熱き戦い #シロクマ文芸部
「珈琲と共にあるのはこの私よ」
「いいや、珈琲に合うのはもちろん僕でしょう」
「それは違うな。この僕こそが相応しい」
こんな主張が延々と続くのはいつものこと。
珈琲の目の前では今日も
こうして熱き戦いが繰り広げられている。
珈琲はこの家主の大好物。
さっき話していたのはその大好物である珈琲のお供に
毎回「誰が選ばれるのか」というもの。
そこで華々しく登場したのは、甘いもの集団のスイーツ部。
「そりゃ私たちでしょう。甘いものは定番中の定番よ。相性抜群!」
自分たちの発言に