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ご縁と決断。40代で見学する老人ホーム

回復期(リハビリ)病院の入院期限

回復期へ転院し180日を迎える11月の入院期限を目前に
行き先を検討しないといけなかった。
期限が来ると病院にはいることが出来ない。

最初担当だったソーシャルワーカー
ペラペラを『はい。』と渡してきて
一度見学だけでも。と事務的に言ってきた。

障害年金を受けるには退職
しないと受給できないなんて
もつかれたので大好きな理学療法士Mさんに
相談したら色々とかけあってくれてた・・・
その理学療法士さんと同期の優秀なソーシャルワーカーさんが
私たちの担当になってくださる事になった。

こちらの不安をたくさん聞いてくれて
なぜかそれだけで安心した。

病院にはいれない。
選択肢としてはー
①家につれて帰る。
⓶老人ホームなどの施設に入れる。
その選択肢しかない。

理学療法士さんも一緒に相談に乗ってくれて
 『とりあえず急ぐ必要はないですよ。ギリギリまで考え
 見つからなければ、とりあえず同じ建物内の老健施設
 回復の様子を見ながら考えても!』
私達の立場になって考えてくれた。

そしてソーシャルワーカーさん
しっかり話を聞いた上で直ぐに信頼できる
老人ホームの仲介業者の方を紹介してくれた。

あれ?丸投げ?と一瞬思ったけどー
新しい担当ソーシャルワーカーさんの仰るとおりの
とても素晴らしい方だった。
(後に在宅生活が始まってもお付き合いは続いている様な方)

老人ホームの仲介業者の方とのご縁

すぐに紹介して頂いた仲介業者の方にお話を聞くことに・・・
『老人ホーム。と言うと色々とイメージあるかと思うけど
 とにかく色々と見られてください!イメージ変わりますから』

いわゆる
特別養護老人ホーム的な所が私達が思う老人ホームだった。

とにかく条件として
家から近いところ。
相方さんの両親が公共の交通機関で行けるとこ。
できるだけ沢山リハビリをさせたい。
友達も気軽に来れるところが良いなぁ。

何もわからないままとにかく見学した。
同時にケアマネージャーさん選び
大切だと言うことも教わり
ケアマネージャーさんに話を聞くと
イメージもしやすくなりますよと数名紹介頂いた。

見学などを進めていくのと同時に
自分でも色々と調べていった。

特別養護老人ホームは安いけど
とても待ちが多い

老健施設は自宅復帰を目的としているから
長くはいれないことー

住宅型 介護サービス付き 管轄がどうだとかー
最初は本当に意味がわからなかった。
そして近頃の老人ホームは綺麗だ!と言うこと。

少しずつ少しずつ色々と見えてきた
老人ホームも競争なの?!
あれ?部屋を借りる感じ?
サービス付きマンションみたいな?

それならリハビリに力入れてる病院管轄が良い?
デイケア併設が良い?
そもそもデイケア&デイサービスとはなんぞや?

お世話をして頂いた仲介業者の方は女性で
本当に真剣に考えてくれた。
私達に上手に付き合う形で
『デイケア私も見てみたいので一緒に見学に行きましょう
こういうところがありますよ!入居するとこんな手続きが必要ですよ!』

私達家族が見落としがちな質問なども
気がついたらとにかく沢山してくれたし
噛み砕いて説明もしてくれた。

自然とその女性Kさんと仲良くなっていった。

老健施設へ・・・そして家族で行う自主トレリハビリ

そのうち病院の期限が来て
とりあえず同じ建物内の老健施設へ
移ることになった。

病院にくらべて活気がない
早くどうにかしなきゃwww

話には聞いていたので
自分たちでも自主トレを!と
退院前に立位させる事を理学療法士Mさんに習った。
『うちの女性リハビリスタッフでもする人いないですよ(笑)
 やってみますか?(笑)』
自主トレすることによりー
決断する為の手助けにもなったかな?


病院がとても便利な場所にあったし
どこの老人ホームへ見学に行っても
うーん。。。と行った感じで
一件仮予約だけでもしちゃおうかな?と
言うところはあったけど一旦保留に。
なかなか思うような所はない
お金を出せば綺麗で便利なところはある
これが良ければこっちはだめ。など。
決めかけたところもまだ空きはありそうなので
少し考えてからーーと保留にして
更に色々見学へ行った

やがて冬が来て年も越してー

仲介業者のKさんから
(予約考えてた所)スタッフが一気にやめて
人手不足と聞いて私もそのまま推さずに居ました。

と、話をしてくれた。

オープンしたての所だったから
色々と問題もあったのだろうな。
結果、早急に決めなくてよかった。

相方さんの身体も自主トレの甲斐もあり
なんとなく良い変化がある様に思え
そして私の考えも少しずつ変化していった

色々見て考えて・・・自主トレ頑張った末の決断

そもそも老人ホームに入居する必要性あるの?!
老人ホームへ入居する仕組み
としてはー
部屋を借りて、そこに家賃水道光熱費食費などを支払った上で、
介護保険等で、リハビリ、医者、歯科などのサービスを入れる

面会時間も決まってるし、
リハビリ受けるにも限度がある。

部屋を借りると言うことは
これ、二重生活ってこと?????

そして落ち着いて考えた末
我が家の立地、介護保険のサービス、
そして割とバリアフリーな我が家。

そしてぼんやりとーーー
年明け頃から思い始めてきた事・・・


“連れて帰ろうかな?家に

理学療法士さんから繋がったご縁
それが在宅への道となっていった

私達は本当に恵まれている!
倒れてからずっとその言葉が頭に過る。


失ったものも大きいけど
その分得ているものが大きい!
私達は本当に恵まれている。


サポート頂けたらとても助かります・・・・ 私たちの介護生活が誰かの役に立てるように 誰かの勇気や元気になれるように 頑張っていきたいと思います!