衝撃の再開! 【連載】実録!『PRIDE』の怪人・百瀬博教(第11回)
かつて『PRIDE』のリングサイドには、いつも野球帽を被りサングラスをかけた、通称・「『PRIDE』の怪人」と呼ばれた男が座っていた。作家であり、NPO法人 日本スノードーム協会初代事務局長であり、のちに終身名誉会長となる百瀬博教氏である。
果たして、一時期の『PRIDE』においてその存在感はひときわ際立っており、百瀬氏なくして格闘技界を語れないほどの人物だった。
なぜ百瀬氏は『PRIDE』と関わるようになったのか。その謎に迫る、大反響の連載第11回――。
〈前回までの内容はこちら↓〉
《【連載】実録! 『PRIDE』の怪人・百瀬博教の記事一覧》
『白いブランコ』
たしかに単純に『Dynamite!』と『LEGEND』を比較した場合、猪木氏の光らせ方をわかっていたのは、圧倒的に『Dynamite!』だった。
だが、それはあくまで猪木氏個人の光らせ方の話であって、大会そのもののハチャメチャさを含めた上で、『LEGEND』を絶賛していた関係者は数多く存在している。包み隠さずに言えば、実は私もその一人だった。
とはいえ猪木氏は、百瀬氏と『PRIDE』に関わっていた時がいちばん光っていた。それは私でなくとも多くの人たちが実感していることではないだろうか。
「俺は人をピカピカにさせるのが好きなんだよ。だからこそ、猪木を輝かせるために格闘技という枠から飛び出して行ったわけだから」
例えばそれは、猪木氏と二人で小松屋の舟に乗り、隅田川の上で対談したDVDであったりするのだろう。
「俺なんか猪木に『俺は淋しいんだ』『矢切の渡し』『白いブラシコ』なんかを歌ってもらって、全国をキャンペーンしてもいいと思ってたくらいだもんな、ワーハッハッハッハッ!」
たしかに二人が歌う『白いブランコ』は、なかなか絶品のデュエットだった。
以下、その内容を一部紹介
▪︎「並んで座れ」
(⬆︎“バカサバイバー”青木真也著『空気を読んではいけない』を出版した幻冬舎・見城徹社長が、『プライドの怪人』を出版していた頃の百瀬博教氏と一緒に写ったもの。
ちなみに当サイトでは、【連載】青木真也は本当に空気を読んでいないのか?を掲載中。『空気を読んではいけない』担当編集者・幻冬舎の箕輪厚介氏他が激白!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?