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水木しげるはすごいなぁ

どうも、こんにちは。ゲゲゲの鬼太郎世代のNeji(ねじ)です。

改めて読み直す水木しげる作品

・・・いや、「全容」となると幅が広すぎて目録すら追いきれない一大ジャンルなのですが。
世の中には水木しげるフリークス、水木しげる信者な方々もたくさんいらっしゃって(荒俣宏さん、京極夏彦さんetc)あらためて偉人なのだなぁ、と思ったり。
私も、子どもの頃はゲゲゲの鬼太郎にどハマりして、妖怪図鑑の絵をしょっちゅう模写してました。いまでもちょっとは漫画絵をかけるのは、このときのレッスンの賜物だと思っています。

子供心にトラウマを植え付けた「地獄めぐり」

似たテーマでいくつか刊行されているので自分が持っていたのがどれか定かではないのですが(たしか黄色っぽい表紙)、「鬼太郎の地獄めぐり」みたいな本が家にあって、しょっちゅう読んでいました。そして、トラウマになりましたw
大人になってから知ったのですが、水木しげるの描く絵画(点描画。漫画的なキャラクターを抜いた風景画)には、モチーフとなる世界的に有名なテーマがあるんですね。例えば、その地獄めぐりに描かれた「地面に埋められて足だけ出している亡者の絵」、これは、キリスト教で背徳に堕ちた聖職者が落ちる地獄にそういうのがあるそうです。学の高い方だったのだなぁ。
幼少期の私はこの絵がとにかく恐ろしく、「ぜったいぜったい地獄には落ちたくないから、悪いことはしないようにしよう」と心に誓っていたものです。おかげで悪いことはしませんでしたが、そのかわり随分と保守的な性格にそだった気がしますw

今から集めたい水木しげる作品

水木しげる作品は、(もちろん語れるほど詳しくはないのですが)いくつかに大別できそうです。
すなわち、上述したような「絵画」、自分の体験記を漫画に起こした「自伝」、お仕事としての「怪奇漫画」の3つですね。
自らの未熟さを恥じずに申し上げると、「自伝」系は、苦手なところがあります。ご存知の通り、水木しげる先生と言えば戦争経験者。その自伝となると、平和な時代に生まれ育った自分からすると「ショックで寝込んでしまう」くらいのエピソードがたくさん描かれています。大人としてちゃんと読め、という自分の意見もあるのですが「読むからには覚悟と準備をしてから」という自制心もあり、なかなか手に持つに至りません。もうちょっと、歳を重ねてから、ね。
今の私が興味あるのが、「絵画」になります。最近改めて読んだ「悪魔くん」でも、点描での迫力あるイラストに目を奪われました。この人の描く風景画は、本当に一歩踏み出せば入っていけそうな、不思議な実感があります。これは、幼少期にも見ていた影響なのでしょうか。宗教関係には縁のない私ですが、「きっと、死んだらこんなところに行くんだろうな」という学習(刷り込み?)があります。・・・悪いことはせず、善いことはいくらかしよう。

大型モニターで楽しみたい

あぁ、そうそう。その絵画で最近おもしろかったのが、電子書籍版ですね。もちろん、大きなモニターでなら、大きな絵が見れて、細部もしっかり確認することが出来る。水木しげるの点描画を、文庫本だけで見るなんてもったいない。ウチには32インチのモニターがありますが、絵を見るためにもうひと回り大きいやつを買おうか、ちょっと真面目に考えています。(置き場所がね・・・)

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