまだ至らず。学校の捜索はマーガレット校長によって阻まれる。どうやらこの一家殺人事件には生徒のAJとリンカン、マーガレットが絡んでいるようだ。

異様にカイルを守ろうとするマーガレット。家に呼んで夕食を共にしたり、ダンスの相手をしたりと…怪しい。この辺でこの校長、カイルに何か思い入れがあるのか?と匂わせる。そう、カイルは校長の息子だったのだ。不本意に手放してしまった息子が裕福ながらも不幸に暮らしていることを知り、いたたまれず、事件を起こしたことを知って息子をずっとかばっていたのだ。マーガレットは自分が犯人だと言い、逮捕される。

リンデンとホールダーはスキナーの件で落ち着かず。
レディックはホールダーに全て分かっているから真実を話せと取引をしようと持ちかける。2人が話しているのを見たリンデンは、ホールダーが自分の保身のために薬莢を1つ盗んだのではないかと銃口を向ける。悲しみと落胆の表情のホールダー。

これから子供がいるっていうのにここまでリンデンを守ろうとするホールダーって、ただならぬ感情を彼女に持っているっていう事だと思うんですが、この2人はまだその事に気がついていないようだ…。

息子を最後まで庇ったマーガレットだったが、カイルは記憶を完全に戻す。やはり、彼がやったのだ。彼、というか別人格が自分の家族を殺してしまった。自分だけが愛情を受けていないという憎しみが、士官学校で受けたしごきから爆発して、彼はモンスターになってしまった。苦しいと言う彼にリンデンは、助けてあげるから全てを話してと優しく微笑む。カイルは全てを自供し逮捕される。

そしてリンデンもまた、スキナーの一件に関して全てをレディックに打ち明け、これは自供だと自分の逮捕を促す。しかし、なんとここであのリッチモンドが登場!

ああやっぱり。警察の上層部が起こした事件、スキナーが笛吹事件の犯人だという事を隠蔽するために、スキナーは自殺を図ったという報告書を見せられる。リンデンは無罪放免。あっという間にこのスキナーの一件は終わってしまった。

取り調べ室のマジックミラーをじっと見つめるリンデン。そう、ホールダーは向こう側にいて見ていたのだ。2人はいつもこうやってお互い見えているはずなのに、見えない壁に閉ざされてお互いが見えていないのだ。リンデンは警察バッジを置いて出て行ってしまう。

リンデンは街を出る事に。引越しの準備が終わって部屋に立った時、薬莢が床に落ちていたのだ。ホールダーは裏切ってはいなかった。やはり彼女を守ろうとしていたのだ。それに気がついても会いに行く事もなく、数年が過ぎた。

ホールダーは父になり、娘は大きくなった。仕事を変え、いいお父さんになっているようだった。土曜日に迎えに行くからねって。そっか。結婚しなかったのかな。

そんなある日、リンデンが現れた。化粧もしているようで、柄に合わず青いスカーフなんかして、笑顔で立っていた。仕事を転々としながら、まあとりあえず生活しているって。息子のジャックはもう大学生で、あなたくらいの身長よと。2人とも柔らかい表情で、でも何かうすーい壁のようなものが2人の間にあってなかなか距離が縮まらない。

本当の所なんでここに来たのかとホールダーが聞くと、リンデンは涙を浮かべながら…

私には育った家がなかった。家族っていうのはなくて、どこにも属していなかった。

だから、ずっと探していた。その場所を。

今思えば、私たちのいた場所がホームだった。あれが全てだったと

ごめんなさい。あなたはどんな時もいてくれたのに。

WHY DON'T YOU STAY? STAY. ←これ、英語なのがポイントです!

ここにいろよ、とホールダー。

この街は私にとって死の象徴だから、いることはできない。

目の前にいるのは亡霊じゃない、死じゃないとホールダーが引き止めるが、リンデンは去ろうとしてしまう。それをホールダーは引き止めて、さようならと2人はきつく抱き合う。

そして全く息ができない、心臓爆発状態の私!←これはいらないですかね。

そして、そして!

去ったと思いきや、戻るんですよ、リンデンが。あの湖の所まで行って、やっと戻るんですよ。遅い!おっそい!

二人が晴れた顔で向き合った所でブラックアウト!

心残り

なんていうか、事件自体はかなり欲求不満な解決をした感じでしたが、うんうん、そうそうそれでいいのよ〜。っていうなんかおばさんっぽい感情になってしまいました。このいつも霧がかったような救いのうのない事件を解決していくドラマがロマンスで終わるなんて思ってもみなかったので、そんな展開!?と驚きましたがよかったよかった。

ジョエル・キナマンがかなり素敵です。

個人的にはキスシーン欲しかったわ、という感じでしょうか。
再会した時に「目を閉じてみろよ」なんていうもんだから、てっきりキスされるのかと思ったら違ったわ〜みたいなシーンもあって、最後の最後も無し。あと、シーズンのはじめの方にもホールダーがキスしようとして避けられたことが…。
そこがむずがゆい!のですが、ホールダー役のジョエル・キナマンがとにかくカッコ良かったということで、良しとしましょう。

猫ふじんの海外ドラマレポートでした


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