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「2020年きっと色々あるけど、元気でいられますように」と自分だけのお守りをつくった。

皆さん明けましておめでとうございます。 まだまだ年明け、いかがお過ごしですか?

僕は日本アルプスの麓にて年越しを迎えました。そして先日も初登り(と言ってもロープウェイ)ということで、槍が岳や笠ヶ岳など日本の名峰に新年のご挨拶をしてきました。

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そして!今年2020年は東京オリンピックもあり世間的にもより一層注目の集まっている年でもありますが、初めてのヨーロッパ一人旅、4月からは社会人…と、僕にとっても変化の大きな一年になること間違いなしです。不安半分、楽しみ半分といったところ。

小心者の僕ですから、時にはおそらく苦しんだり悩んだり、死にそうになったりすると思います。そんな困難にぶち当たった時、自分に負けないように、自分がありたい自分でいられるように新年で頭と身体がリフレッシュされている内に、「ありたい自分であるための約束」を記しておこうと思い、重い腰を上げました。(note更新は実に半年以上ぶり。)

道に迷っても大丈夫なように

最近、イケてる企業ではビジョンミッションとは別に「クレド」というメンバーの行動指針を設けているところがあります。ラテン語で「我は信じる」「信条」という意味を持つんだそう。

ちなみに僕が受けていたIT不動産ベンチャーのツクルバのクレドは超かっこよくてクセになります。気になる方はぜひご賞味あれ。

今回のnoteは、それを応用して「自分の・自分による・自分のためのクレド」を立ててみようという試みです。調べてみると、他にもやってらっしゃる方がいました。この方はクレドを手帳に書いておいて、毎日終業前に読み返しているんだとか。例え今はその自分と離れていたとしても、毎日読んでいれば、そんな自分に少しずつでも近づいていきそうな気がします。素敵アイデアですね。

さて、僕にとって2020年は初めて「はたらく」年なので、仕事に関することをメインに考えました。また、自分の言葉だけでは上手くまとめられない、且つ、語彙の乏しさが気になってしまいテンションが上がらないので、先人の知恵を拝借させて頂こうと思います。そこで登場するのが、「禅語」です。それは文字通り禅のことばで、"禅宗の文献などに記述された辞のこと"。僕はここ数年仏教に興味があり、その中でも特に実践を大事にする禅宗の考え方が好きなので、それにまんまとあやかりたいと思います。

(禅語と言うと一見距離のある感じがしますが、実は「一期一会」「元気」「主人公」なども禅語の仲間。普段意識することは少ないですが、意外と身近な存在みたいです。)

さすがこの時代まで残っている物だけあってどれも魅力的ですが、複雑になると二度と見返したくなくなると思い、特に大事にしたいものを5つ厳選しました。では、こちらが史上初。禅語クレドです!(多分)

※各禅語への解釈は個人や団体、サイトによって異なるため、僕の解釈として書いています。

【一つ】喫茶去-Kissako

「お茶を召し上がれ」という意味。相手がどんな人であるかに関わらず、まずはお茶を差し出したという中国唐時代の趙州従しん(じょうしょうじゅうしん)禅師のエピソードから出来たことば。新しい職場は接客業ということもあり、会社の仲間や取引先、関係者、お客様、、、日々色んな方々に出会うことでしょう。その方がどんな人であれ、まずは「まぁお茶でもどうぞ」と限りなくフラットに、且つ丁寧に接したいという願いを込めました。

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【二つ】且緩々-Shakankan

そのむかし、早く悟りを開こうと矢継ぎ早に質問を繰り返す弟子をたしなめるように、師匠である僧が「まぁまぁ落ち着いてのんびりじっくり行きなさい」という意味でこう言ったとか。僕も早く結果を出したい、周りに認められたい、嫌われたくないと焦ってしまったり空回りしてしまうことがあると思います。そんな時は、心の中で「且緩々」と唱えてみよう。しゃかんかん、思わず口遊みたくなるような響きですよね。かわいい。

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【三つ】行雲流水-KounRyusui

雲のように空を行き、水のように川を流れる。自然の成り行きに身をまかせて生きていきましょう、という意味の禅語です。僕にとって、今年は今まで以上に変化の一年。好きなことや得意なこと、楽なことはもちろん、今まで経験したことがないことや、今まで敢えて試してこなかったことにもチャレンジする機会もあると思います。近い未来何が起こるか想像はつかないけれど、何が起こったとしても楽な場所に安住するだけでなく、一度その流れに身を預け、その先にあるものを楽しみにしながら前向きに流されていく姿勢を大事にしたいと思います。

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【四つ】冷暖自治-Reidanjichi

その水が冷たいか温かいかは、人に聞いても本当のところは分からないから、故に自分で触って知るしかない。という様に、自ら手を動かし体験することの大切さを思い出させてくれることばです。僕はどちらかと言えば頭で考えることが好きな人間でして、地道に手を動かすことは好きだけど苦手なタイプです。しかし、いくら頭で考え妄想を繰り広げるだけでは欲しい未来は作れません。自分で自分自身や社会を満たすために、手を動かすことはやめないでいようと思います。

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【五つ】善をも思わず悪をも思わず-ZenakuOmowazu

これは、善悪、自他、左右、上下、是非と言った二次元的な考えから脱却すること、という意味。「AかBのどちらかではなく、Cというどちらも妥協しない選択肢があるはず」というのは、僕が就職するマザーハウスが掲げる理念の一つでもあります。まさか禅の時代からこの考え方があったなんて思わず、知って驚きました。僕自身、不当な対立が好きではないので、それらを無くすために働きたいと思っているので選びました。このどちらにも捉われない感じが堪らなくかっこいいです。



…といった感じです。笑

(想像の2.5倍くらい「だから何?感」が残ってしまいましたが、無視して続けます)

去年一年間は「発信」というテーマを掲げ、SNSでの発信の数や質を高めたり、NPOの活動でたくさんの人達に自分や誰かの声を届けたり。それによって良かったことも沢山ありましたが、僕はどうも未来のことを考えても上手くいかないタイプなんだと分かりました(笑)。それよりも、その時々の「今」を力強く、そして優しく支えてくれるようなお守りの様なものが欲しい!と思い、こんなアウトプットに至った次第です。

あぁ、一年後の自分はどう思ってるんだろう?気になるような気にならないような。・・・と考えているうちに、2020年が楽しみになってきました。(単純)

何はともあれ、2020年の永田もどうぞ宜しくお願いいたします!沢山頑張りたいし沢山遊びたいので、一緒に何かしらをしたりしなかったりしましょう。

ではでは、今年もよい一年にしていきましょう!

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