GGSTにおけるキャラごとのレバーレス適正について
はじめまして、ねいあんと申します。
普段はパッドでGGSTをプレイしてるのですが、ここ4ヶ月くらい色々なキャラでレバーレスを触っていたので、そこで得た知見などを共有したいと思います。
ゲームごとにレバーレスが向いてる向いてないの話はよく聞くのですが、キャラ別に落とし込んだ記事はあまり見たことないな、と思ったのであくまで個人の感想ベースですが書いてみました。
私は普段天上界で遊んでいるので、視点的には上級者寄りかと思います。
あと格ゲー用語多めなので、どちらかというとレバーレス移行を検討している格ゲーおじに向けての記事になると思います。
レバーレスのメリット・デメリット
まずはGGSTにおいてレバーレスを使用することによるメリット・デメリットを簡単に整理します。
メリット
・直ガがしやすい
・ファジーJを理論値で行える(上下同時押し時に上優先の場合)
・ダッシュからのガードが早い
デメリット
・コマンド入力の精度が下がる(特にタイランコマンド、低空○○系)
・直感的な操作が難しい(特にジャンプ関連)
一個ずつ見ていきましょう。
まずはメリットから
・直ガがしやすい
移動/ガードがボタン方式になるので、レバーや十字キーと違い、相手のガトリングなどのリズムが取りやすくなるため、直ガがしやすくなります。感覚としてはメルブラのレデュースに近いでしょうか。これはGGSTにおいて明確なメリットかと思います。
・ファジーJを理論値で行える(上下同時押し時に上優先の場合)
これはレバーレスのメリットとしてよく言われるやつですね。
しゃがみガードした状態から上ボタンを押すだけで上入力が優先されてジャンプガードになる。そして、今度は上ボタンを離すだけで下入力に戻ってしゃがみガードになる。この操作がレバーや十字キーに比べて圧倒的に早く正確にできる、ということです。
実際、ファジーJの精度は劇的に変わります。ただ、遅らせ近Sなどのファジー潰しは、どんなに正確に入力しても食らう時は食らうので実際の対戦への影響がどこまであるかは難しいところです。
・ダッシュからのガードが早い
微差ですが、ニュートラルをほとんど介さなくていいので早いとは思います。ただ、GGSTにはダッシュボタンがあるので、あまり恩恵はないかもしれません。
続いてデメリット。
・コマンド入力の精度が下がる(特にタイランコマンド、低空○○系)
これは露骨に感じます。単純な波動コマンドですら斜め入力が抜けてしまって出ないとかザラです(236入力とするところを26入力になってしまう)。タイランコマンドは特に1P側が出ませんが、これはそもそも人差し指>中指>薬指>人差し指と順番にずらし押しする動きが難しいからです。
その他、割り込みで咄嗟に使う必殺技もかなりの確率で出ません。
・直感的な操作が難しい(特にジャンプ関連)
斜め入力をしようと思うと、2つのボタンを同時に押す必要があるため、前ジャンプをするにも最初は脳のリソースを使います。
特に空投げはかなり難しい操作になります。
最低空投げを例に取って考えると、横ボタン+上ボタン同時押し→Dボタンを押す+上ボタンを離すを同時に行うのですが、上ボタンを離せずにJDに化けてカウンターを食らう、ということが死ぬほど起きます。
ジャンプ以外のところで言うと、相手が空中を飛び越して入れ替わりが起きた時など、咄嗟に右左両方押してしまい入力がニュートラルになって結果的に攻撃を食らってしまうこともあります。
このへんは、左右同時入力ができてしまうがゆえのデメリットでしょうか。ただ、このあたりは死ぬほど使ってたらなんとかなる気がしなくもないですが。
というわけで、ざっとメリット/デメリットを見てきましたが、個人的には結構一長一短だと思っています。
全体的には、レバーレスを使うことで大きく有利になることも大きく不利になることもないのかなという印象です。(プロとかはまた別でしょうが)
直ガやファジーJの恩恵がデメリットを上回ると感じるか、もしくはデメリットを感じないくらい習熟する覚悟があれば移行してもいいのかなと思います。
レバーレスが向いているキャラ・向いてないキャラ
上記のメリット・デメリットを踏まえた上でレバーレスが向いてるキャラは下記の条件を満たしたキャラだと考えます。
・空中行動が少ない
・複雑なコマンドの使用頻度が少ない
・操作が忙しくない
向いているキャラ
具体的に向いているキャラを言うと、ソル・カイ・アクセル・ファウスト・ラムレザル・レオ・名残雪・ジオヴァーナ・アンジ・バイケン・テスタメント・シン・ベッドマンあたりかと思います。
この中で、ソルやアクセルやバイケンと言った、低空必殺技をコンボで多用するキャラは難易度が上がります。またHJを絡めた攻め(例:ソルのHJ空ダ起き攻め)などをやろうと思うと結構習熟が必要になります。
向いているとしたキャラで、特にやりやすいと感じたのは、カイ・アンジ・シンあたりです。特にアンジは昇竜コマンドが一切ないので、基本操作に集中できます。
向いていないキャラ
逆に、向いてないと感じたキャラは、メイ・チップ・ザトー・ポチョムキン・ミリア・イノ・ゴールドルイス・ジャックオー・ブリジットあたりかと思います。
この中で、メイが入っているのは意外に感じるかも知れません。メイが難しい理由は、空中行動が多いのと溜めコマンドの特殊性が足をひっぱっているからです。スト5だとレバーレスの恩恵を最も受けるキャラがTHE溜めキャラである「ガイル」という話もありますが、同じ溜めキャラでもキャラ特性が全く違うため、GGSTにおいては操作の複雑性と忙しさの方が際立ってしまう印象でした。
ポチョムキン・ゴールドルイスは単純にコマンドの複雑さが問題です。
ポチョムキンバスターはタイランコマンドかつ前Kずらし入力などもあり、それを立ち回りで多用するためです。しかし、前Kキャンセル後ろメガフィストコマンドなどは、そもそものコマンドが複雑なのでレバーレス云々以前の問題かもしれません。
ゴールドルイスは、言わずもがなベヒモスタイフーンが鬼門です。
ザトーは迷ったのですが、立ち回りで多用する浮遊の操作が難しいので、こちらに入れました。浮遊以外は特に問題ありません。
チップ・ミリア・イノ・ジャックオー・ブリジットは空中行動が多いため不向きとしました。しかし、立ち回りによっては気にならないかも知れません。
ちなみにハピケイだけどちらにもいないですが、自分が使えないので分かりませんでした。なんとなく向いてそうな気はしますが。
最後に
色々書きましたが、向いてないとしたキャラあってもレバーレスが絶対無理というわけではありません。習熟が他のキャラに比べて難しいというくらいの感覚です。
入力デバイスの有利不利は個人の習熟の話や、自分がどのレベル帯にいるかも関わってくるので、最終的には個人の好みの話になると思っています。
レバーレスに移行しようと思ってるけど、どのキャラで練習しよう?と思っている人なんかにこの記事が刺さればいいなと思います。
あと、これは完全に余談ですが、新しいデバイスを使って遊ぶというのは単純にマンネリを防止するにもいいと思います。実際レバーレスを買ってからプレイ時間がめちゃくちゃ増えました。
一発目なので、自己紹介を兼ねて軽い記事を書こうかなと思いましたが、書きたいことを詰め込んでいくと気づけば3000文字以上になっていました。恐ろしい。
他にも格ゲーの話とか入力デバイス周りの話とか書き溜めているものがあるので、今後気が向いたらNoteを更新するかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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