毎日がチャンス、と考える
どうも、こんにちは。とりあえず課題に首を突っ込むNeji(ねじ)です。
昔々のお話です
今日の日記のタイトル、なんだかずいぶんやる気に満ちたポジティブワードに見えますが・・・
実際は、真逆のお話、そして若い頃の私の実体験です。
私がまだ社会人になって間もない頃、ある会社に就職しました。
その会社は自社サービスをやっているIT企業で、村社会というか、ガラパゴスというか、(少なくともシステムチームは)外部との交流がほとんどないところでした。
なので、その現場は「ズルいことをやろうと思えばいくらでもできる」という状況でして、事実「システムチームのマネージャーをやっているおじさん」は、実務を全く知らず、いつも「上から来た話を下に丸投げして、なにかあったら部下のせいにする」というヒトでした。
※あ、私の直属の上司ではなく、隣のチームのことです、念の為。
仕事でふざけちゃってたおじさんの末路
そのマネージャーさんは「オレは部長に気に入られているからいいんだよ、システムの事なんてさっぱり分かんないけどそんなのは若い連中にやらせりゃいいんだよ」みたいな事をしょっちゅう言っていました。わざわざ言わなくてもいいのにね。
実際、そのチームの仕事は少ない若手のメンバーが全部回してしたし、なにかあればその人達が火消しに回っていました。
さらに、そのおじさんマネージャーは、なぜか頑張ってくれている若手さんたちを冷遇していたように見えました。オレを舐めるな、オレを気にかけろ、と。・・・「どういう仕組みで自分が暮らしていけてるのか」を、理解していなかったのかも知れません。
そして、その日は訪れました。
あるトラブルをきっかけに、若手さん達が一斉に辞めてしまったのです。
正確には、最初の一人が辞めるといった途端、他のメンバーも辞めると言い出した、という流れでした。
チームに残されたのは、おじさんマネージャーだけ。部下のいないマネージャーというのは、ちょっと格好がつきませんね。そして、それまでの振る舞いが返ってきたのか、社内でそのヒトの新しい部下になろうというエンジニアは、一人もいませんでした。中には「そこに配属されるくらいなら自分も辞める」と言い出すヒトもいる始末。
結局、そのチームはお取り潰しとなり、関連会社のチームに出向してもらい「仕事を乗っ取って頂く」形で落ち着きました。
ここまでが、前フリ
さて、「毎日がチャンス」という教訓は、ここからになります。
そのおじさんマネージャーはリストラとなったワケですが、その話を言い渡された日、それまで村の中で余裕しゃくしゃくだった彼がヒィヒィと泣き、よくわからないことを喚き散らしていたことをよく覚えています。
そして、自分の上司(=部長)に「チャンスをください!時間をもらえれば、きっとココからなんとかしてみせます!」と言った時。部長の返事は「今までが、毎日そのチャンスだったんだよ。お前はそれをずっと無駄にしてきた。これ以上与えられる余裕はない。」という言葉でした。これを、強烈に覚えています。
明日は我が身、という教訓
そう、いろいろ工夫したりあがいたりできる今日が、かけがえのないチャンスなのです。今日を無為に過ごすものには、いつかXデーが来る。Xデーが来る前になんとかできるか、というゲームを我々はやっている、とも言えます。
今いる会社にも、ちょっと「あの時の現場と同じ匂い」を感じる時があります。若い時に、あのおじさんマネージャーを見る事ができた私は、ラッキーだったのかも知れない。あれを見ていなかったら、自分がああなっていたかも知れない。
どう伝えたら、今の会社の人たちにわかってもらえるか。考える。
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