HIT! ストリート・アート(3)
No.003
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork
ストリート・アートのススメ
その3 ステッカー
宮下公園から原宿に向かう道中は、通称「ステッカー・ストリート」と呼ばれており、自作された様々なステッカーが公共物などに貼られている。
ステッカーが張り巡らされた椅子。
赤いステッカーで下地を作って、ワンポイントで黄色いスマイルマーク風のステッカーを張っている。
標識にも、グラフィティとステッカー。
凝ったキャラクターのステッカーも目を引いた。
これらのステッカーは、実際に販売されているそうです。
支持体全面をステッカーで覆い尽くした作品。ここまで独占されてしまうと他者が入り込む余地がない。自作だけでスペースを囲ってしまう力技だ。
一本の電信柱には様々な格闘の歴史がある、と武内リーダーは語る。
目立つ箇所にステッカーを貼っても、直ぐに剥がされたり上から違うステッカーを貼られたりするそうだ。だからといって手が届かないくらい高い場所に貼ると、通行人の視線からは作品が消えてしまう。ポジション争いの攻防戦は現在も続いている。
最上部に貼られたスケボー少年のステッカー。この界隈では、ここの箇所にしか貼られていない。きっちりとポイントを定めた上手いやり方だ。
point!
あちこちに大量のステッカーを貼る行為はダサい。ここぞというポイントを探り当てて貼る、そのセンスが重要である。
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