黄金のレガシーの感想


この記事は黄金のレガシークリア後(2024/06/30)時点での感想及び考察が書かれています。
ネタバレを多量に含んでいるため閲覧する際は自己責任でお願いします。
また、垂れ流しているだけなので間違ってても訂正などはしません。

プレイしてみて


まずはじめに、黄金のレガシーはクリア後…というか最後の討滅戦が始まる直前のムービーを見た後では評価がガラッと変わるストーリーだと個人的に思っています。

ストーリー全体を言語化するなら
物があまりない平野を進んでいたら、ときたまにバカでけえ木(高さ700m)が生えてるし1600万色に光ってる木もあるって感じでした。

黄金のレガシーについてX(旧Twitter)でも黄金面白くないとか、漆黒のほうがよかったとかマイナスなポスト(ツイート)がぽろぽろと出始めているみたいです。
かくいう自分も、最初のほうの秘石を集める旅の部分は面白くはあったけど長いなーと感じていたし、

こんなこと言ってるもん

この時点では紅蓮のリベレーターとおんなじとか言っちゃってます。
どうしても直前の暁月や漆黒と比べてしまうんですよね。
ただ、暁月よりも面白いストーリーを描くとなると今後の開発がワクメチャメチャ大変街になるのは想像に安いのでこれくらい(←こいつメッチャ偉そうじゃない?何様?)の面白さで逆によかったと思います。

ただ、本当の黄金のレガシーの面白さに気付いたのは討滅戦の際にアゼムのクリスタルを取り出した時でした。
すべて理解っちゃったんですよね。
そういえば自分アゼムのクリスタル受け継いでたって。

ヒカセンは主人公ではない

黄金のレガシーと似たようなストーリーをあげるとするとやはり紅蓮のリベレーターでしょう。

「アラミゴの解放」や「自由」を求めてぶつかり合う解放戦争に巻き込まれていくヒカセン。
後半のアジムステップの戦いはアッチィ演出でしたね。あれ好き。
紅蓮での主人公はヒカセンではなく「リセ」をはじめとするアラミゴの民でした。
「自由か死か」…割と重めなテーマを通してリセの成長を描いていたのが紅蓮のリベレーターでした。

黄金のレガシーの主人公はやはりウクラマト。
彼女の成長を通して我々ヒカセンもトラル大陸にすむ人々とその背景を知っていくことができましたね。
コーナに関しても、継承の儀でいろいろなことを知るたびに自身の未熟さと向き合いこれからどう生きていくかを描いていてよかったです。
自分の考えを変えられるのってなかなかできることじゃないよ。

結局何が言いたいのかというと紅蓮と黄金の二つの拡張に共通しているのはヒカセンが主人公のストーリーではないということです。
ほかにもNPCの成長やヒカセンが傍観者ポジにいること、ナマズオが出てきたりと似ている点がかなりありますが一つだけ決定的に違うものがあります。
それがアゼムのクリスタルです。

三代目アゼムとして


そもそもアゼムの座とは、世界を見回って発生した問題を委員会に持ち帰り皆で検討する(大体その場で解決しちゃってみんな困る)ことを目的としていました。

今までのFF14のストーリーは流れで問題を解決していく感が強かったのですが、今回は自ら決めた目的地であるトラル大陸へ赴き、そこで起きている問題に向き合っていました。
これは本来のアゼムの座の目的と同じであると言えるのではないでしょうか。
自分がこのことに気付いたのは最後の討滅戦でクリスタルを取り出した時と「鍵」にアゼムの紋章が浮かび上がったときでした。

今回のストーリーを振り返ってみると、ウクラマトの後ろでアドバイスしながら彼氏面してるヒカセンだったり、必要以上に自分から提案しなかったりと、他者を導いていく一面が強く出ていました。
自分が物語に”関与していない”のではなく”導くために道を譲っている”のは紅蓮との決定的な違いだなと思いました。
つまり黄金のレガシーは自分が「アゼム」として成長していくきっかけになるストーリーであるとも捉えることができそうです。(これは賛否両論ありそうですが。)


今後の展開としては、ハイデリン・ゾディアーク編を第一部とするなら、FF14第二部は三代目のアゼムとして各国及び各鏡像世界の問題を解決していくというストーリーになる可能性が高い気がします。
ゼノス2が出てきちゃいそうな気もするけど、そこは天下のFF14チーム。我々が想像しないようなシナリオを紡いでくれるはず。

「しかるべき星を喚び寄せる」召喚術が込められたアゼムのクリスタルを受け継いだヒカセンは、エメトセルクに課された宿題をこなしながら旅を続けていくことでしょう。

気になったこと

プレイしていて気になったことを何点かあげるとすると、メインストーリーで「終末」について全く触れられていなかったのが気になりました。自分が見逃しているだけかもしれませんが。
まあ連王が何とかしてくれるやろ!絶望なんてせんわ!ガハハ!!みたいなノリだったのかな。
あとはグルージャジャがゾラージャに刺されたシーン。

え?
だから、グルージャの親のゾラージャバクージャジャと同じ双頭のマムージャであるグルージャジャが刺されたシーンですよ。

ウクラマトは誇りを貶すわけにはいかない、と動けなかった理由を明らかにしてましたが、我らがヒカセンは悔しそうに顔を歪めてたけど動こうとすらしてなかったのが気がかりです。
というか死を乗り越えさせるためにサクッとやられちゃった感がすごいんですよね。
これ以外にも、爆弾を積み込んだ列車を作るときにそんなさわやかな音楽流す?とかヘイ!アゼムのクリスタル一丁!みたいな感じで軽々と使ってねえか?って思ったり色々突っこみどころはありました。

おわりに

黄金のレガシーはすっげえ面白かった!!ではなくスルメのように噛みしめていくことで面白さがにじみ出てくるようなストーリーでした。

「鍵」にアゼムの紋章が浮かんだのはなぜなのか、死生観の違うアレクサンドリアの民とはどう向き合っていくのかなどまだまだ問題は残っていそうです。次の7.Xのストーリーも8.0も楽しみにしています。

グラフィックスアップデート最高です。これは声を大にして言いたい。
あとソリューションナイン。バチバチに好みです。ハウジングエリアつくってください。
この調子で書いてると5000字越えそうなので良かったところは別の記事で書こうと思います。

おしり

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