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🍛探偵はBARにいる1

もう君はいない
この街の夜
これから
いくつ夜を超えたとしても
君がいない夜が始まった

僕はどこに向かって走ればいいの
雪が哀しく荒れる昼間
船の汽笛で人々の顔が陰りを増す

人生は暇つぶしかい
そのために
恋をするというのかい
目の前の人が死んで
それをいくつ見てきた?
この先にはなにも待たないと
君も死んでいくんだね
ネオンの咲く窓の狭間
雪をいつもより強く踏みしめ
闇から街に降り注ぐ雪は
僕など見えないように平等に
僕の涙の代わり
これが涙の代わり
そうしてまたいつものBARへ帰るよ


始まりの日々から
激しく
全てが一瞬で終わった
なにを僕は思い出にするんだろう

ある冬の一幕
これはただの
冬の日の出来事

そうやっていつか
君を話す日がくるんだろう


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