『Aqoursぬまづフェスティバル』に参加して思ったこと

『輝け!Aqoursぬまづフェスティバル』
素晴らしいイベントです。


色んな方が感想を書いてるわけですが、
そのほぼ全てが「素晴らしい」というもの。
自分も4回参加して、本当に素晴らしいイベントだったと思っています。

それで感想を書きたくなった……とはちょっと違うのですが

書きたいことが出来たので、初めてnoteというものを書いてみる事にしました。
いつもは、ツイッターのツリー連投とかで書きなぐる内容ですが
文字制限も面倒ですしね、今回は、こちらで書いてみることにしました。


自分が書きたくなったこと…というのは、浦女の生徒さんについて。です。
内容に関しては、まだ残りの日程が残ってますし、
若干たりともネタバレはしたくない。
加えて、単純に内容の素晴らしさであれば、
私なんぞがわざわざ書くまでもなく、色んな方が書いてるので、不要でしょう。


それで浦女の生徒さん達の事。
これまで一般的に「モブ」と呼ばれていた生徒の事です。
皆、もはや名詞として使ってる「モブ」とは何か。
Wikipediaに聞いてみました。

モブキャラクターとは、漫画アニメ映画コンピュータゲームなどに登場する、個々の名前が明かされない群衆のこと】だそうです。

ラブライブ!の世界には主役であるスクールアイドルグループが居て
その周りに家族などの脇役、そして所属する学校の生徒達が居ます。
よく「ひふみ」トリオや「よいつむ」トリオの事を「神モブ」と呼ばれるのを見ますが
彼女らは明確に名前や声優さんも設定されており「モブ」ではなく「脇役」と呼ぶべきでしょう。
それに対して、名前や声の設定のない、他の浦女の生徒達は「モブ」という事になります。


浦女の生徒は、劇中の時間軸。
つまり統廃合になる直前の3学年全員で74人しか居ません。
その内、Aqoursは9人(つまり全生徒の1割以上がAqoursです)
「よいつむ」トリオを加えると12人が、名前と声が設定されたメインと言える生徒で
逆に言えば、それ以外のモブ生徒は60人余りしか居ないことになりますね。
しかし、その全員に最低限の設定(顔とクラスでの席)が設定されています。
こちらは5周年展示会に参加された方なら、覚えがあるでしょう。
その為、劇中の色んな場面で出てくる浦女の生徒達は、
ちゃんと毎回、同じ顔で出てきてます。
人数も少ないですから、同じ子が何度も出てくるので、見覚えがある顔が多
くなりますね。

そこで今回の『輝け!Aqoursフェスティバル』です。
この作品、主役はそんな浦女の生徒達。
Aqoursではありません。
浦女の生徒達です。
名前とキャスト、そして詳細な設定が加わった彼女たちは
もはや「モブ」ではありません。
「モブ」というべきは、参加者である我々「助っ人さん」でしょう。
先程も述べましたが、浦女の生徒は「Aqoursよいつむ」を除くと60人余り。
その内、1年生はたったの9人で、2年、3年と増えていきます。
実際にキャストさんが全員で何人いらっしゃるかは、細かくは解りませんが
会場に行けば、1年生の子は、やっぱり殆どおらず、3年の子は割と見かけます。
これほどこだわってるイベントなので、人数にもこだわっているのは間違いないでしょうね。

現地で浦女の子達とお話したり、それぞれのやり取りを聞いたり
或いはツイッターなどでキャストさんが語ってるのを聞いていると
本当に彼女たちには細かな設定が存在しているのがわかります。
名前学年だけでなく、部活やどこに住んでるか、
それまでの経歴だったり、Aqoursとの関係性も設定されているようです。
現地に参加すれば、よく解りますが、彼女たちは、その設定に徹底的に忠実です。
ぶっちゃけて言えば、Aqours(或いは他のスクールアイドルグループの)キャストよりも、遥かに設定に忠実に発言行動をしているでしょう。
我々と話す時はもちろん、生徒同士で世間話をしてる内容や、
本当に何かトラブルがあった時(と思われる時)でも設定に忠実に話しています。

それによって、彼女たちは、会場において、本当に浦の星女学院の生徒に見えてきます。
1度目に参加した時は、どうしても参加者である自分自身にもメタ的視点がある為、色々と考えてしまいますが
複数回、参加すればするほど、そこに居るのは浦女の生徒の◯◯ちゃんにしか思えなくなっていくでしょう。
彼女たちは、一人一人がとても個性的であり、正に個々の人格を持った一人の人間である…そのようにしか思えません。
それは紛れもなく「モブ」ではなく、一人一人が個性を持った主役です。


そのように思えた時に、アニメの内容が思い出されてきます。
アニメ1期13話「MIRAI TICKET」に於いて、
彼女たちは皆がAqoursであり、
濃淡はあるにせよ、Aqoursに協力していく道を選びました。
それ以後、色んな所で、Aqoursと一緒に学校を守るために行動し
そして、浦女の名前を歴史に残す戦いに挑んでいく事になります。
そんな色んな所に出てくる浦女の生徒達。
今、アニメを見ると、
「ぬまづフェス」で出会う彼女たちが、そのままオーバーラップしてきます。
この子はあの子だろうか? いや、あの子に違いない。
そんな風に思えてくるのです。
それは正に「ラブライブ!」がライブで、今まで見せてきたその姿そのものではないでしょうか?

このフェスティバルに参加すると、間違いなく、アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』を見る目が一変するでしょう。
それは革新と呼んでも良いレベルだと思います。
そして浦女の生徒達は、「モブ」ではなく
一人一人が、個性を持ったキャラクターとして映ってくると思います。

そんな経験をもっともっと色んな人にして欲しいと思います。
もし、まだ参加してない方、残り2日間、ぜひ参加してみてください。
間違いなく、世界を見る目が変わるでしょう。


そして、私は思っています。
一人一人が強い個性を持った浦女の生徒達。
その物語をもっともっと見たいと。
色んな障害がある事は存じた上で、これを言っておきたい。
彼女たちが中心となるアニメや、ドラマCDや…
或いは再演だったり、新たな「体験する物語」でも良い。
それを期待しています。と。
もちろん、その時は、今のキャストさんのままで……
もう『彼女たち』は「彼女たち」以外では考えられないので……
いつか、そんな日が来ることを祈って……

最後に、素晴らしいフェスを作ってくださって
スタッフの皆さん、浦女の皆さん、本当にありがとうございました。


追記。

ところで、善子を手伝ってるリトルデーモンな生徒。
その内の二人が1年生なんですが、
Aqours以外の1年生って、9人しか居ないんですよ。
つまり善子が最初にクラスで自己紹介した時とか占いとかしてた時に
引いてた子たちの内の二人が、リトルデーモンに堕ちてるのですね!
そこになんかすごい物語を妄想して楽しくなってます(笑)
(或いは本当は、リトルデーモンじゃないけど、
フェスの間は仲良しの善子ちゃんに協力してる。とかでも萌えますよね)

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