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2023年を振り返って

信じられないくらいの速さで1年が過ぎた。

2022年の暮れ、
どうしてこんなことになっちゃったんだろうと思うことが続いた。
自分が悪いことをはっきり自覚していたけど、つらくて仕方なかった。
今考えても、あの時どうしたら人間の尊厳を保っていられたのかわからない。
それくらいボロボロになったし、特に家族には多大な迷惑をかけた。
最終的には色々な面で不調をきたし、仕事に行けなくなってしまった。

仕事は楽しかった。
自分なりにやりがいも見出しながら働けていた。
周囲の人間関係にも恵まれていたと思う。
これまで、大抵のことは要領よくこなしてきた。(たぶん)
だからこそ途中で責任を放棄するのがものすごく悔しかった。
思ったよりも傷が深く、過去形として思い出せるようになるまで結構時間がかかった。今でも涙目になるくらいにはつらい。

それからは早かった。
タイミングよく次の仕事が決まり、遠く離れたところに逃げた。
いてくれるだけでありがたいと言ってくれるし、待遇もいい。
ただ、自分が正面から向き合うことを避けてきた分野だった。
それでもどこかで何とかなるだろうと高を括っていた。
全然どうにもならず、自分のせいで対象を物理的に傷つけてしまった。
本当に落ち込んだ。人目も憚らずに号泣した。もういい大人なのに。

泣くことが多い1年だった。

それと同時に、自分に対して諦めを見出すこともできた。
うーん、そうするしかなかったというのが本当のところだと思う。
ずっとひた隠しにしてきた『できない自分』が露呈してしまった。
本当に悲しくて泣き暮らしていたけど、肩の力が抜けたのも事実だった。
いつだって無理な期待を寄せていたのは自分だけだったのだと気づくことができた。
諦めもマインドフルネスだし。

最近も気づいたら「死にてえな〜」と口にしているけど、
あの時みたいな切実さは減っている。(たぶん)

楽しいなと思う時、うっすら感じていた罪悪感のようなものも減った。
まあこんなもんか、別にいいよね〜と思える。本当に。

アクセプタンス。
生産性という幻想と葛藤してたんだね、と人に言われた。

結構ひどいこと言うねと思うけど、その通りだ。

毎日気楽に暮らしていけたらいいな。
1日の終わりに楽しかったな〜と思える日が増えて本当にうれしい。

2023年が始まってしばらくは泣いてばっかりだったけど、
周りの人に助けてもらいながら楽しい1年にすることができた。
めでたしめでたし。

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