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第八回俳句四季新人賞最終候補作「朝が来るまで踊り続けろ」

うげぼらあ!!!!!
完全にnoteの更新さぼっとった…が!!!!!
祝!!!!!!!
第八回俳句四季新人賞最終候補選出!!!!!!!!!

というわけでーここに大公開します!!
感想等いただけるとめちゃくちゃうれしいしいーです♪

ではでは、どうぞご覧ください!!

『朝が来るまで踊り続けろ/嶋村純』

鎖骨から臍に転がる檸檬かな
ロボットが耕し続ける月の裏
ならい吹き少し記憶を取り戻す
二段階右折が出来ず胡桃割る
東風吹けば無人駅から伝書鳩
春駒や地雷をぴょんと飛び越えて
マジシャンの帽子の中の鳥交る
浄土にも穢土にも同じ木の実植う
五線譜を白く染めたる涅槃雪
春眠や海を見たまま蝶になる
妾から正妻になる冬至かな
UFOが着陸拒む春の山
笑い方忘れた人の胡蝶蘭
星形の栞が浮かぶソーダ水
弾丸をくるりとかわすてんとう虫
昼寝する母の影だけ起き上がる
夕暮れに薔薇が流れる夏の川
風鈴が鳴るたび花の名を忘れ
ふしだらな蛞蝓そっと塩を舐め
夏帽子かぶると母の顔が消え
灼けていく地球平面委員会
弟がsuica代わりに若葉出し
目の見えぬ象を導く秋の蝶
老いらくの恋に戸惑う鰯雲
給食で回し飲みする濁酒
春の穂や僕の罪だけくすぐって
秋日和ナースコールが鳴りやまぬ
鶴来たるマイクロチップ埋められて
小雪や巴里の場末に立つ娼婦
冬眠はしない夢はもう見たくない

いかがだったでしょうか???
しょ、正直「…これ、M-1で言えばトム・ブラウン枠とかメイプル超合金枠じゃなかろか…」感が全開なのですが!!!!!!!(白目)

ここからはだらだらだらと所感など!
涅槃ちゃんは音楽が大好きで「アルバム」という形態にずっとあこがれていました!!短歌や俳句、川柳を始めた時に、単にまとめただけではくて、「これが涅槃ちゃんの1stアルバムだっ!!!」というものをいつかつくれたらいいなあいいなあと夢想しておりました♪
今回、ようやっと!!胸を張って出せる「アルバム」ができたんじゃないかと!!ちょこっと自負しております♪

そして涅槃ちゃんは何にも俳句のことを知りませぬ!!(威張るな)
ただ、「勉強」しちゃうとー自分っぽい俳句が詠めなくなっちゃうんじゃないかなと思うこともあり…特に商業誌に載っている「THE・俳句」を拝見するにつれ、こういうのとは全然違うところ行ってやろうじゃん!!!と「PUNK!!」な気分でいたいと思う!!!


創作って、そーゆーことさ!!!!


そしてそして!アルバムといえばすぺしゃるさんくす!!!
まずはなーんにも俳句など知らない(今もですが)涅槃ちゃんをここまで導いてくれた早朝俳句仲間の皆さま!!
歳時記なんぞ読んだどころか触れたこともない(背表紙を図書館で見たことはある)涅槃ちゃんに季語の世界を教えてくださる「HAYASHI Yoshio」様!!
あなたのおかげで季語の楽しさ、奥深さを知り、詠み続けることができました。感謝してもしきれません!!
これからも【今日の季語】をよろしくお願いいたします!!
そしてーいつも背中をひょこひょこついていって、この賞も教えてもらって、その創作もぜんぶぜんぶ最高で、もうらぶすぎるぜー未補さん!!
「永遠のライバル」なんて言ってもらえたけどー未補さんは「常に三歩先を走ってるgirl」なのです!!

ではでは、そろそろ「第九回俳句四季新人賞」でも練り練りしませうか…

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