人にラップのMIXを軽く教えたのでまとめる

なるべくフリーで完結させたいとのことだったので、無料のもので良いプラグインを探してきました。

ちなみにこれが自分のMIXした音源。


そしてこちらが教えたMIXで作ってもらった音源。


ビートの感じ的にMIXの方向性が少し違いますが、こんな感じです。
主にEQの感じが違いを感じられる部分だと思いますが、後者はBoombap系なので高域を前者ほどそこまで上げなくてもボーカルが馴染むかなと思って「これでOK!」って感じでGOサインを出しました。

使ったプラグイン

Denoiser Classic
https://www.bertomaudio.com/denoiser-classic.html

まあぶっちゃけこれは刺してもらうの忘れたので実際には使っていないんですが、RXやClarity Vxの代替を探していて、これを見つけました。
おそらくAIベースじゃないプラグインなのでRXほど高度なことはできませんが、十分実用的なレベルだと思います。

Ozone 11 EQ
https://www.native-instruments.com/jp/products/izotope/ozone-11-eq/

マスタリングイコライザーとか書かれていますが、単純にフリーのイコライザーとしてGUIが洗練されていて、CPU処理が軽く無遅延でモニターできて、8バンドに対応しているので採用しました。
Q幅をマウスホイールでぐりぐり幅変更できるのもナイスポイントでした。

THE COMPRESSOR
https://philspeiser.com/product/the_compressor/

最近出たAIベースのコンプレッサーです。
グラフィカルで分かりやすいですし、フリーで出てるのがおかしいレベルなのでとりあえず採用しました。

Ozone Imager
https://www.izotope.com/en/products/ozone-imager.html

ステレオイメージャーです。ボーカルに被せを馴染ませる用途で使います。
これもフリーで利用可能です。
実際に使わせてみたところ、馴染み感が明確に変わったのが分かったようで、びっくりしていました。

まとめ

まあ必要最低限といった感じです。
自分の場合はこれにエキサイターやトランジェントシェイパー、ディエッサーなども刺していくのでまだ全部は教えていませんが、これだけあれば楽曲の形にはなると思います。

ちなみに彼はiZotopeのEssential Suiteを買ったつもりがOzone単体で購入してしまったという悲しい経験をしてしまったので、RXやNeutronが使えないという話でした。
なのでマスタリングに関してはOzoneを利用できるので、今回はマスタリング用プラグインについては紹介しませんでした。

Ozoneを使わせてみたところ、「ボーカルがビートに馴染む!」と大喜びだったので、まあ良かったかなと思います。


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