スキップ日和 #シロクマ文芸部
こどもの日の今日は学校が休みのため、僕はつい寝坊してしまった。
いつもより遅い朝ごはんを食べる眠そうな僕を見て
「こどもはいいわね」と、お母さんが言った。
僕のお母さんは時々「こども」である僕を羨ましがる。
正直その意味はよくわからないけれど、大人も色々あるのだろう。
だからこそ僕はずっと思っていたことをお母さんに言ってみた。
「じゃあお母さんもこどもに戻れば?」
するとお母さんは驚いた顔をして、それからちょっと困った顔をした。
僕にはお母さんが今どんなことを考えたの